LLP18~うしろ髪ひかれクリスマス~横浜アリーナ初日(2015/12/26)のライブレポですが、前編では開演前までのことを書きました。後編ではライブ本編~アンコールのことを書いていきます。セトリなどのネタバレも含むので、以下注意ね。
横浜アリーナ

LLP18初日の感想

センターステージは暗幕で囲まれていて、客電が落ちたあとにオープニングムービーが投射されました。そして、1曲目からいきなり最新シングルのプラマイでスタート。プラマイのイントロが鳴った瞬間の歓声もすごくて、最初から盛り上がっていましたね。

幕が下りてセンターステージの中心にaikoがいて、その周りをバンドメンバーがぐるっと客席を向いて囲んでいました。バンドメンバーはキーボードがたつたつさん(佐藤達哉 @satotatsua)、ベースがカズ(須長和広 @KazuhiroSunaga)、ギターがヨティ(芳賀義彦 @yoyoyotie)とはまちゃん(浜口高知 @hamaguchi0301)、ドラムは私は知らない人でしたが、桜井正宏さんという方でした。いつものドラムの佐野康夫さんは関係者席で見ていたらしいです。ちなみに今回の関係者席にはゲスの極み乙女。の人たちや日本エレキテル連合のお二人も居たそうです。


川谷さん、この時はまだ年明け後に大変な騒ぎになるとは知らなかったんだろうな・・・。ベッキーさんの目撃情報は見てないです。

aikoの歌の話に戻って、プラマイはライブでは初披露でしたね。テレビで披露してた時は最後のサビ前の「リセット押して生き返るの」のところでaikoはリセットポーズをしてたと思いますが、自分もリセットポーズをした方がいいのかということばかり考えてしまって、aikoがリセットポーズしていたかよく覚えてません笑。スタンド席で遠かったしね。私は手だけリセットポーズにして掲げておきました。

2曲目に続けて「夢見る隙間」が演奏されて、最初からOSTERさんアレンジのアップテンポな曲で飛ばしてきてます。夢見る隙間はサビ後の三連符に合わせて手拍子をするのがいいですよね。aikoライブの初心者の方でもaikoの手拍子に合わせてやればできると思います。aikoの調子ですが、aikoキックが何度も出ていて身体のキレもあって運動量は多かったです。と書くと歌手じゃなくてスポーツ選手みたいですね。歌詞を誤魔化しているところは結構ありましたね笑。

今回のセットリストはbe master of lifeや愛の病などの定番曲が少なめで、ライブでは珍しい曲が多かったです。前半戦では「彼の落書き」や「かばん」を聴けたのが嬉しかったなぁ。自分の中ではaikoはアルバムでいうと「夏服」までがCDも売れまくっていた”初期”という感覚でいるのですが、「彼の落書き」や「かばん」ももう10年以上前の曲なんですよね。かばんの原曲は片思いしている女子の切ない気持ちが表現されているかわいい曲だと思うのですが、40ちゃいのaikoが歌うかばんも良かったですよ。

かばんの後はプラマイのカップリングの「合図」が歌われました。ドリフェスの時と同じようにプロジェクターで歌詞が投影される演出でした。ドリフェスの時は座席の位置的に歌詞を見られなかったんですけど、今回はよく見えました。歌詞を映す演出とaikoの歌、バンドメンバーのジャジーでやさしい演奏がすばらしくて、感動して泣いてしまいました。「どんな関係でも構わないよ」「どうしようもない日でも幸せだよ」「あなたの秘密になりたいよ」などのフレーズが切なすぎます。合図は名曲!

