こんにちは、退職手続き記事の第2弾です。退職した会社から健康保険と厚生年金保険の資格喪失証明書がようやく届いたので、横浜市の自分が住んでいる区の区役所に行って、国民健康保険に加入する手続きをしてきました。早く健康保険証がほしかったのですが、手渡しではなく簡易書留で郵送されるということでした。

横浜市の国民健康保険の手続きの流れ

退職後はそれまでの職場の健康保険を使えなくなります。そこで健康保険の手続きをしないといけないのですが、一般的には以下のパターンがあります。

  1. 職場の健康保険を任意継続する
  2. 国民健康保険に加入する
  3. 家族の健康保険の被扶養者となる

私の場合、前年の所得も低く、扶養してくれる人もいないので、職場の健康保険組合から国民健康保険に変えることにしました(職場の健康保険を任意継続するよりも国民健康保険の方が保険料安く済みそうだった)。

先日、横浜市の某区役所に行って、国民健康保険の手続きをしてきました(ついでに、国民年金も)。

まずは退職日からの流れを書いてみますね。

1.退職日

退職日に会社の健康保険証を人事に返却しました。翌日から会社の健康保険証は使えなくなります。

2.健康保険・厚生年金資格喪失証明書

退職後、1週間ぐらいで、会社から健康保険・厚生年金資格喪失証明書が郵送で届きました。

3.区役所で国民健康保険に加入

健康保険・厚生年金資格喪失証明書が届いた後、早く健康保険証がほしかったので、さっそく区役所に行ってきました。

窓口での手続きでは申込書みたいな紙に記入しました。その後、新しい健康保険証も見せてくれたのですが、その場では渡してもらえずに翌日に簡易書留で発送すると言われました。

つまり、健康保険証を手に入れるまでに区役所で手続きした日から2~3日かかることになりますね。簡易書留なのでポストに投函ではなくて、郵便局員が来たときに手渡しになるので、不在にしているともう少し日数がかかってしまいます。(結局、区役所に行った日から2日後に家に健康保険証は到着しました)

ですが、病院に行く予定があるか聞かれて、「あります!」と答えたら「神奈川県国民健康保険被保険者受領証」という仮の健康保険証みたいな紙を渡してくれました。有効範囲は当月中ですが、保険証が届く前でも3割負担で病院を受診できるということでした。急病になることもあるかもしれませんし、最近地震も多いですし、予定がなくても病院に行く予定があると答えて、仮の健康保険証をもらっておくことを私はおすすめしておきます。

他にも国民健康保険のガイドブック、特定健康診査(特定健診)の紙、口座振替の紙などが入った封筒をくれました。この国民健康保険ガイドブックには様々な手続きのことが書いてあるので、じっくり読むことをおすすめします。
横浜市の国民健康保険ガイドブック

一応、通帳も持っていったのですが、その場で口座振替の手続きをしなければならないということはなかったです。

また、保険料がおよそどれくらいになるか口頭で教えてくれました。正式な額は後日届く納付書でわかるそうですが、1年分を6月~3月の10回に分けて払うので、1回あたりの支払う保険料は(均等割+平等割+(所得-基礎控除33万円)×所得割)/10ぐらいだと思います。

ここで、所得=収入-経費(他に収入のないサラリーマンの場合は給与の額面-給与控除になるかと思います)です。国民健康保険料の計算では、社会保険料控除など所得税で使える控除はほとんど効かないのが厳しすぎです・・・。

均等割(人単位)と平等割(世帯単位)と所得割と書いた部分は市区町村によって異なります。40歳以上だと介護保険料も合わせてかかるようになります。ちなみに、横浜市は平等割がないです(その分、他が高い)。また資産割というのがある自治体もあります。

所得割は10%ぐらいだと思いますが、お金を稼いでいた人は大変ですね。きっと、国民健康保険は経費もりもりな自営業者と公的年金控除が多い高齢者がメインなので、こんな計算式なんでしょうね。。。さらに住民税も10%ぐらい取られて、国民年金保険料も1万6千円ぐらい取られますし。

4.区役所で国民年金に加入

国民健康保険の手続きをした後に、その足で次は国民年金の窓口に行きました。

年金手帳、資格喪失証明書、国民健康保険の加入手続きで書いた紙の写しを窓口の人に渡しました。その人がパソコンで打ち込んであっさりと手続完了しました。国民健康保険に比べたら楽です。

