【ライブレポ】パスピエ「印象E」に行ってきました(新木場studio coast)。

2016/6/17にパスピエのライブ「印象E」に行ってきました。個人的には会場の「新木場 studio coast」が初めて行く会場だったり、対バン形式のライブが初めてだったりして、少し緊張していたのですがとても楽しいライブでしたよ。ライブの感想書きますね。最後にパスピエから大事なお知らせもあったりして、今後の活動も楽しみになりました。

印象Eの感想

開演前

最近、疲れが溜まってて体調も微妙だったこともあって、この日は事前に年休を申請して休んでました。なので、家を出発して慣れない東京の地下鉄を乗り継いで新木場まで行きましたよ。会場に17時ちょい過ぎに着いたんですけど、既に入場が始まってました。ちゃんと時間が押さないで始まっててすごいなぁと思いました笑。

中途半端に良い番号だったのですが、最近はできるだけ前に行くというのにあまりこだわりがないので(パスピエに限らないです)、ドリンクを最初に引き換えたりしながら、のんびりして待ってました。

前回行ったファンクラブイベントのkamakuraの時は、そんなに圧縮とか無かったので、余裕ぶっこいてカバンをロッカーにしまわなかったです。これは後で裏目に出るんですけどね。カバンがあるので、後ろの壁際の端の方で待機してました。

新木場coastの中ですが、前の方に横一列に柵があるだけで、他に柵が全く無くて、これは圧縮あったらやばいかもと思いました。観客はみんな若くて大学生ぐらいの男女が多いイメージ。男女比は半々ぐらいでしょうか。パスピエはファンのマナーいいので大丈夫だと思うけど、対バン相手のUNISON SQUARE GARDENはどうなんでしょうか？

新木場coastの特徴で、後ろのPA席横は2メートルぐらいの高さの立見席になっているので、そこいいなあと思ったのですが、途中からしかそこのスペースに入れてくれなかったんですよね。最初からそこに入れれば、背の低い女子とか嬉しいと思うのに・・・。

UNISON SQUARE GARDEN

ほとんど時間も押さずに、先攻のUNISON SQUARE GARDEN(以下、ユニゾン)のライブが始まりました。実は私はユニゾンをほとんど聴いたことがなくて、Mステで一度見かけただけで、予習とか全くしてなかったんですよね。

ユニゾンのファンの人も多いのか、いわゆる「邦ロック」が全体的に好きな人が多かったのか(フェスのTシャツを着てる人もちらほらいました)、ユニゾンの時もかなり盛り上がってて、アウェー感が全然なくて良いライブだったと思います。私は手拍子や手を振るタイミングとかわからなかったので、大人しく見ていたけど・・・。

ユニゾンのボーカルの人は「パスピエは演奏が上手すぎるから、ファンも音楽的に耳の肥えた人が多くて、運動量でごまかしながらやってる俺たちは公開処刑されるんじゃないか。一緒に対バンやりたくない。」というようなことを話していました。

確かに、特にベースの人の運動量すごかったですねー。ドラムソロでの煽り方も新鮮で楽しかったです。

でも個人的な音楽の好みの問題なんですが、私はただ速いだけじゃなくて、もう少しメロディーとかリズムにメリハリのある楽曲の方が好きかなぁ。演奏がヘタだとはまったく思わなかったです。私は幅広く音楽を聴いてるわけではないから、耳は肥えていないはずだけど、もし観客が自分みたいな人ばかりだったら、ホントに公開処刑になっていたかもしれませんね笑。

ユニゾンにはこうやってパスピエの対バンに来てくれたことに感謝したいですし、私も純粋にノリに身を委ねて他の観客と一緒に盛り上がっていったほうが絶対楽しかったんだろうなと思いました。

休憩

ユニゾンの演奏が1時間ぐらいで終わって、休憩時間になってステージの転換が行われました。自分の気持ちも温まってきて、前の方に行ってもっと激しく盛り上がりたい！となってきてました。ユニゾンの時は体力温存して見てたというのもありますし。

ユニゾン目当ての人が後ろに戻ってきたりとかしてスペースが空いたので、私も少し前の方に行きましたよ。ステージに向かって左サイド、つまり、ベースのつゆさん側の前方に行きました。カバンをロッカーに入れてたらもっと前の方に突撃して行けたんですけどね・・・。

パスピエ

照明が暗転してSEがかかって、パスピエのメンバーが1人ずつ登場してきました。

今年リリースされた「ヨアケマエ」から始まって、最初からヒートアップして行きました。やっぱりパスピエファン多いですからね。和テイストを取り入れたポップセンスがすばらしいです。

2曲目の「七色の少年」はたぶん私はライブで聴いたの初めてだと思うので、生で聴けて嬉しかったです。CDだととても美しいきれいな曲ですが、ライブだと生身の人間との距離の近さを感じられるパフォーマンスで、こういう風になるのか～と思って聴いてました。

3曲目の「YES/NO」では、サビのYES、NO、メリーゴーランド・・・のところをみんなで合唱するんですけど、観客が全員ファンクラブ会員だったkamakuraの時ほどではないですが、みんな声を出してて一体感が会ってとても良かったです。パスピエって作曲や演奏の技術が高いというイメージが先行してると思うのですが、ライブでは親近感とか人間的なところも感じられるのがとても好きです。

4曲目の「チャイナタウン」では爆発的な盛り上がりでしたよね。サビでみんな飛び跳ねてました。ボーカルの大胡田なつき（以下、なっちゃん）がオイ！オイ！煽ったりもするんですけど、あれって、女性ファンはノリずらいよねと思いながら、私も一緒にオイオイ言ってました笑。

