こんばんは。何とかチケットを手に入れて、aikoの年越しカウントダウンライブ​で大阪城ホールに遠征してきました。その後、大阪から直接実家に帰省していたので、書くのが遅くなってしまったのですが、ライブレポを書いていきたいと思います。でもライブレポは後出しジャンケンの方が良いのが書けるはずです笑。

ライブ中のトークなどちょっと覚えきれてない部分もあるので、気付いたところがあればTwitterかこのブログのメッセージフォームから送信してもらえると修正できると思います。

大阪城ホール

開演前

横浜アリーナの時と同じで、やっぱりグッズ列が大変なことになってましたね。15時グッズ販売開始なのに朝から並んでいたらしい。途中で急に雨も降ってきて、寒くて辛かったそうです。aikoファンになるためには修行が必要ということですね。まあ、aikoさんは雨女なので、悪天候になるのも致し方無いところです。2015年のアロハの時も雨降ったし。ちなみに、晴れ男の私が大阪に着いた夕方頃には雨も止んでいました。

グッズ列のことですが、aikoのグッズ制作スケジュール的に事前通販は無理だと個人的には諦めていますけど、ライブ前日の会場設営やリハーサルをする日にグッズだけ販売してもらえないかなぁと思いました。会場自体は借りているんだし。そうすれば地元のファンたちは事前に買えて、うまく分散できると思うので。

そんなグッズ列はスルーして、大阪城ホールの入口の噴水前あたりに、飲食ブースへの案内の看板がでていたので、この看板に沿って、大阪城ホールの裏側(南西側)の屋台が出ているところに行きました。結構歩きました。前に同じ方向を歩いている人がいなかったら、道を間違ったのではないかと不安になったかも。
飲食ブースへ

うまく写真が撮れてなかったのですが、年越しそば、焼きそば、たこ焼き、豚汁、豚汁うどんなど、たくさんの屋台がありました。
屋台

屋台があるということを新幹線に乗っている時にTwitterで知ったので(当日まで発表されてなかった)、私は予定を変更して夕食を食べずに大阪城ホールまで来ていました。そこで、夕食として、年越しそば、焼きそば、たこ焼き、ミックスジュースを買って食べました。食べ過ぎに思われるかもしれませんが、最初に食べた年越しそばの量が少なくて(思ったよりも美味しかったけど)、お腹が空きそうだったので追加で色々と買ってしまいました。
年越しそば
なお、年越しそばの値段は500円でした。屋台なのでこんなものだと思います。

焼きそばとたこ焼きの列はなかなか進まなくて待ちました。麺類の方が早く作れるからか列の進みも速かったので、豚汁うどんにしたほうが良かったかな・・・。
焼きそばとたこ焼き

aikoも飲んでいるというミックスジュースです。バナナや牛乳などをミキサーでかき混ぜて作ったジュースです。バナナの味が濃厚でドロッとしていて美味しかったです。
ミックスジュース

私は人見知りを発動してしまい、誰とも会わなかったのですが、屋台でお祭りの雰囲気を味わいつつ、大阪城ホールの中へ入場しました。20時開場、21時30分開演でした。

本編

開演前、センターステージは円柱状に全体が幕で覆われていました。横浜アリーナのときは花道は前後2本だけだったのですが、大阪城ホールではBOX席の逆側にも花道がありました。やがて客電が落ち、オープニングのムービーが幕に映しだされてライブが始まっていきます。

1曲目は「プラマイ」。幕が上がると振袖を着たaikoがいました。これには観客のaikoファンも大喜びで歓声がすごかったです。aikoのツイートでも振袖姿がアップされているけど、ステージ上のaikoの美しさはこんなものじゃなかったです。

ポニキャのライブレポートにライブ中のaikoの振袖姿の写真があるけど、動いているaikoはもっとすごかった。aikoの美しさをうまく伝えられないのがもどかしい。
≪完全レポート≫aiko、4時間半を超えた初となるカウントダウンライブ