国民年金の減免の話を聞いてみました。まだ離職票着ていないので、低収入で減免したいと思っていたのですが、離職票来てから失業で減免した方がいいよということで、当日は減免手続きしないで帰りました。あまり減免手続きさせたくない雰囲気もありました・・・。

国民健康保険も国民年金も、減免制度についてはこちらから聞かないと教えてくれないというお役所仕事の不親切さはいかがなものかと思いますよ。事前に住んでいる市町村のWebサイトを見て、調べておくのがいいですね。

また、国民健康保険と国民年金の窓口には、6月中旬~7月上旬は混雑すると書いてありました。国保は6月から、国民年金は7月から前年の所得を基準とした保険料で請求されるからでしょうか?
※国民健康保険の年度は4月~翌年の3月なので、4月分から前年の所得が基準になりますが、6月から翌年3月までの10回で納付します。国民年金の年度は7月~翌年の6月です。

あと、窓口が混雑しているのに、窓口の若い女性にクレームを延々と言っている高齢者を何人か見かけました・・・。

持ち物

今回、横浜市の国民健康保険と国民年金の手続きで必要だった持ち物は、以下になります。
・健康保険・厚生年金資格喪失証明書
・年金手帳(青色のやつ)
・身分証明証(自動車免許など)
・印鑑

以下は一応持っていったのですが、使わなかったです。
・マイナンバーカード
・保険料を払う予定の銀行口座の通帳

失業による減免手続きについて

私の場合、会社都合での失業なので、非自発的な離職(会社都合、特定理由離職者になる場合など)に該当すると思うので、国民健康保険と国民年金で失業による減免手続きができるはずです。

国民年金・・・
保険料を納めることが、経済的に難しいとき|日本年金機構

国民健康保険(横浜市の場合)・・・
横浜市 健康福祉局 国民健康保険 保険料について
雇用変動による負担緩和措置の案内(PDF)

だけど、離職票がまだ届いてないので、減免手続きができるようになるのはもう少し先になりますね。

減免手続きに必要なものは
・国民健康保険・・・雇用保険受給者証
・国民年金・・・離職票
ということなので、今後の流れとしては以下のようになるはずです。

離職票が届く
 ↓
区役所:国民年金の減免申請をする
 ↓
ハロワ:求職の申込みをする
 ↓
待機期間(7日間)
 ↓
ハロワ:雇用保険受給説明会で雇用保険受給者証を貰う(求職の申込みから1~3週間後)
 ↓
区役所:国民健康保険の減免申請

それにしても、退職後のお役所手続きをするのは初めての経験なんですけど、時間も掛かるし面倒だし大変ですね。。。早く離職票を送ってきてほしいです!

おわりに

健康保険証は顔写真なしですけど、一応、身分証明書でもあるので、悪用されないように住所確認をしたいというのはわかります。でも、会社からいつ資格喪失証明書が届くかにもよりますが、健康保険証が無い期間が退職後から1~3週間もあることになります。

その間は病院に行くと10割負担になってしまうので、どうしてもの時は全額負担するしかありませんが、風邪や腹痛などに気をつけて、大人しくして過ごしていたいと思います。私も持病の薬を退職直前の通院で1ヶ月分ぐらい貰ったりして準備しておきました。

私も退職に慣れていないもので、手続き関係にとても苦労しています。会社を辞める前後の手続きに慣れていない方は、本を読むなど予習が大事だと思います。健康保険、年金、雇用保険のような超重要な手続きがありますよ。

あとは、年内に再就職しない場合は年末調整がされないので、確定申告も必要になるかもしれませんね(他に所得がない場合は、確定申告をしなくても税金が戻ってこないだけかも)。私は去年確定申告をしたのですが、e-taxだと意外と楽でした。給与所得で入力する金額は源泉徴収票に書かれてますからね。ただ、マイナンバーカードと対応するICカードリーダー(パソリ RC-S380など)が必要なので準備しておくといいと思います。

無職になって、いろいろと考えてしまいますが、職場に当たり外れはありますが、デスクワークで働けるIT系エンジニアになりたい人が増えています。このご時世、人手不足なので未経験から入っていくのも可能なようです。無料のスクールや職業訓練がいろいろとあるみたいですね。