「寒いね…」の原曲はピアノ弾き語りのアレンジでしたが、バンドスタイルで演奏されていました。自分に音楽知識がなくて、どういうジャンルだったかとか言葉で説明するのが難しいです。ちょっと幻想的な感じだったかな。

「クラスメイト」もやってました。私はクラスメイトが収録されているアルバム「時のシルエット」が好きなんです。クラスメイトはメロディーとアレンジの軽快さと、昔のクラスメイトと久しぶりに会った歌詞のドロドロさが合わさっていて、なんとも言えない曲です。

たしか、クラスメイトの時だったと思うんですけど、花道先のミニステージが動いてスタンド席の高さまでaikoが上がってきました。自分がいたのはクラスメイトの時に上がったステージとは逆側だったんですが、aikoが落ちてしまわないかヒヤヒヤでした。アップテンポな曲だから、aiko自身も空中でノリノリなわけで、自分が高いところ苦手というのもあって心配でしたよ。

その後のトークでaikoも高所恐怖症だって話していましたね。毎回スタンド席やホールの2階席まで階段を作って登って行きたいと言っては、お金がかかるからとスタッフに却下され続けていたそうです。今回やっとその願いがかなった感じですね。aikoも嵐になったみたいだと話してました。

クラスメイトの後、アリーナ公演では今までやってないのですが、aikoがお題をもらって即興で弾き語りするコーナーになりました。お客さんからもらったお題は焼き鳥、お姉ちゃんの彼氏、来年もよろしく、プレゼント、ボーナス、結婚の6つでした。

弾き語りの内容ですが、お姉ちゃんと彼氏が結婚するけど、彼氏のボーナスも全額お姉ちゃんの財布に入るようになる。プレゼントに焼き鳥を買ってきてくれた。実はあたしもお姉ちゃんの彼氏が少し好きで、抱かれた事もあったけど、それは言えないので来年もよろしくねと言うの。というような流れの歌詞だったと思います。(抱かれたんじゃなくて、キスとかだったっけ?うろ覚えですみません。)

タイトルは「お姉ちゃんの彼氏串刺し」でした。焼き鳥だけに。それにしても即興でこんなに歌えるのすごいよね。お題からざっくりとしたストーリーを組み立てて、歌いながら伴奏とメロディーと歌詞を作っているのかな?

観客からはCDにしてー!という声も上がったのですが、これをCDにするとまたnaverまとめになんか書かれてaiko狂ったと思われてしまうと、aikoが話していてみんな笑っていました。そんな中、私はひとり冷や汗をかいてましたよ。そのnaverまとめにこのブログもまとめられているんですよね。まさかaikoに見られちゃったんでしょうか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

aikoも忙しいだろうし、まさかこんな個人ブログ見ないよね?もし、aikoに認識されてたとしたら嬉しいことなんだけど、ブログやめろとか人の写真勝手に使うなとかDM来たらどうしよう。。。
(今のところはaiko運営から何もないし、BPのチケットも当たっているし、ファンの皆さまからも苦情や非難は来てないですよ。某掲示板のaikoスレッドは怖くて見てないですが)

そんな私の心配は置いておいて、ライブレポに戻ります。

即興コーナーのキーボード弾き語りのスタイルで、次の曲「4秒」も歌われました。4秒もライブ初披露ですね。優しい歌でaikoのことが愛しくなってますます好きになる曲ですね。

その後はバンドスタイルに戻って、今まで1度しかツアーで歌ったことがないという「今度までには」を歌いました。シングル曲なのに何で歌ってなかったんだろうね?3拍目で手拍子するリズムで初心者にはノリづらいからなのか、権利関係の大人の事情があったりするのだろうか。。。aikoの歌は普通に良かったですよ。
※最初は3拍子と書いてしまっていたのですが、訂正しました。

そして、先ほどのnaverまとめの話にも関連する「透明ドロップ」になりました。アップテンポな曲なので手拍子したり手を振ったりして盛り上がりながらも心の中では悲しくなる曲です。私はさっきのnaverまとめをaikoが見た話が気になって仕方なかったです。やばいやばい。

まあ、aikoは普通に歌ってましたし、前日のMステスーパーライブでも星野源と同じポーズをしてたので、aikoはもうそんなに気にしてなくて、険悪な仲というわけではないのかもしれませんね。そんな関係性いいですよね。あ、名前書いちゃった。彼もゲスの極みな人なのかもしれないけど、aikoファンでも好きな人多いし、aikoが許すなら私も許したいです。

