aikoの新曲「プラマイ」の感想〜「合図」と「4秒」を聴いてaikoを愛しく思いました
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カテゴリ: aiko
タグ: CDレビュー
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ちょっと遅くなりましたが、11/18に発売になったaikoのニューシングル「プラマイ」を聴いた感想を書いてみます。合わせて、最近ツイートなどで流れてくるaikoのアレンジの話を見てて思うことも少し書きますね。
プラマイの感想
aikoの「プラマイ」ですが、表題曲の「プラマイ」、カップリングの「合図」と「4秒」、プラマイのインストゥルメンタルが収録されています。一曲ずつ感想を書いていきます。
プラマイ
「あたしの向こう」「夢見る隙間」に引き続き、「プラマイ」の編曲はOSTER Projectさん。その2曲と同様にプラマイもアップテンポでとても楽しくなる楽曲になってますよね。PVは怖いけど。先日のテレビ朝日ドリームフェスティバル(ドリフェス)で歌わなかったのでまだわかりませんが、CDを聴いた感じではプラマイもライブで盛り上がる曲になると思います。
PVもYoutubeにフルでアップされてますよ。
サビの「度のあってない」や「リセット押して」のところの変わったメロディーがフックになっていて、aiko節が顔を覗かせてますね。
あと、大サビ前のブリッジのドラムとaikoの歌い方もいいですよね。やっぱり佐野康夫さんのドラム(楽器のクレジットはないけど今回も佐野さんだと思う)はaikoには欠かせませんね。
RTされてきたツイートで見たのですが、アレンジがOSTERさんになってから確かに音の密度が高いですよね。でも、LLR7のライブでは「夢見る隙間」~「あたしの向こう」のところが一番盛り上がったことは事実だと思います(少なくとも自分が行った公演は)。OSTERさんアレンジはライブでより魅力が出てきますよね。aiko自身も激しいライブをすることで何かを届けたいというモードに入っているので、こうやってライブで盛り上がる曲を出してくるのは自然なことかなと思われます。
(ファンクラブ会報vol.67のLLR7ライブレポとaikoインタビューも参考にしてます)
ところで、Mステでプラマイを披露したときに、リセットポーズをしてましたね。ライブではみんなで振りを真似するのかな?aikoのツイートにあるように、片足を上げて、人差指と中指でリセットボタンを押すポーズです。
Mステ終わりました(๑•̀ ₃ •́๑)‼
CM中に客席のお客さんが「誕生日おめでとう!」って言ってくれて嬉しかったです。ありがとうございましたーーーーー!!!
スタッフの皆さん意地でも顔写らへんがな笑 pic.twitter.com/hPWKcgamBI— aiko official (@aiko_dochibi) November 20, 2015
この体勢でバランスを崩さずに「リセット押して生き返るのー」を歌うのって地味に難しくないですか?aikoのバランス感覚や体幹が鍛えられているんだなと思いました。ドリフェスでも上り坂になっている花道を走って登ってたし、普通の40歳のおばちゃんの身体能力ではないですよね。
歌詞については、私はaiko歌詞の読解はあまり得意ではないのですが、1番でも2番でも「あなただらけ」を3回も繰り返しているのが気になるところだと思います。明るい曲調もあって、aikoの元カレへの未練みたいな気持ちはあまり感じなかったけど、aikoは悲しい歌詞に明るいメロディーを合わせてくる人だからなぁ。「透明ドロップ」という曲で「そばで」を3回繰り返しているところでは、aikoの悲しさが直接伝わってきて泣けてきたのですが、そことはちょっと違うと思いました。
合図
「合図」の編曲もOSTER Projectさん。aikoの優しさ溢れるゆったりとしたテンポとメロディーに、ジャズ調のアレンジが合わさってます。前作「夢見る隙間」もですが、OSTERさんはジャズが得意な人なのでしょう。合図は映画主題歌だったけど、両A面シングルではないんですよね。合図のインストも聴きたかったなぁ。
特に「あなたの秘密になりたい」や「あなたしか見てないから」という部分でaikoを愛おしく感じます。ライブでaikoと目があうとドキッとしてしまいますよ。
スキャットから大サビに流れ込むところもいいですよね。aikoの甘い声とグルーヴ感がすばらしいです。
ドリフェスではプラマイをやらずに合図の方をやっていたのですが、身体が自然に横に揺れる感じで、会場全体が優しい雰囲気に満ちてましたよ。
4秒
「4秒」の編曲はKawashima Kanoさん。電話でお互いが沈黙してしまう4秒の様子を歌にしたそうです。合図も4秒も優しさが溢れてくる曲なのですが、4秒は音が少ないアレンジになっていて、聴いているだけで私も優しい気持ちになれました。癒やされますよね。
ライブでは弾き語りでやるか、アコースティックなバンド演奏でやるかわかりませんが、生で聴いてみたいですよね。LLP18で歌ってくれるかな?
合図と4秒を聴いていたら、aikoを愛しくてしかたなくなってきて、aikoが歌い続けてさえいてくれれば、それだけでもう十分だと思いました。
aikoのアレンジャーについて思うこと
下手に書くと炎上しかねない話題なのかな?ニコ生のコメント欄にaikoが降臨したときもこのことは誰も質問しなかったし。普通にTwitterでつぶやいているのと同じ感覚だけど、ブログというプラットフォームが違うだけだという前提で見てやってください。
私も今年はLLR7、LLA5、ドリフェスとaikoのライブに行きましたが、ライブでの「あたしの向こう」と「夢見る隙間」の盛り上がりや、「合図」の優しいジャズアレンジを聴いた感じだと、今のOSTERさんのアレンジもすごくいいと思うんですよね。「泡のような愛だった」までの島田さんにも、OSTERさんにもどちらにも良さがあると思います。もう聴く人の好みかもしれませんね。
あと、音楽に詳しい人達はaikoにだけ要求レベルが高くて厳しいよと思いました。aikoを差し置いて紅白に出続けている人たちにも同じぐらいのことを求めてあげてほしいです笑。
aikoのアレンジャーは次のアルバムまでは今のOSTERさんメイン、川嶋さんサブになるのでしょうか。個人的にはその後は島田さんとOSTERさんを共存させていってくれると嬉しかったりしますが、どういった形でもaikoの意思を尊重して付いて行きたいと思います。
まとめ
aikoのプラマイを聴いた感想を書いてみました。3曲とも大好きです。特に「合図」と「4秒」でaikoの優しさが身にしみてきます。aikoはカップリング曲もすごく良いので、レンタルでもいいからぜひCDで聴いてみて欲しいです。