2018年までSBI証券で一般NISA口座を使っていたのですが、2019年からは楽天証券に移して、つみたてNISA口座に変更したいと思ってます。SBI証券と楽天証券のNISAの比較と、手続きの流れを書いておきますね。

SBI証券と楽天証券のNISAの比較

ネット証券の2強と言っても良いSBI証券と楽天証券だと思います。つみたてNISAで購入できる投資信託もどちらも同じぐらい充実していて、著名投資ブロガーも買っているような低コストなインデックスファンドを購入することができます。

SBI証券と楽天証券もポイント制度がありますが、やや違いがあります。

購入時ポイント 購入時ポイント
SBI証券 なし 年0~0.05%
楽天証券 楽天カードクレジット決済で1%(※1) 1月あたり4ポイント/10万円(=年0.048%)

※1・・・楽天カードクレジット決済で投資信託を積立すると1%ポイント還元されるサービスは2018/10/27から開始予定です。
投信積立で楽天カード決済が可能に!2018年10月27日スタート!

楽天証券で貯まるのはもちろん楽天ポイントですね。楽天市場などの楽天グループでの買い物などで使えるので便利です。

SBI証券はSBIポイントが貯まります。

  • nanaco(500SBIポイント→500nanacoポイント)
  • Tポイント(500SBIポイント→500Tポイント)
  • JALマイル(900SBIポイント→300JALマイル)

などに交換して使うことができます。nanacoやTポイントに変換できるので、楽天よりもセブンイレブン、イトーヨーカドー、Yahooショッピングなどをよく利用される方はSBIポイントの方が使い勝手がいいかもしれません。
(私はJALマイルを集めているので、JALマイルと交換してます)

SBI証券と楽天証券のNISAの比較の結論としては、どちらも良いと思いますが、楽天カード決済による1%ポイント還元がある楽天証券の方が少しだけお得だと思います。

楽天カードをまだ持っていない方は以下のキャンペーンバナーからどうぞ。年会費無料ですし、新規入会+利用で楽天ポイントがたくさんプレゼントされますよ!

SBI証券のNISAを楽天証券のつみたてNISAに移す手続きの流れ

ということで、私も楽天カード決済による1%還元が非常に魅力的だと感じたので、SBI証券の一般NISAから、楽天証券のつみたてNISAに移そうと思いました。ここでは、その手続きの流れを書いていきますね。

なお、私は楽天証券の特定口座、および、楽天銀行の口座はすでに開設済みで、楽天カードの引き落とし口座も楽天銀行にしてあります。

楽天証券の特定口座をまだ開設していない人の場合は、どこかのタイミングで楽天証券に口座開設する必要があるので、もう少し時間がかかると思います。

1.SBI証券に一般NISAを他社に移したいと伝える

SBI証券では他社のNISAへの変更手続きをする画面が無くて、カスタマーセンターに電話してほしいと書かれてました。
参考:SBI証券に開設しているNISA口座を他社に移すことはできますか?

上記のよくある質問のページには「必要書類のご請求はカスタマーサービスセンターまでご連絡ください。」と書いてあります。

しかも、SBI証券のカスタマーサービスセンターは平日の8:00~18:00しかやってないです。平日が仕事の社会人には電話しづらい時間帯ですね。

ですが、お問い合わせフォームからの依頼でもOKだったというブログも見つけたので、私も一旦、お問い合わせフォームから、「SBI証券のNISA口座を2019年から他社に移したいので、必要な書類(金融商品取引業者変更届)を送ってください」と依頼してみました。
参考:NISA口座の変更の仕方(SBI証券から他金融機関)

しかし、翌営業日に返ってきた返信には、カスタマーサービスセンターに電話しないとダメだということでした。残念です。SBI証券も簡単にはNISAを移されたくないということなんでしょうね。。。

