最近はまっているパスピエの2ndフルアルバム「幕の内ISM」を聴いた感想を書きます。「演出家出演」はCDを借りてすぐ感想を書いたのですが、今回は少し聴き込んでから書いてみました。

前作のアルバム「演出家出演」の感想はこちらに書いています。良かったらどうぞ~。
【感想】パスピエ「演出家出演」を聴きました~癖になるポップロックに衝撃を受けた

パスピエ「幕の内ISM」を聴いた感想

幕の内ISMジャケット

各曲ごとに少しずつ感想を書いていきますね。

1曲目の「YES/NO」はバンドの各楽器がそれぞれに面白いメロディーを奏でていますね。サビで楽器の音数が薄くなってボーカルが引き立っているのもいい感じです。

2曲目の「トーキョーシティ・アンダーグラウンド」もアップテンポでインパクトのある楽曲です。サビに向けて盛り上がっていくところいいですね。加速感があって、東京の街の孤独感みたいな雰囲気が表現されていますね。バンドとしての表現力が高い!

3曲目の「七色の少年」は今までにない爽やかで素直なポップナンバーになっていて、Vocalの大胡田さんの声も激しい加工はされてなくて、きれいでいいですね。歌詞の一人称が「僕」というのがパスピエでは珍しくて新鮮ですね。爽やかなボーカルに、複雑なドラムとベースのリズム隊が絡んでいるのがいいと思いました。

4曲目の「あの青と青と青」も爽やか系な曲ですね。ミドルテンポな楽曲ですが、聴くほどに馴染んでいくスルメな感じです。海や空の青いの風景を思い起こさせられます。「七色の少年」もなんですが、ドラムの複雑なビートやよく動くベースに注目して聴くのも面白いですね。

5曲目の「ノルマンディー」はスルーさせていただきます笑。。。

6曲目の「世紀末ガール」は鍵盤の音色が目立つ曲でいいですね。間奏のギターソロもいいし、ライブでバンドの各楽器が活躍していそうです~。

そして、私がこのアルバムの中で特に気に入ったのが次の7~8曲目の「とおりゃんせ」と「MATATABISTEP」です。ここの流れが幕の内ISMのハイライトですね。Youtubeにも公式にアップされています。

「とおりゃんせ」は和風テイストなポップロックで、美しいメロディーでボーカルの高音の声もかわいいです。「MATATABISTEP」はテクノやダンスミュージックの要素を取り入れたアップテンポな曲。この2曲は絶対ライブでも盛り上がるよね。

後半の「アジアン」「誰?」「わすれもの」「瞑想」のあたりはボーカルの可愛らしさも感じさせるガールズポップになっていますよね。バンドサウンドなんだけど、ボーカルをメインとして寄り添っているところがいいですね。

(後半の感想をさらっと流してしまってごめんなさい。でもMATATABISTEPで盛り上がりの頂点がある構成のアルバムなんだと思いますー)

「幕の内ISM」全体を通した感想

幕の内ISM全体を通した感想ですが、パスピエの引き出しの多さを感じさせるアルバムだと思いました。前作までは他のアーティストの新曲と言われても納得してしまいそうな曲もあったのですが、今回はオリジナリティーが増したと思います。

ボーカルの大胡田なつき氏もただ音程通りに歌うだけじゃなくて、表現力やカリスマ性がある感じですよね。ライブでのパフォーマンスも見てみたいです!

パスピエのアレンジはバンド内でやっているんですよね?著名なアレンジャーが付いていなくてまだ若いのに、幕の内弁当のおかずのようなバラエティーに富んだ楽曲を作れるのはさすがです。複雑なメロディーやアレンジもすばらしいと思うので、これからパスピエはブレークしてくるのではないかと期待しています。

ボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムの5人組ということもあって、それぞれの楽器がきちんと主張してくるところもいいですよね。絡み合った複雑なバンドサウンドが面白いです。

さいごに

ボーカルの大胡田さんのTwitterをたまに見てるんですが、「なっちゃん」と呼べばいいのかしら?ファンへのリプがいい感じですよね。わたしもリプ飛ばしてみようかなぁ。

ちょうどこの記事を書いている日にメトロックというフェスがあるのですが、パスピエも出演するんですよね。同じ日にBABYMETALも出るし行ってみようか迷っていました。でも私が科学者じゃないけど資金繰りでミス!したので在宅ですよ。

私もフェスを楽しめるように、いわゆる「邦楽ロック」界隈にも手を出していこうかなと思っています。まあ本命はaikoなのは変わらないのですが、少しぐらい浮気しても許してくれるよね?

でも、パスピエの武道館ライブのチケットはオフィシャル先行で当選済みだったりします。ちょっと先ですが、今から年末のライブが楽しみですよ。メディアに顔をあまり露出していないなっちゃんのかわいいお姿を見てみたいです!

「幕の内ISM」収録曲

1. YES/NO
2. トーキョーシティ・アンダーグラウンド
3. 七色の少年
4. あの青と青と青
5. ノルマンディー
6. 世紀末ガール
7. とおりゃんせ
8. MATATABISTEP
9. アジアン
10. 誰?
11. わすれもの
12. 瞑想