こんばんは、takkaaaaa(@butterfly_2100)です。先日パスピエのアルバム「娑婆ラバ」を買いました。aiko以外のCDを買ったのはかなり久しぶりかもしれない。パスピエらしいポップセンスがかなりいいアルバムですね。CDと付属のライブDVDの感想を書いてみます。
娑婆ラバのジャケット

CDの感想

まずはCDの方の感想です。聴いてみて気になった曲を中心に書いてみます。

1曲目「手加減の無い未来」は青春っぽいロックなサウンドが、今までのパスピエっぽくなくて新鮮です。いきなりパスピエの楽曲の振りの大きさを感じさせます。

2曲目「裏の裏」はシングル曲ですけど、アルバムに入るとまた違って聴こえます。単体でYoutubeで見た時よりもいい感じです。アルバムを勢いづける核となるような存在感が出てきてますね。

3曲目「アンサー」はさわやかでオシャレでポップな曲になっていて、こういうきれいなガールズポップ好きです。Perfume的なテイストをパスピエに取り入れた感じに思えました。大サビ前の最初で音が薄くなる所もいかにもJ-POPっぽくていいですね。ライブでもそれまで盛り上がっていたところが静まって手を差し出すような感じになるのかな?

それと、ねぇアンサー答えは~という歌詞で英語と日本語で同じ意味のことを言っているところが、最近ないので一周回って逆に面白いと思いました。

4曲目「蜘蛛の糸」はシティーポップとアジアっぽさが合わさったような印象です。Aメロのメロディーが好きです。パスピエは和風な曲も特徴的ですよね。「とおりゃんせ」とか「はいからさん」みたいな。

5曲目「術中ハック」はドラムのリズムが変則的で、ギターサウンドが中心となっている曲ですね。泣くような音色のギターソロがあるのがいいですね。パスピエってボーカルとキーボードが表に出てるイメージだったのですが、ギターとドラムもすごくいいですね。バンドのメンバーそれぞれが個性を出してきているのは付属のライブDVDでも伝わってきました。

6曲目の「贅沢ないいわけ」はDVDのライブ映像の方を見て気付いたのですが、サビで手拍子を2回叩くんですね。こういう手拍子好きです。キラキラした曲でパスピエのポップセンスが出てますねー。

9曲目の「つくり囃子」はボーカルの声の可愛さと和風でポップな曲があっていて、聴くほどにハマっていきます。間奏のギターとキーボードもいいですよね。YoutubeにMVがアップされているのですが、Vocalの大胡田なつきさん(なっちゃん)の教師コスプレ姿が可愛すぎです。学校の中が舞台になっていますが、こんな先生いたらやばいです!

11曲目の「トキノワ」はさすがシングル曲で、サビの疾走感のあるボーカルの高音がいいですね。アルバムのクライマックスな位置にふさわしい曲。このアルバムはシングル曲がアルバムの要所に配置されていて曲順も工夫されてますよね。

12曲目の「素顔」は素顔を見せないパスピエ自身の想いを歌っていると感じました。パスピエの歌詞って独特な世界観みたいなのを歌っている曲が多いと思うのですが、この曲は本人たちの気持ちが伝わってきますね。ライブの本編の最後に聴きたいなと思いました。

全体的な感想

キラキラした曲や和風な曲が多くて、パスピエらしいポップセンスが溢れるアルバムになっていますね。また、前作まではやや荒削りなところもあったと思うのですが、今作は洗練されてきている印象です。ライブだときっと盛り上がるんだろうなという曲が多いですね。

ネットで見かけたインタビューの記事で、キーボードの成田ハネダさんが縦に音を重ねていくのではなくて、クラシック的なアプローチで横の繋がりで作っていくと話していたのを見ました。確かに、聴いていて楽器のそれぞれの音の重なりというよりは、横に連なっていく感じありますね。

今のところはアルバム曲だと「アンサー」と「つくり囃子」が特にお気に入りです。まだCDがamazonから届いたばっかりなので、これから聴きこんでいきたいと思います~。

DVDの感想

DVDは2014年のZeppダイバーシティーでのライブ映像が収録されてますね。見てまず思ったのは、顔出ししてる!ということです。アーティスト写真などメディアに露出するときは顔隠していて、ライブでは顔隠していないことは知っていたのですが、DVDでは普通に顔も映すんですね。

観客の盛り上がりがすごくて、会場が揺れてるように見えました。Zeppはライブハウスだけど結構広いと思うのですが、ぎゅうぎゅうで前の方とか圧縮きつそうな感じですね。「MATATABISTEP」や「S.S」みたいなアップテンポな曲は絶対盛り上がりますよね。

「チャイナタウン」で観客がオイオイ言っていたのにはびっくりしました。なっちゃんは可愛いけどアイドルじゃないのに、とちょっと引きましたが、ロック系のバンドでもそういう掛け声するんですねw

「七色の少年」の後、なっちゃんがいなくなって、楽器メンバーのセッションになるんですけど、ドラムが特にかっこよかったなと思いました。こういうセッションはバンドメンバーも目立つ感じでいいですよね。このセッションの後、なっちゃんは衣装チェンジしてくるのかなと思いきや、同じ衣装だったのであれって思いました笑。

全体的にパスピエの曲って盛り上がる曲が多いから、ライブも凄く楽しそうです。サウンド的にもドラムが目立っていたりしてCDよりもバンドらしいライブでいいですね。そういえば、武道館ライブのチケットを取っていたんだった。楽しみです~。

おわりに

今回買ったのは初回限定盤なので、風呂敷も付いてきました。絵もきれいですし、ジャケットと歌詞カードも面白くて、アートワークへのこだわりを感じますね。レンタルや配信ではなくて、CDというフォーマットで手に入れて良かったと思いましたよ。

追記・・・渋谷のO-EASTで行われた「娑婆ラバ」リリースイベントのライブにも行ってきました。自然発生的なダブルアンコールが出るぐらいの盛り上がりですごく楽しかったですよ。こちらの記事にライブレポを書いています。→【ライブレポ】2015.09.25パスピエ「娑婆ラバ」発売記念ライブイベント