もうすぐデビュー20年目にも近づいてきたaikoさん。Perfumeのあ~ちゃんや、いきものがかりの吉岡聖恵さんなど同業者のファンも多く、影響が大きい存在になっているのではないでしょうか。

聴いてみたいけど、どこから手を付ければよいかわからないという方も多いのかと思うので、ここで私が独断と偏見で選んだ、初心者向けaikoのおすすめアルバムベスト7を書いてみたいと思います。

※この記事は2014年3月に初めて公開した記事で当初はベスト5だったのですが、2017年3月に記事の内容を更新してベスト7にしました。

ライブでよく歌われる歌という意味でのおすすめアルバムはこちらの記事で書いてます。良かったらついでに見ていってくださいね。

aikoライブに備えて予習しておきたい歌をまとめてみました。

初心者向けaikoのおすすめアルバムベスト7

aiko公式サイトのイメージ

第7位 秋 そばにいるよ

第7位は「秋 そばにいるよ」にしました。
アルバムとしての構成が素晴らしいと思います。アップテンポな曲で聴く人を惹きつける前半部分、ゆったりした曲が多い中盤、最後の3連続バラードで締める後半部分となっています。

ほんと曲の流れが良くて何度も聴けます。ドライブに合うと思います。
aikoのアルバムはどれもスルメな感じで、聴けば聴くほど良さがわかってきますね。

第6位 夢の中のまっすぐな道

第6位は「夢の中のまっすぐな道」略して「夢道」です。

アルバムの1曲目から壮大なバラード「青い光」で始まっていて圧倒されます。私は2013年のライブ(LoveLikePop16.5)で初めて生で聴けたのですが、本当に歌詞も曲もボーカルとしてのパフォーマンスも素晴らしいと感じました。

また、このアルバムには他にも「明日もいつも通りに」や「三国駅」も入っていて、バラードが充実してます。
「エナジー」「かばん」「恋の涙」「ビードロの夜」などのノリの良い曲もちゃんと入っています。グルーヴ感がいいですね。

第5位 まとめII

2011年にリリースした2枚のベストアルバムのうちの1つですね。こちらのほうには「ボーイフレンド」や「キラキラ」という有名曲や、ライブでもよく歌う「ジェット」や「シアワセ」が入ってます。

また、「愛の病」と「帽子と水着と水平線」は再録されていて、原曲よりもアップテンポになっておりライブっぽくなっています。

やっぱり最初はベストアルバムから入っていくのが無難かもしれませんね。

第4位 まとめI

第4位もベストアルバムにしました。こちらの方が有名な曲多いと思います。「花火」「カブトムシ」「milk」「桜の時」などが入っています。

ライブのメンバー紹介のときなどいいところで歌われることが多い「be master of life」、泣かせるバラードである「気付かれないように」「えりあし」「二時頃」も入っていて、かなりaikoの魅力が凝縮されていると思います。

第3位 泡のような愛だった

普通、初心者向けだったらベストアルバムをまず勧めるのかなと思うのですが、第4位と第5位にベストアルバムを入れてしまいました。ここからは初心者向けと言いつつ私の好きなアルバムになっていく気がします笑。

第3位は2014年5月にリリースされた「泡のような愛だった」にしました。aikoファンはご存知かもしれませんが、今や俳優としても歌手としても大人気の星野源さんとはこのアルバムの前に別れたのではないかと言われています。なので、その恋人と別れた影響が「透明ドロップ」などの楽曲にも反映されていて、今までのアルバム以上にaikoの感情が全面に出てきているアルバムになってます。

今まではシングルを3つ出してからアルバムを出すのがいつものパターンでしたが、このアルバムはシングル曲がLoveletterと君の隣の2曲しか入っていないです。Loveletterの方は激しいロックナンバーでライブでもよく歌われている曲だと思います。

また、1stアルバムの頃から一緒に制作してきたアレンジャーの島田昌典さんは次のアルバムからはアレンジをされてないです。現時点では、次の2位にした「時のシルエット」と合わせて、aikoと島やんのタッグの集大成とも言えるアルバムなのかなと思っています。

第2位 時のシルエット

第2位は(このブログの記事を最初に書いた時点で最新アルバムだった)「時のシルエット」です。

1曲目に壮大なバラード「Aka」で始まり、最後は切ないバラード「自転車」で締めるという、アルバムとして繰り返し聴ける構成になってます。

aikoは花火やボーイフレンドの時にブレークして売上もその頃が一番多いですが、作品のクオリティは新しいアルバムの方が少しずつ高くなっていってると思うんですよね。成熟した完成度の高いポップな音楽がすばらしいと思います。

「くちびる」の自然と身体が揺れるようなグルーヴ感も素晴らしいです。「運命」や「恋のスーパーボール」といったライブでも盛り上がるアップテンポなナンバーも入っています。「向かいあわせ」や「ホーム」で感じられる多幸感も良いです。

aikoの魅力がぎっしり詰まったアルバムとなっているので、ぜひ聴いて欲しいです。

第1位 May Dream

1位はMay Dreamにしました。なぜかというと、一応この記事はaiko初心者向けと書いたこともあって、最近のaikoのライブではMay Dreamの新しい歌(プラマイ、夢見る隙間、あたしの向こうなど)が歌われてることが多いので、ライブでよく歌う歌が含まれているアルバムを薦めておいたほうがいいのかなと思ったからです。

「May Dream」ではそれまでのほとんどの曲のアレンジを手がけてきた島田昌典さんがいなくなって、OSTER Projectさんと川嶋可能さんがアレンジをしています。そのことについては「島やん戻ってきてー」というファンも多いのかもしれませんね。でも私は新しいaikoも大好きです。

また、「泡のような愛だった」でのaikoの感情が全面に出てくる路線がさらに強くなっている印象で、歌も好きになるんですけど、それ以上にaiko本人のことを好きになるアルバムだと思いました。

深キョンが主演してた人気ドラマ「ダメ恋」の主題歌だった「もっと」も収録されています。ただ、映画「聲の形」の主題歌「恋をしたのは」はMay Dreamより後のリリースなので、May Dreamには残念ながら収録されてないです。

アレンジ面では佐野康夫さんが叩いているドラムが素晴らしいと思います。色んなフレーズのドラムに注目して聴くのも楽しいですよ。

アレンジャーが変わった影響も色濃く出ていて、特にあたしの向こう、夢見る隙間、プラマイなどは島田さんのときはなかったような音の密度の高さや楽しさを感じました。これらのアップテンポな曲がライブでよく歌われてて、とても盛り上がるんですよね。・・・と書いていたら、裏を書いてきて昔の曲をライブでたくさんし始める可能性もあるからaikoさん怖いのだけどね笑。

終わりに

以上が私の選んだaikoのおすすめアルバムベスト7になります。初心者向けとか言いつつも、結局自分の好きなアルバムになってしまったかも・・・。

2018年には「湿った夏の始まり」というアルバムも発売されました。「湿った夏の始まり」も相変わらずのクオリティの高さですが、ちょっとaikoの怨念を重たく感じてしまうかもしれないので、初心者向けという意味だと「May Dream」「泡のような愛だった」「時のシルエット」の方が聴きやすいかもしれませんね。

でも、aikoのアルバムはここに挙げなかったものもいい作品ばかりなので、ぜひ聴いてみてくださいね。