2015年9月25日に渋谷のTSUTAYA O-EASTで開催されたパスピエのニューアルバム「娑婆ラバ」発売記念ライブイベントに行ってきました。ライブの感想を書きますね。

ライブの感想

開演前

平日ということで番号呼ばれてすぐに入場した人はそんなに多くなかったのかもしれないけど、開演前には満員になっていたかと思います。会場のO-EASTに来たのは初めてだったのですが、横に広い会場で後ろでも距離が近いライブハウスですね。

グッズ売り場は入場後の通路にありました。席にこだわりは無かったので最初にドリンクを引き換えてしまって、中のロッカーに荷物も入れて準備しました。荷物をロッカーに入れるか迷ったけど、パスピエのライブも初めてなので、どれぐらい圧縮とか激しいかわからなかったから一応ね。あとで正解だったわかるけど。

会場は柵が横に2列あって、前方ブロックには縦の柵も4列ありました。真ん中の前はちょっときつそうで背の高い人も多かったので、前方ブロックの右端にポジションを取りましたよ。

ライブについて

開演前はステージに幕がなくて、キーボードとドラムなどが見える状態でした。どうやって登場するのかなと思っていたのですが、会場の照明が落とされて、インストの音楽が流れて、パスピエの5人がステージ脇から登場してきました。

5人とも、つくり囃子のMVのお面をしていましたね。衣装ですが、男性陣は上に浴衣みたいな服を着ていて、ボーカルの大胡田なつきさん(以下、なっちゃんと呼んでしまいます)は娑婆ラバのジャケットみたいな和服で、かぐや姫か乙姫みたいな感じでした。有村架純の代わりにauのCMに出ても違和感ないぐらいかわいいです

お面を取って1曲目の「つくり囃子」がスタート。ニューアルバム「娑婆ラバ」のリードナンバーを最初に持ってきましたね。それなりに盛り上がってたけど、爆発的な感じではなかったかな。もっと盛り上がる曲のはずだと正直思いました。

初披露なので観客もどう乗って行けばよいかまだわからないところがあったし、パスピエのメンバーもお互いに手探りな感じだったのかもしれませんね。後でナリハネさんも今回の娑婆ラバは盛り上がっていいかどうかよくわからない曲が多いと話していました。わざとそうやって作っていて、聴く人に考える余地を与えているそうです。

ライブ中盤の「アンサー」で会場もようやくエンジンがかかってきて私も手を激しく振り上げてましたよ。起伏のある曲でサビで盛り上がりますよね。この盛り上がりで、初めてなっちゃんとナリハネも手応えを感じたような嬉しそうな表情を見せてました。

ライブはだんだんヒートアップしてきて、「術中ハック」~「裏の裏」~「MATATABISTEP」を連続して演奏してきたところではもう凄い盛り上がり。術中ハックは2つネックがあるギターがかっこいい曲。自分もギターの三澤さん側にいたのでよく見えました。そして、裏の裏ではみんなサビでジャンプジャンプ!裏の裏のビートが絶妙で跳びはねるタイミングと合っているんですよね。裏の裏はライブで化ける曲です。MATATABISTEPはパスピエの代表曲なので盛り上がらないはずが無いですね。

このブログに娑婆ラバの感想を書いた時に、付録のDVDでオイオイ!叫んでいたのに引いたとか書いてしまったんですけど、なっちゃんも煽っていたし、声を出すのは大事な要素ですし、これでいいんだと思いました。

パスピエはトークが少なくて、しかもアップテンポな曲ばかりで休むところがないので、マタタビのあたりでは私はちょっとバテてきてたかも。体力大事。今日のライブはニューアルバムのお披露目でそんなにガッツリとしたライブじゃないよねと思っていただけに、嬉しい誤算でした。

トークでは、メンバーの名前を呼ぶ観客もいて、私も「なっちゃん、かわいい!」と声を掛けたくなったけど、このブログでよく書いている某歌手のライブじゃないので自重しておきました。

なっちゃんの服は暑そうだし、ステージ上は照明もあって余計に暑かったと思うけど、最後まで声も出ててパフォーマンスが落ちないで歌っていましたね。ライブだとどんな感じのボーカルなのかなと思っていたけど、とても良かったです。

