先日、うちのミニコンポが壊れたのでAVアンプとBDプレイヤーを買ってオーディオ環境を変えたことをブログに書きました(こちら)。その記事ではオーディオ沼にハマると金銭的にやばいからケーブル類を変えたりまではしないと書いたのですが、実はついつい気になってしまって色々調べてました。

そうしたら、スピーカーケーブルは安いものでもミニコンポ付属のものとは音が全然違うという話を見かけたので、試しにプロケーブルというお店で評判のいい「BELDEN(ベルデン)8460」というケーブルを買ってみましたよ。

スピーカーケーブルをBELDEN 8460に変えてみました

少しでもaikoの楽曲をいい音で聴いてみたい欲求が高まってしまい、ついつい「BELDEN 8460」というスピーカーケーブルも買ってしまいました。

色々と調べていたら、プロケーブルというお店のWebサイトを見つけて、「音の焦点(基本中の基本)という記事やスピーカーケーブルの製品一覧を参考して、うちの場合はアンプからスピーカーの距離が短い(2mあれば十分)ため、「BELDEN(ベルデン)8460」という細めのスピーカーケーブルを買いました。距離が長い場合(3~4m)は太めの「BELDEN 8470」の方がいいそうです。

プロケーブルさんのサイトは色々勉強になりました。ケーブルは出来るだけ短くて太いのがいいという先入観があったのですが、そうでもないようです。また、オーディオマニア用の何万円もするような高価なケーブルよりも、プロの音楽関係者が商用で使っていて値段も高くないBELDENのケーブルの方がいいみたいですね。

BELDENには本物と偽物のケーブルがあるらしいので、プロケーブルさん直々にamazonに出品していた2m×2の本物のものを購入しました。今日届いたのですが、さっそく元々使っていたONKYOのミニコンポに付属していたスピーカーケーブルから付け替えてみます。

スピーカーケーブルを変えてみた

上の画像で、左側の白と黒のビニールで先端が銀色にメッキされているケーブルがBELDEN 8460。右側のメッキされていないケーブルが元々のONKYOのミニコンポに付属していたケーブルです。太さは同じぐらいですが、メッキの有無が違います。あと写真には入りきってないですが、BELDENの方は白と黒のケーブルが軽く撚ってあります。

買った状態では先端までビニールで覆われているので、ビニールを自分で剥く必要がありました(上の写真はビニールを自分で剥いた後です)。ワイヤーストリッパーという工具があると便利みたいですが、このためだけに買うのももったいないのでハサミでかんばりました。長さを揃えるのに失敗して、最終的には2cmぐらい切ってしまったりもしたけれど。

スピーカーケーブルをBELDEN 8460に変えた後の音質についての感想

自分がいつもよく聴いているのはaikoなので、aikoを聴いて音質を比べてみました。世間一般的にはaikoは恋愛の歌詞が特徴的なJ-POPのシンガーソングライターというイメージだと思いますが、女性ボーカル、エレキギター×2、キーボード(ピアノの音色)、ベース、ドラムで構成されているロックバンドでもあると思います(曲によってはストリングス、ホーン、アコースティックギターなども登場してきますが)。たいていの曲は打ち込みではなく、サポートのミュージシャンが楽器を生演奏してレコーディングしてあるので、試聴に向いてそうな気がします。でも、たくさんの音が重ねられているので、楽器数が少なめのジャズの方がもっと適しているかもしれません。まあ、aikoも低音から高音まで使われているし自分が好きでよく聴いている曲ということで。

で、スピーカーケーブルをBELDEN 8460に変えてから聴いてみたら、AVアンプ(ONKYO TX-L50)でdirectモード(補正なしの音)だと、低音が強調された「もやっとした音」で、aikoの声も低くなって遠くに引っ込んだように感じました。これは前のほうが良かったという後悔が一瞬よぎりました。
※後日追記・・・推測ですが、BELDENのスピーカーケーブルに変えたことで、低音もフラットに出力されるようになったのに伴い、壁からの低音の反射も大きくなってボアボアした音になったために、上記のような感じ方をしたんだと思います。プロケーブルさんが言っているような「音の焦点」を調節する以前に、スピーカーの設置場所や角度が良くなかったのが表面化したのでしょう。