ちょっと書きすぎてきたので、飛ばしていきます。

「相合傘」では、いつも通りaikoはマイクスタンドで歌って、タンバリンを裏打ちで叩いていました。aikoファンの手拍子スキルが高くて、みんなちゃんと裏打ちで手拍子してましたよね。この感覚で他のアーティストのライブに行くと、その観客に対する物足りなさを感じてしまいます。ついついaiko基準で色々と考えてしまうのですが、それは酷だと思うので気をつけたいところです。

ライブ終盤は、あした、相合傘、あたしの向こう、舌打ち、beatとアップテンポな曲が続いて、盛り上がりも最高潮に達してましたね。あしたでは「あーうー」でニコニコ動画にaikoが降臨したときの弾幕を思い出しました。beatは手拍子が難しい曲で、私のリズム感だと1人では手拍子ちゃんとできないのですが、手拍子に気を取られすぎずに音楽に身体を揺らしているのが楽しかったです。

確か「beat」の時だったと思うのですが(自信なし)「あたしの向こう」の時に、aikoが私のいるサイドのステージでもスタンド席の高さまで上がりました。自分とaikoが同じ高さでその間に何もないわけです(私はスタンド1列目だったので)。初めての感覚で嬉しかったです。今回のライブはセンター席、アリーナ席、スタンド席どこの席でも楽しめるライブだったと思います。

ライブ本編最後の曲は「キラキラ」でした。キラキラでは自然発生的に観客は手を左右にふるワイパーをしていたけど、aikoは振ってなかったんですよね。花火やシアワセはワイパーするけど、キラキラはどうだったかなぁというのが気になりつつ、自分もワイパーしてました。でも、キラキラもみんな幸せな気持ちになれるいい曲だと思いましたよ。

アンコール

アンコールでは観客のあいこ!あいこ!の声援に応えてaikoが登場してきました。アンコール1曲目はカブトムシ。1番がオルゴール調の音色のキーボードが伴奏で、2番からがいつものバンドアレンジになっていて、ドリフェスの時と同じアレンジだったと思います。カブトムシもやっぱり名曲で、最後の「生涯忘れることはないでしょう」の途中で無音になるところは最高です。

2000年前後はCDバブルで色んな曲が流行ってたと思うのですが、他の歌手に比べたらそんなに売れたわけでないaikoのカブトムシが今ではその時代を代表する曲になったと思うのは、私がaikoファンだからでしょうか。

アンコール2曲目がボーイフレンドで金テープも発射されましたね。やっぱり私のところまでは来ませんでした。でも、最近、自分の物欲を満たすことの優先順位は低くなってきたので、私なんかよりも、aiko大好き女子の手元に渡ってくれれば嬉しいです。グッズ列も諦めちゃったし。

アンコール最後の曲は「ホーム」でした。映画「阪急電車」の主題歌でaikoの歌を聴くために映画館で見ましたよ。ホームも全然ライブでやらない曲なので、歌ってくれて嬉しかったです。この曲もaikoらしい明るい歌で、会場中が楽しく幸せな気持ちに包まれて今日のライブは締めくくられました。

aikoのトークについて

私もライブに夢中になってしまって、どのタイミングで何を話していたか覚えてないのでまとめて書きますね。

aikoは前日にMステスーパーライブに出演していましたが、Mステスーパーライブの会場である幕張から横浜に向かう途中で、高速を降りて髪を切りに行ったそうです。Mステの時はポニテだったのですがボブになってましたね。たつたつさんが髪を切ったことに気付いてくれなかったようで、aikoは「離婚!」と言ってました。こういうところから夫婦関係にヒビが入ってきて定年後に離婚されたりするんやでということだそうです。若手メンバーはちゃんと髪切ったことに気付いてくれたらしい。さすが。特にヨティーはまめそうだよね。

aikoのボブはTwitterに写真アップされてました。この髪のaikoかわいい!似合う!

