パスピエのライブツアー「カムフラージュ」に行ってきました。ツアー初日の2018年5月13日の川崎クラブチッタです。ネタバレありでライブの感想を書いてみますね。さすがライブの演奏がうまくて、サウンドも良かったし、ライブアレンジもCDから変えてきている部分もあって、とても楽しいライブでしたよ。

20180513パスピエ川崎クラブチッタ

ライブの感想

パスピエのライブには2017年11月の「OTONARIさんのONOMIMONO」以来で約半年ぶりに来ました。当日は雨で天気が悪かったです。

入場後、会場内のグッズ売り場でツアータオルを買って、ロッカーに荷物をしまって、先にドリンク券も引き換えてから、柵の前あたりにポジションを取りました。前に髪のボリュームが多くて背の高い男性が来てしまって、ちょっとポジショニングに失敗した感もありました。パスピエはファンのマナーが良くて、ライブ中もあまり客が移動しないので、開演前のポジショニングが超重要だと後で思いましたよ・・・。

以下、セットリストなどのネタバレ注意です。

ライブはいつものSEがかかって、パスピエの4人とサポートドラムの佐藤健介さんが登場し、アルバム「&DNA」のリード曲だった「スーパーカー」でスタートしました。徐々に盛り上がっていく感じでスーパーカースタートいいですね。

最新アルバム「ネオンと虎」の楽曲も全部やってくれました。今日のライブでは特にMatineeやマッカメッカを聴けるのがとても楽しみだったんですよね。

「Matinee」はアレンジもCDと違ったイントロで、三澤さんのギターの音色が哀愁あってとても良かったです。CDの幻想的な感じとライブでの盛り上がりの調和が難しそうな気がしました。お客さんもMatineeは初めてライブで聴く人が多いと思うので、どう盛り上がっていくのか迷ったりしたと思うんですよね。ツアーの終盤でもう一回見てみたいと思いました。

「ネオンと虎」や「恐るべき真実」などキーボードの成田さんが超忙しそうでしたけど、弾ききっていてさすがでした。指疲れないんですか?

「かくれんぼ」は露さんのベースの重低音がCDよりも迫力があって、お腹まで響く感じでした。こうやって迫力ある音で聴けるのもライブならではで良かったです。サビのゆら~ゆら~ゆら~のところではみんなで手をゆらゆらさせるのかな?

「オレンジ」は照明もオレンジ色になってきれいでしたし、テンポは速いわけではないのに、リズムがしっかりしてて踊れる曲だということを感じられました。こういうところにもパスピエの演奏力の高さが出ているのでしょうね。サビの「はい!はい!」のところは観客も声出していこうよと思ったりもしました。セトリ的にも「オレンジ」~「MATATABISTEP」~「マッカメッカ」~「トキノワ」の終盤が盛り上がってとても良かったですよ。

「マッカメッカ」は韻を踏んだラップ調の畳み掛ける高速ボーカルでなっちゃんお疲れ様という感じでしたけど、とても盛り上がるサウンドと独特のビートが良かったです。サビ最後の「メッカ」の部分でなっちゃんが叫ぶんですね。観客もみんなで声出していいんじゃないですか?パスピエのライブでの定番曲になっていく予感がしました。

サポートドラムの佐藤謙介さんもかなりパスピエに馴染んできた感があって、すごく激しいアクションや表情で演奏されてました。頭を振ってる時などやけに髪がサラサラなのが目立ってましたよ。ドラムはバンドの中でも超重要なパートなので、半固定的にこれからもやってくれると嬉しいですよね。

今までよりもなっちゃんのMCが多くて、なっちゃんの可愛さをたくさん感じられて良かったです。なっちゃん尊い。ネオンと虎の曲を歌いながら夜にウォーキングしてたら、猫がずっとついてきた話をしてくれました。ライブに来るかい?と聞いても反応がなくて冷たい猫だったそうです。アンコールでは今日のライブが母の日だという話を成田さんがしていたのですが、なっちゃんは母の日だということをあまり知らなかった雰囲気でしたよ笑。一応ライブが終わったら感謝の言葉を一言伝えたいとおっしゃってました。

カムフラージュのツアーは前半の1dayの公演は幕の内弁当的な感じで、後半の2daysの公演では焼肉弁当やとんかつ弁当的な感じだと成田さんが話してました。たぶん、1dayの方は最新曲も代表曲も盛りだくさんでやってくれて、2daysの方は代表曲を多くはやってくれないのかもしれないけど、レアな曲もたくさん聴けるということかもしれませんね。

成田さんはとにかく感謝しかないという話で、音楽なんてしょうもない仕事をさせてもらっているけど、日頃からいい作品を作ろうと思っていて、最新アルバムで最高傑作のネオンと虎を出すことができました!!!!!と言ってました。1番尊敬しているのは農家、2番目は働いてる人すべて。3番目は学生だそうです。で、三澤さんの実家は農家みたいですね笑。

ストリーミングやCDのジャケットの話をなっちゃんがしてました。CDのジャケットにこだわっているなっちゃんもiTunesやストリーミングを使ってるけど、最初はダウンロードで買っても、ジャケットが良かったり、どうしてもCDで手元に置きたい場合は盤を買い直すそうです。パスピエはCDのジャケットにもこだわっているし、私もCDで買ってますよ。やっぱり応援したいアーティストの場合はCDの形態で買うことで、アーティスト本人たちも喜んでくれたらいいなと思います。

セットリスト

ライブ後の川崎クラブチッタ
セットリストは以下になります。

2018.5.13 パスピエ TOUR 2018 “カムフラージュ” @川崎 CLUB CITTA’

1. スーパーカー
2. Matinee
3. とおりゃんせ
4. ネオンと虎
5. 音の鳴る方へ
6. はいからさん
7. つくり囃子
8. かくれんぼ
9. 花
10. 名前のない鳥
11. トビウオ
12. 正しいままではいられない
13. マイ・フィクション
14. オレンジ
15. MATATABISTEP
16. マッカメッカ
17. トキノワ
18. 恐るべき真実

■アンコール
19. S.S
20. 最終電車

おわりに

今日のライブ全体的には迫力のあるサウンドが良くて、ライブでの生のバンド演奏はCDとは違ってやっぱりいいなあと思いました。ライブに来て良かったです。バンドの各パートそれぞれが活躍してるアレンジがいいですよね。

アンコールの「S.S」でなっちゃんも煽ってたけど、もっと声出して盛り上げていきたいなあと思いましたよ。でも、パスピエのライブでは客として騒ぎたいというよりも、パスピエの音楽を聴くことを楽しみたいという気持ちも強いんですよね。パスピエのファンはマナーがとてもいいけどあまり声出してないから、声出すところとか手拍子などなっちゃんや成田さんとかがもっと煽っていってくれると助かるかも。

実は、2017年の「OTONARIさん」あたりからパスピエ熱が下がり気味でしたけど、今日のライブで自分の中で再び盛り上がってきた感じがあります。今回のツアーは公演数も多くて全国回りますし、ぜひ今のパスピエのライブに行ってほしいなと思いますよ。