振り袖を着ていたのでいつものような脚を上げたりなどの激しい動きはなかったのですが、艶やかな仕草で「プラマイ」、「夢見る隙間」、「Aka」を歌いあげていました。aikoかわいすぎ。Akaは私が行った横浜アリーナ初日にはやらなかった曲なので、ここで聴けて良かったです。壮大な曲なのにaikoらしい親しみやすさがあるバラードで私の好きな曲の一つです。

今回の私の座席はスタンドの最後方あたりだったのですが、大阪城ホールでは空中の鏡に反射させる照明の全体が見えてとてもきれいでした(LLP17.5の恋のスーパーボールで使っていたようなやつです)。光と音の洪水ですごく楽しいライブが始まっていきました。

MCでaikoは「浜崎あゆみさんはこんなカウントダウンライブを毎年やっててすごいよなあ」と話していました。同時期のデビューで年下の浜崎あゆみにさん付けをするところに、aikoとあゆはあまり交流ないんだろうなぁという人間関係を感じてしまいましたが、何年もカウントダウンライブを連続してやっているあゆは純粋にすごいよなあと私も思いました。

時間を気にせずライブをしたいということで、aikoはお客さんに時計を外させていました。新年のカウントダウンをちゃんとできるかというのもあるし、きっと演者側から見ても時計をチラチラと見られるのが嫌なんだろうと思います。「aikoは6時まで大丈夫ですから。予定は未定で行きたいと思います。」と話していました。この時点では冗談なんだろうと思っていたけど。。。

大阪城ホールにはたくさんの「のぼり」が出てました。生涯忘れる事のない女、テトラポットには登りませんと書いてあったり、動物愛子協会から贈られた旗もありました。aikoがライブ後この旗をどうするのかプロデューサーの千葉さんに聞いたら、「捨てる」という返事だったのですが、お客さんからは当然「欲しい!」という声があがっていました。aikoもみんなにあげたいよなあと言っていて、ベランダに置くと鳥よけになるよという話もしてました。
のぼり

aikoは大阪で年越すのは2001~2年?以来だそうです。2000年にボーイフレンドで紅白に初出場した後、2003年にえりあしで復活するまでは、紅白に出ていなかったですもんね。この仕事をしていたら地元で家族や友達と年越しするのも難しい。。。

「猫」「彼の落書き」「冷たい嘘」のアップテンポな曲で盛り上がったり、かわいらしい曲調の「リップ」や幸せな気持ちがあふれる「向かい合わせ」で癒やされたりしながら、ライブの序盤が進んでいきます。

「プラマイ」のカップリングに収録されている「合図」では、横浜アリーナ初日と同様に歌詞がスクリーンに映される演出だったのですが、最初のAメロでaikoが歌詞を間違えてしまいました。そこ以外はしっとりと歌っていて、とても良かったと思います。歌詞を映す演出にはとても感動するのですが、歌詞間違えがすぐにバレてしまうのが難しいところですね。

あとで横アリ2日目のセトリを見て知ったのですが、横アリ2日目では合図をやらなかったんですね。合図は今のaikoの優しさが溢れる名曲だと思うので、横アリ2日目だけに行った人は生で聴けてなくてかわいそう。。。

「クラスメイト(嵐バージョン)」では、最後の大サビで花道先端のサブステージが上がり、スタンド席と同じぐらいの高さになりました。横浜アリーナのときにもあったやつなので私は知っていたのですが、2番を歌い終わった後の間奏でaikoはサブステージに向かうと思いきや、メインスタンド側の花道に寄り道しだして間に合わなそうでヒヤヒヤしてました。最後はギリギリ走ってどうにかサブステージが上がるのに間に合ってました。上に上がったときは結構揺れるらしくて、aikoはこれが精一杯だそうです。