そのため、2019年分の手続きが開始される10/1になってからカスタマーサービスセンターに電話しました。オペレーターにつながるまで10分ぐらい待たされましたが、翌年からNISAを他社に設けるために必要な書類を私の家に届けてもらうように依頼できました。カスタマーセンターでの電話ではSBI証券の口座番号を聞かれるので、準備しておきましょう。

自分がNISA用語を厳密にわかっていないからか、説明が難しかったです。「今はSBI証券でNISA口座を持っているが、2019年からは他社でNISAを開設したい」という話が伝わればいいと思います。2018年分までのSBI証券のNISA口座にある株式や投資信託は今のままの状態で、2019年からは楽天証券のつみたてNISAにしたいということなので。

ちなみに、NISAの移動先が楽天証券ということは言わなかったし、聞かれもしませんでした。

2.SBI証券への書類送付(金融商品取引業者等変更届出書)

カスタマーサービスセンターに電話をした3日後、SBI証券から「金融商品取引業者等変更届出書」が送られてきました。必要事項(名前と提出年月日だけですが)を記載して返送しました。

3.SBI証券から「勘定廃止通知書」が送られてくる

2週後ぐらいに、SBI証券から「勘定廃止通知書」が送られてきました。原本は楽天証券に送付するのですが、大事な書類だと思うので、一応コピーをとっておきました。

4.楽天証券につみたてNISA口座申込書類を請求する

楽天証券への、つみたてNISA口座申込書類の請求については、1~3と並行して依頼しておいて、SBI証券からの「非課税管理勘定廃止通知書」が届いたら、すぐに楽天証券につみたてNISAの口座申込書を送付できるように準備しておくといいと思います。

私はすでに楽天証券に口座を持っているので、Webからポチッとできました。数日後に書類が到着しました。

参考:金融機関登録変更の方法 | NISA(ニーサ):少額投資非課税制度 | 楽天証券

5.楽天証券に書類を郵送する

4で楽天証券から送られてきた、つみたてNISAの口座申込書に必要事項を記載して返送します。

ここで、変更元の金融機関(今回の場合はSBI証券)から入手した、3の「勘定廃止通知書」も同封して返送しました。

6.税務署での審査

楽天証券に書類到着後、税務署での審査が行われます。1~2週間かかりました。

7.楽天証券につみたてNISA口座が開設される!

税務署での審査が通ると、楽天証券からメールが来て、「NISA口座(つみたてNISA)の開設手続きが完了いたしました」と伝えられました。2018年からは楽天証券でつみたてNISA口座を使えるようになりましたよ!

この楽天証券からのメールが来たのは2018/10/26だったので、NISA口座の乗り換えには全部で約1か月かかったことになりますね。2019年1月から楽天証券でつみたてNISAを始めたい場合は、時間に余裕を持って手続きする必要があります。

おわりに

NISA口座の証券会社を変えるのは大変でした。1年に1回しかできないですし、よく考えて行いたいですね。

楽天証券のつみたてNISAでの積立時に、楽天カードのポイントが1%たまるようになるので、月33,333円積立すると(つみたてNISAの上限額年40万円÷12≒33,333円)、毎月333ポイント貯まることになります。

ただ、SBI証券なども楽天証券への対抗策を打ち出してくるかもしれませんし、慌ててNISA口座の変更をするのではなく、少し様子を見るというのもアリかもしれません。

元々、楽天以外の証券会社をメインに使っている人の場合、楽天証券でつみたてNISAをすることで1%の楽天ポイントを得られるメリットと、複数の証券会社に分かれることで資産管理しづらくなることのデメリットを天秤にかけて判断すると良いと思います。

最近はアメリカと中国の関係悪化やサウジアラビアの問題などで株価が乱高下してますが、多少の手数料やポイントよりも、自分自身が資産状況を把握しやすくしておく方が大事かもしれません。自分や家族のライフプランを検討して、取れるリスクと希望するリターンのバランスを考えた資産配分にするというのが、投資をしていく上で一番重要だと思います。リスクを取りすぎて心理面で平静を保てなくなるのは防ぎたいですね。