2020/10/16に行われたパスピエの有観客+配信ライブ「AJIMI」を配信で観ました。感想を書きますね。楽しいライブでしたし、ニューアルバムsynonymの試聴会が面白かったですよ。

ライブの感想

1曲目のヨアケマエからスタート。大胡田なつきさんの衣装がアニメ柄のワンピースに黒のスケスケカーディガンで大人っぽくてかわいいです。

2曲目のMATATABISTEP。早々に代表曲のアップテンポなナンバーで会場を上げていく感じでした。コロナ対策で空席を空けていて、着席で手を上げたりするのさえ禁止な影響も受けた曲順なのでしょうね。

3曲目は術中ハック。パスピエって演奏やアレンジがやっぱりすごいなあと思います。ベースやドラムの低音が聴こえる環境で聴きたい曲でもあります。三澤さんのギターソロもこの曲の見せ場ですね。

4曲目はまだら。最近の曲が来ましたね。怪しげなミドルテンポの曲。配信で見てますけど、会場の照明などの雰囲気はやっぱり現場で体感したいなあと思いますよね。

MCで挨拶。有観客ライブできる嬉しさでメンバーも笑顔になっているのがいいですね。

5曲目は真昼の夜。ベースの露崎さんが、キーボードのところまで出張して、ぴよーんという音をタッチパネルで出すのがほっこりします。出張つゆさん。この曲は配信で聴いたときはキャッチーさがあまりなくて、気持ち悪いMVもあって微妙に思ってたのですが、ライブで聴くと意外と良いですよね。ライブで化ける曲。

6曲目はグラフィティー。キーボードの成田さんの手の速さが神がかってます。手が早いと書くと別な意味になってしまいますが、パスピエの私生活って謎が多いですよね。成田さんのソロで客を煽って拍手を求めるのも、この状況でのライブでもできる範囲のことをしようという感じで良いですね。

7曲目はアレンジされたイントロからのハイパーリアリスト。この曲は独特のリズムのところが好きです。配信だと手拍子が下手でずれることを気にせずできるのがいいです。

8曲目は始まりはいつも。この曲はパスピエにとっては最終電車のような特別な意味を持つ曲になりつつあるのかもしれませんね。ファンへのメッセージが込められていて、この状況で聴くと感動を覚えます。キーボードの音を上げていくスライダーが面白いですね。この手元が見えるのも配信ならではですね。

MCになって、大胡田さんはこういう形のライブが「趣深い」感じと言ってました。確かに演者から見た客席や今の状況を考えると、趣深いですよね。

成田さんからの告知で新アルバム「synonym」発売の告知がありました!

「AJIMI」の公演名の意味をここで知るのですが、synonymからの曲をメンバーと一緒に聴くという始めての体験ができました。試聴会いいですね。成田さんが自分のノートPCを操作して、みんなで聴くというのが面白いです。

synonymの味見ですが、1曲目はポップでキャッチーな曲でこれはパスピエの新境地が来るアルバムかもと思いましたよ。SYNTHESIZEからの流れでしょうか。2曲目はボーカルがくっきりしていて、ホーンの音色も入っているし、アップテンポなガールズポップで売れそう。「ピュア」とワードも成田さんから出てきました。3曲目は一転して怪しげなオルガンのサウンドと低音のボーカルがサスペンスっぽいです。音楽の振り幅がさすがパスピエですね。

そして、12/25にワンマンライブ「synonium」(シノニウム)の告知もありました。LINE CUBE渋谷にて、有観客+配信で開催とのことですよ。楽しみができて良かったです。

そして、残っている新曲ということで、9曲目のSYNTHESIZEの演奏が始まりました。その人の音楽の好みですが、こういうパスピエのポップさがある曲いいですよね。そういう意味でも、次のアルバムsynonymは今までの色々な音楽的な試みを消化してのポップさやキャッチーさが戻ってきたアルバムになりそうで、とても楽しみになってきましたよ。

10曲目は前回のLIVE-Xでもアレンジされたイントロが披露されたと思いますが、シネマでした。サビで手をワイパーするのはお客さんもやっていたのかな、「ありがとう嬉しい!」と大胡田さん言ってましたね。

最後の11曲目はカーニバル。めったにライブでやってこなかったレア曲ですね。最終電車が最後なことが多いので意外な選曲です。静かな曲の入りから盛り上がっていく展開が良いですね。

セットリスト

パスピエ「AJIMI」SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 有観客+配信ライブ 2020/10/16 2公演目
1. ヨアケマエ
2. MATATABISTEP
3. 術中ハック
4. まだら
MC
5. 真昼の夜
6. グラフィティー
7. ハイパーリアリスト
8. 始まりはいつも
MC+synonym味見
9. SYNTHESIZE
10. シネマ
11. カーニバル

終わりに

今回の配信ライブ感想ですが、告知もありましたし、最後の挨拶では大胡田さんも泣いていたように見えましたし、メンバーの嬉しさが伝わってきたのが良かったです。

間隔を空けた有観客+配信ライブという形が現状はベストだなって思いました。人が多いライブに行く抵抗感は人それぞれですもんね。

アーカイブ配信があると、ついついあとでアーカイブ観ながらブログに感想書くパターンになりますね。本公演で集中した方がいいのかもしれないけど、復習できるのはいいですね。

パスピエは特に低音のサウンドが重要だったりするので、良い音響で聴きたいですね。配信ライブを観る家の環境が大事だなと改めて思いました。ケーブルとかあったら、カラオケボックスで観ることもできたりするのかな?