ライブも終盤になると、メンバーの笑顔も多く見られるようになってきて、楽しそうな感じでした。なっちゃんはステージを左右に動いてくれていたので、近くに来て目があった時は嬉しかったですね。

あと、キーボードのナリハネさんは他のメンバーや観客の様子をよく見回しているなと思いました。目が合うとお前らもっと盛り上がれと言われてるようだったのと、観客の楽しそうな様子を見て安心しているような感じも受けました。

娑婆ラバライブイベント(公式ツイッターから)
(写真はパスピエ公式ツイッター(@passepied_info)より)

本編ラストの曲は「素顔」でした。歌う前になっちゃんのトークがあって、この曲はナリハネさんとなっちゃんで一緒に作詞していて、今までと今とこれからのパスピエのことを歌った歌だという話がありました。私はパスピエの曲についてはあまり歌詞を考えて聴いていなかったのですが(ごめんなさい)、「素顔」は歌詞に込められたメッセージが強く伝わってくる曲だと思います。

アンコールでは、なっちゃん以外はライブTシャツで登場してきました。なっちゃんはさすがにあの服を短時間で着替えるのは難しいですよね。パスピエのアンコールの掛け声はどんなのだろうと思っていたのですが、手拍子だけで声出てなかったですね、そんなものなのかな。

アンコールのMCでは、ナリハネさんがパスピエの人柄などもよく知ってもらって、長く応援してほしいと話していました。長く応援してほしいというのはなっちゃんも話していて、パスピエの気持ちがわかって印象的でした。

そして、アンコールの曲の「S.S」を演奏し始めました。サビで「エス・エス」とみんなで叫びますよね。アンコールは1曲だけだったんですけど、この盛り上がりだとそう簡単にみんな帰らないじゃないですか。で、全然帰る気配がなくて手拍子が開始。

しばらくして、パスピエの5人が再び登場して、ステージの前方に5人が立って、ナリハネさんが挨拶の話をして終わらせようとしてたみたいだったけど、結局、ナリハネさんがうまく話を締められなくて、もう1曲演奏することになりました。

ダブルアンコールは予定になかったみたいで、パスピエのメンバーが打合せしてました。観客からはフィーバーやってという声が多かったかな。そして、ナリハネさんから「今日は何曜日ですか?」という問いかけがあって、「金曜の夜ぐらいフィーバーしますか?」と言って、「フィーバー」の演奏を始めました。観客の希望とパスピエの演奏しようとしていた曲が一致してたのがすごいなと思いましたね。私もパスピエも他の観客もみんなフィーバーして熱いライブが締めくくられました。

セットリスト

パスピエニューアルバム「娑婆ラバ」発売記念ライブイベント セットリスト
2015年9月25日 TSUTAYA O-EAST

1.つくり囃子
2.贅沢ないいわけ
3.トロイメライ
4.アンサー
5.蜘蛛の糸
6.トーキョーシティ・アンダーグラウンド
7.△
8.術中ハック
9.裏の裏
10.MATATABISTEP
11.トキノワ
12.シネマ
13.最終電車
14.素顔

アンコール
EN1.S.S

ダブルアンコール
EN2.フィーバー

終演後

パスピエ謹製お土産

パスピエの皆さんからお土産が貰えました。なっちゃんがデザインした絵馬のストラップと、ナリハネさんが書いた娑婆ラバのライナーノーツとセットリストの冊子が帰る時にスタッフから配られました。写真を上げてもいいか迷ったけど、なっちゃんのツイッターで絵馬の写真うpされているからいいよね?
パスピエ謹製お土産

絵馬はみんなが楽しい人生を送れるようにという、なっちゃんの願いを込めて作られたそうです。ご利益ありそうですよね。大切にします。

セトリを貰えるのは嬉しいですよね。私がよく行っている某歌手のライブでは、セトリをボードに掲示するのですが、終演後に写メを撮る人で混雑するんですよね。なので、こうやって紙でもらえるのはいいですね。記念にもなりますし。

ライナーノーツはまだなっちゃんも読んでいなかったらしくて、ナリハネさんに読めよ!って突っ込まれてました。内容を書くと怒られそうなので書かないけど、これを読んでパスピエの想いを踏まえた上でアルバム「娑婆ラバ」を聴くと、また違った風に聴こえるかもしれませんね。

最後にひと言

素顔のなっちゃん可愛かった(ハート