で、aikoは髪を切った後そのまま横浜のホテルに来たのですが、なんとパンツとブラジャーの替えを家に忘れたことに気付いたそうです。

それで夜な夜なMステで着てた下着を手で洗って、バスタオルとドライヤーで一生懸命乾かしたそうです。なので今日のライブはMステと同じパンツとブラジャーだと言ってました。

それに関連して、aikoは今は下着は通販でしか買ってないそうで、前に百貨店に行った時に、試着室で店員さんにaikoの小鉢を色々と見てもらったり触ってもらったりした最後になって、「aikoさんのライブ行きますから」と言われたのが理由みたいです。また、婦人科のお医者さんには「今日はaikoさんの歌を聴いて出勤してきました」とか言われたこともあったみたいです。

自分が店員だとしてもaikoにファンだということを伝えたいと思うけど、aikoからしてみたら、ファンとaikoの関係じゃなくて、店員/医者とお客さんの関係でいたかったのでしょうね。

恒例の男子女子そうでない人のコールアンドレスポンスでは、年代別もやっていたのですが、aikoが40代イエーイをやって喜んでいたのが印象的でした。大学院生にはSTAP細胞を見つけてくださいと言ってましたね笑。小学生では1年生だけ言わなかったり、コンビニではローソン、ファミマ、サンクスは言っていたのに、セブンイレブンを言わなかったりと、ところどころ抜けていたのが面白かったです。

aikoは新曲を作っているということと、来年もライブできるように頑張ります!ということを話していたので、2016年のaiko活動にも期待できそうで楽しみです。ライブについては首都圏のライブ会場が足りない2016年問題もあるので、どんな形になるか心配もあるのですが、遠征してでもaikoに会いに行きますからね。

セットリスト

aikoのライブでは終演後にセットリストのボードが掲示されるのですが、かなり人多すぎで自分では写真撮れなかったので、文字だけにさせてください。

Love Like Pop vol.18 うしろ髪ひかれクリスマス 2015/12/26 横浜アリーナ

1.プラマイ
2.夢見る隙間
3.密かなさよならの仕方
4.猫
5.彼の落書き
6.マント
7.リップ
8.かばん
9.合図
10.寒いね…
11.クラスメイト
12.4秒
13.今度までには
14.透明ドロップ
15.傷跡
16.あした
17.相合傘
18.あたしの向こう
19.舌打ち
20.beat
21.キラキラ

アンコール
22.カブトムシ
23.ボーイフレンド
24.ホーム

※ちなみに、12月27日の横アリ2日目の公演ではセットリストは大幅に変更されていて、ダブルアンコールもあったそうです。

終わりに

今回のライブでは私もライブに夢中になりすぎてて、後でブログを書くということを忘れてた感じで、うろ覚えのところが多くてすみませんでした。そういう正確なやつはナタリーとかのライブレポにお任せします。Twitter(@butterfly_2100)にリプやDMで指摘してもらえれば、修正・追記するかもしれません。

バンドメンバーですが、今回ドラムが佐野康夫さんではなかったのが残念に思った人も多かったみたいです。ですが、佐野さんドラムのグルーヴ感に頼ってしまうのがない分、aiko自身のパフォーマンスがより前面に出てきたように感じたので、たまには良いかなと思います。私も佐野さんのドラムが大好きなので、またaikoのドラムもやってほしいですね。

歌人・小説家の加藤千恵さんのツイートを見ました。


私も横浜アリーナのスタンド席に居たのにaikoと近くに感じました。お客さんとのやり取りも含めた暖かい雰囲気もaikoのライブならではだと思います。そして、圧倒的スター感というのが腑に落ちる表現だなと思いました。バンドメンバーはいるけど、aiko1人で広いセンターステージと花道を縦横無尽に動いて、スタンド席の上まで一体感を与えて、みんながaikoに集中するというパフォーマンスでしたよね。

今回はスタンド席にも熱量の高いaikoファンがたくさんいたと思います(私もファンクラブチケットでスタンド席でした)。センターステージなので観客もたくさん入っていて、歓声や手拍子もいつもより大きく聴こえました。aikoとバンドメンバーやスタッフ、aikoファンのみんなが作るライブの雰囲気が好きです。LLP18はたった3回の公演で、横浜と大阪では内容も変わってくるのかもしれませんが、もう1回行きたいと思うライブでした。aiko大好き