そして、お客さんからお題をもらって即興で弾き語りをするコーナーになりました。お題は以下の6個でした。

  • 「初めての大阪」・・・福岡から遠征
  • 「夢が叶った」・・・aikoのライブに来るという夢が叶った
  • 「海外」・・・海外に行って現地の日本人むけに保育士をするという女子でした
  • 「また会おうね」・・・小箱(メインスタンドの上の立見席)の中の人がaikoまた会おうねと言ってました
  • 「なわとび」・・・ 小学生の男の子。冬休みの宿題で縄飛びの「あやとび」(手をクロスさせて縄を回すやつ)を5回しないといけないそうです。まだ3回しかできてない
  • 「ぬいぐるみ」・・・ 奥さんがぬいぐるみのデザイナーである男性。aikoのぬいぐるみ作らせて~と言ってました

aikoの即興の歌の内容はこんな感じでした。ぬいぐるみ(男の子)が主人公の歌です。

ぼくはぬいぐるみだけど息をしたりご飯を食べたりするの。(人間の)友達に夢の中でなわとびを教えて、あや飛びをする夢が叶った。初めての大阪も楽しかったよ。僕は海外に行って縄とびを教えてくるけど、離れていても頑張るね。いつかまた会おうね。

タイトルは「世界の果てまでイッテQ」でした。

aikoが好きな恋愛関係のキーワードもなく、バラバラで難易度が高いお題だと思ったのに、こうまとめてくるとはと感心しました。aikoの頭の中ではどうなっているのでしょうか。

歌を考えている時、aikoはやればできる子!という歓声が上がってましたね。aikoは集中して考えようとしていたのですが、「aiko好きは拾う。aikoかわいいも拾う」と言ってました。

久しぶりの曲が多いセットリストで、「今度までには」(13年ぶり)や「明日もいつも通りに」(8年ぶり)などのレアな曲が多かったです。”n年ぶり”の情報はポニキャのライブレポートに書いてあるのを参考にしました。

「明日もいつも通りに」には「出の悪い水道 直し方もわからない」というJ-POPらしくないフレーズがありますが、それぐらいに些細なこともできなくなってしまう気持ちがうまく表現されています。ゆったりとしたバラードでaikoを愛おしく思う1曲です。

「傷跡」は恥ずかしながら最近になって実はリズムが複雑な曲だというのを知りました。音楽的なことはよくわからないのですが、確かに手拍子しづらい曲なので、身体を揺らすようにして楽しむのがいいと思います。歌のうまい歌手はたくさんいるけれど、aikoのリズム感にかなう人はなかなかいないのかもしれませんね。それに、傷跡の入ったアルバム「桜の木の下」をリリースした時期は女性ボーカルが”歌姫”と呼ばれるブームだった頃なので、こんな変態リズムの曲じゃなくて、もっと売れ線の曲を作っていればaikoももっと稼げたんじゃないでしょうか。ある意味aikoらしくて好きだけど。

お馴染みの男子女子そうでない人のコールアンドレスポンスでは年代別コーレスもあって、さすがに70代はいなかったのですが、aikoが私のお父さんはちょうど70歳なんですけど、ちゃんとやってくださいとボックス席にいるお父さんに話しかけてました。aikoも40歳なのでそれぐらいになりますよね。

ライブ本編も終盤に差し掛かってきて、「あした」「相合傘」「あたしの向こう」「舌打ち」とアップテンポな曲でクライマックスへと向かっていきます。あしたでは「あーうー」の掛け声を一緒にやったり、相合傘ではaikoのタンバリンに合わせて裏打ちの手拍子をしますよね。

あたしの向こうでは私が居たサイドのサブステージが空中に上がっていきました。スタンドにいると、やっぱりこの演出には感激しますよね。このブログで何回か書いてるけど、あたしの向こうのサビで手拍子とドラムがぴったり合うところが好きです。

舌打ちでは最後のサビの「言えない~」のところで、aikoはマイクを客席に向けるのですが、キーが高くて私はちょっと声が出ないです。女子がんばってー。

舌打ちの演奏が終わった後、45秒ぐらいからスクリーンに数字が表示されて、aikoと観客が一緒にカウントダウンを始めます。10秒ぐらいからは手書きの数字。曲中に新年なってましたとかじゃなくて、ちゃんとタイミングが合っていたのに驚きました。aikoは1人でヒヤヒヤしてたそうですが。

aikoが後で他の歌手はどうなのかお客さんに聞いたら、5分ぐらい前からカウントダウン始まるという声もありました。aikoはカウントダウンライブというものがどういうものなのかわかってないけど、aikoのやり方でやってますと話していました。aikoのやり方のカウントダウンライブの恐ろしさはこの時点では誰も知らなかったわけですが。