5曲目は「つくり囃子」。つくり囃子と言えば、間奏でのベースソロですよね。CDと違って、ベースソロが始まる前に長いタメがあって、つゆさんファン大歓喜してましたよ。男の私から見てもかっこ良すぎでした。

で、この曲はベースソロが注目されるんですけど、実はやおさんのドラムもかなりすごいなということに今更気付きました。Aメロで両手をかなりクロスしてドラムを叩いている姿が印象的でした。やおさんのドラムかなり上手いですよね。複雑で分厚いリズムを激しく叩いていてカッコ良かったです。aikoの佐野康夫以来の衝撃を受けました。

「術中ハック」は個人的にはAメロは2拍目と4拍目の手拍子がいいと思うんだけど、リズムが複雑で合わせにくいのかなあ。間奏では三澤さんのギターソロが炸裂してて、パスピエの演奏みんなすごすぎ。

バラード曲の「花」もやってましたね。CDと違って、終盤に行くに従ってドラムの迫力が出てきて盛り上がってくるのが良かったです。今回の印象Eでは私の中でやおさん急上昇中ですよ！

今度発売になる新曲の「永すぎた春」も演奏してくれました。ライブで聴いたのが初めてだったので、ノリ方を掴めない感じはあったけど、ヨアケマエに引き続いて和風なロックナンバーで、ライブで盛り上がる曲でいいですね！

本編終盤は、「裏の裏」「MATATABISTEP」「トキノワ」とアップテンポな曲を連発してきて、盛り上がって楽しかったです。パスピエのライブ楽しいねー。

アンコールでは、印象シリーズ恒例の対バン相手のカバー曲でユニゾンの「場違いハミングバード」をやってました。なっちゃんが照れながら笑顔で歌う姿が可愛すぎて癒やされました。楽曲的にもユニゾンの疾走感に加えて、パスピエらしいポップさやボーカルの可愛さも出ていてとても良かったです。

その後のトークで、なりはねさんは、ユニゾンは公開処刑されるとか言ってたけど、裏ではパスピエぶっ潰すと言っててズルい、と話してました。

そして、色々と発表がありました。まず、印象シリーズは印象Eで一旦最後だそうです。パスピエの活動をしてくる中で色んなことをやりたい気持ちが出てきて、対バンというものを見つめ直してまたやりたくなったら必ず戻ってきますというようなことを話してました。Zまでやれよー。という掛け声もあがっていましたね笑。

そして、パスピエ初のホールツアーを行うことも発表されました。東名阪のホールツアーで、大阪がオリックス劇場、名古屋が日本特殊陶業市民会館フォレストホール、東京が中野サンプラザのそれぞれ1日ずつです。パスピエって邦ロック好きなライブキッズも多いけど、なっちゃんやバンドメンバーのことが大好きな女子も多いのでホールツアーはとても合うと思いますよ。

ホールはライブハウスで揉みくちゃにされるのが嫌な人にもいいし、アリーナ級の会場と違ってメンバーが豆粒ぐらいにしか見えないということもないちょうどいい近さなんですよね。先日のファンクラブイベントkamakuraの時のようなアットホーム感あふれるライブになるのか、ライブハウスの盛り上がりや一体感をそのままホールに持ち込んでくるのかわかりませんが、とても楽しみです。

ちょっとトークの話を書きすぎたのですが、曲の話に戻って、アンコール最後の曲は「S.S」でした。S.Sも爆発的に盛り上がる曲で、みんなでサビでエス！エス！と叫んでジャンプ！ジャンプ！金曜の夜ですし、最後にフィーバーしてライブ終了しました。フィーバーは今回演奏してないけどね。

私も久しぶりに完全に燃え尽きた感じのライブでした。とても楽しかったです。パスピエとユニゾンのメンバー、ファンと関係者の皆様ありがとうございました。

パスピエのセットリスト

1.ヨアケマエ
2.七色の少年
3.YES/NO
4.チャイナタウン
5.つくり囃子
6.トーキョーシティー・アンダーグラウンド
7.術中ハック
8.花
9.永すぎた春
10.裏の裏
11.MATATABISTEP
12.トキノワ

アンコール
13.場違いハミングバード（UNISON SQUARE GARDENのカバー）
14.S.S

終演後

終演後は今回もお土産を貰えました。スマホ画面のクリーナーです。なっちゃんの絵がかわいい！

注意書きが見づらいですが、紙から剥がして、スマホのケースや外壁に貼っておいて、指紋や脂が付いたら剥がして拭くという使い方をするみたいですね。何度でも粘着するタイプみたい。私は使うのが勿体無くてこの写真撮ったらすぐしまってしまいました。

あと、パスピエホールツアーのちらしも貼ってありました。暗くてぼやけてしまったけど。中野サンプラザは12月22日ですね。予定を空けておかなければ。

終わりに

今回で印象シリーズは一旦終了ということで、私にとっては最初で最後の印象シリーズだったのかもしれませんが、とても楽しいライブで弾けることができました。それにしても、場違いハミングバードのなっちゃんの笑顔が可愛かった。大好きです！

ホールツアーですが、私もさっそく中野サンプラザに申し込みました。キャパ的にはファンクラブ会員だったら大丈夫だと思うけど、顔出し解禁してこれから人気が上がってくるとチケット取りづらくなる可能性もあるので、先行で早めにチケット取るのをおすすめしておきますね。

顔出し解禁でどこまでパスピエがブレークしてくるのか楽しみでもあるんですけど、近年は女性ボーカルのアーティストはアイドルも多くて激戦ですよね。Mステに出られますように！