プロケーブルの「音の焦点」の記事に公式が書いてあって、今回のBELDEN 8460のようなメッキがされているスピーカーケーブルの場合は、

  • 短くする→音が柔らかくなる
  • 長くする→音がシャープになる
  • 太くする→音がマイルドになる
  • 細くする→音がシャープになる

ということですが、今回、アンプをdirectモードにして聴いたときは、すでに低音が大きくて、音が柔らかい状態になっていたことになります。

なので、スピーカーケーブルを数センチずつ切っていって、音がシャープすぎる状態からちょうどいい音になる長さを探していくという、プロケーブルが提唱している「音の焦点」を調整する作業はしませんでした(できなかった)。スピーカーケーブルを切ることはできても、伸ばすことはできないので笑。ケーブルの長さを3mぐらいで買って少しずつ調節したほうが良かったかもしれませんね。

また、こちらのブログによると、錫メッキは高音部が伝わりやすいため、メッキ有りのスピーカーケーブルを長くした場合、高音部はある程度一定に伝わるのに対し、低音部はケーブルの抵抗が大きくなるため伝わりにくくなるようです。

したがって、うちの環境の場合は、高音部を伝えやすくして低音部を伝わりにくくするために、プロケーブル推奨の「BELDEN8460は長さ2m以下」という長さよりもスピーカーケーブルを長くする必要があったのかと思います。

その後、スピーカーケーブルを変える前でも、directモードでは低音が強調されすぎてたことから、stereoモードも試そうと思い、AVアンプの自動音場補正機能(うちの機種TX-L50の場合はAccuEQ Room Calibration)で補正してから、stereoモードで聴いてみました。

すると、音質が一変して、低音と高音のバランスが取れて、aikoのボーカルもいつものキャラメルボイスがきれいに聴こえて、息遣いが聴こえるほどに近くで歌っているようでした(曲によりますがaikoの歌い始めの息を吸う音がはっきりと収録されているのはファンには有名な話で、安いイヤホンとかでも聴こえるはずです)。また、ドラムのシンバルの音がクリアに空間に響くようになり、音の余韻も感じられました。

例えば最近のaikoの曲だと、「恋をしたのは」はaikoのロングトーンが澄んでいるのに柔らかく伸びて楽曲にこめられた感情がより伝わってきて泣けてきます。「夢見る隙間」のベースはブンブン鳴っててグルーヴ感があるし、「プラマイ」のドラムも瞬発力がある感じでノリが良くて楽しくなりました。「もっと」のAメロとBメロはaikoのボーカルよりもベースとドラムが主役かと思うほどです。

恐らく、うちの環境(アパートの部屋の音響とミニコンポ付属のスピーカー)ではBELDENのスピーカーケーブルが意図しているフラットな音は本来は聴こえないけど、AVアンプの自動音場補正機能で打ち消すことにより、結果としてバランスの良い音になったのかと思います。aikoの歌をより良い音で聴くのが目的であってオーディオ環境は手段ですし、結果としてなかなかいい音で聴こえていて(思い込み?)、お金にも限りがあるのでこれで満足しておきたいです。AVアンプの自動音場補正機能がすごいねということで。

※追記・・・後日、スピーカーのセッティング(スピーカーの角度を内向きにしたり、後ろや横の壁からの距離を離すなど)を見直したところ、directモードでも低音のぼあぼあ感が薄れました。オーディオって奥深いですね。

まとめ

スピーカーケーブルをBELDEN 8460に変えてみた結果、中高音部分(aikoの声やドラムのシンバルなど)がクリアになり、低音(ベースが担っている周波数帯)の音も大きく聴こえるようになったかと思います。ミニコンポ付属のケーブルから良くなったと言えるでしょう。

でも元々のミニコンポも侮れなくて、そのセットになっているスピーカーとケーブルで日本の住環境に合わせて調整されていて、それなりに良い音が出るものだったのかもしれません。

aiko楽曲でオーディオ環境を整えていくと、今まで聴こえなかった音が聴こえてくるように、楽器の音のクオリティが上がっていくのを感じられると思います。特にベースの音をちゃんと聴きたい人はいい環境で聴いたほうが良いのではないでしょうか。aikoの声も美しく聴こえるようになりますよ。

今回のスピーカーケーブルには1500円ぐらいしか使っていないから別に良いのですが、ここでオーディオ環境をいじるのは終わりにしないとお金がやばいです笑。でも、もし次に改善するとしたらスピーカーをいいやつにすることだと思うので、メルカリで安く中古スピーカーが手に入らないか検索してしまいます・・・笑。

自分の家の環境はほどほどでいいので、試しにオーディオショップの試聴室みたいな高級な環境にaikoのCDを持ち込んで聴いてみたいなと思ったりもしました。どんな音が聴こえるのでしょう?