カウントダウン後の新年最初の曲は「beat」でした。beatの盛り上がりは新年の幕開けにふさわしくて、aikoと一緒に楽しい一年にしていきたいなと願いました。

まだ戻ってくると言いながら一応最後の曲ということで「キラキラ」を演奏します。横アリの時はワイパーをするんだったっけ?というのが気になっていましたが、あまり深く考えずに周りに合わせて手を振ってました。後でCDTV年越しスペシャルの録画を見たら、aikoはキラキラを歌っていて、aiko自身も手を振ってましたね。ライブの時は振ってなかったのにね。

キラキラを歌った後、aikoはまた戻ってくるといいながら、わざとらしいぶりっ子で終わりの挨拶をして本編は修了です。

アンコール1

この辺りで0時過ぎだったかと思います。私もこの時間のライブは初めてだし、最近早寝をしていたのでちょっとずつ眠たくなってきてました。カウントダウンライブは夜ふかしをする準備をしてくれば良かったなと思い始めてきた頃でした。

beatの時に放出された紙吹雪でステージ上が真っ白だったのですが、それが掃除された後しばらくしてから、照明が変わってaikoが登場してきました。あいこ!あいこ!

アンコール最初の曲は「カブトムシ」。アレンジは横アリの時と同じで1番は静かに入ってきて、2番から通常のバンドアレンジだったと思います。

アンコール2曲目は「ボーイフレンド」。ここでキラキラテープが発射されました。私のスタンド席には全然届かなかったけれど、大吉と書かれていたそうです。twitterで観客は歌うな!という意見をたまに見かけますが、ボーイフレンドのサビについてはみんなで歌っていいと思いますよ。「あーーーー」以外のところもね。だんだん眠気のピークも通り過ぎてきて、逆にハイになってきてます。

アンコール1も最後の曲になって「ホーム」を歌いました。映画「阪急電車」の主題歌だったということもあって、大阪で歌えるのは嬉しいことですよね。ですが、最後のブリッジの入る場所とリズムをaikoがミスっていたのは残念で、ここは決めて欲しい場所だったかな。せっかくの久しぶりのホームがもったいなかった。

aikoは歌詞をたまに間違うけど、こういうのは珍しいミスの仕方だと思うし、準備期間が足りなかったのか心配になりました。LLP18は横アリも城ホールも特別な日程なので、かなり前から会場を押さえて準備万端なのかと思っていたのですが、実は誰かが会場の予約を手放したとかで直前になって場所を取れて急遽ライブをすることになったとかなのでしょうか?aikoよりも忙しそうなドラムの佐野さんを確保できていなかったし、グッズ制作も今まで以上にギリギリな感じでしたし。

ホームを歌った後、aikoはまた戻ってくることを話していました。aikoもお客さんもライブの最終日なのでダブルアンコールぐらい当然するよねという感覚になってきてますね。

アンコール2

ダブルアンコールは「さよなランド」で始まりました。さよなランドはLLR7のエンディングで流れていたのですが、生の演奏で聴いたのは初めてでした。さよなランドを聴くとライブも終盤でもうすぐ終わるんだろうなと思いますね。

ここまでは新年のカウントダウンをした以外はいつも通りのライブだったと思います。セトリ的にもLLP18横浜アリーナの1日目と2日目を混ぜたような感じです。なので、横アリに行った人はわざわざ大晦日に大阪まで来なくても良かったのかも?と思ったりもしたのですが、ここからが今まで見たことのない特別なライブになっていきます。

さよなランドの後、「ここから先はセトリが決まってない」とaikoが話していて、曲間ごとにaikoとバンドメンバーが円陣を組んだり、aikoと千葉さんが打ち合わせしたりしてました。

aikoのテンションがいつもよりも変な感じの盛り上がりになってきてて、猫をかぶっていないaikoを見せてきていました。aikoさんはいつも夜更かしをしていて朝になってから寝ている人なので、この辺りの時間からがゴールデンタイムなのでしょう。

「Power of Love」か「ジェット」のどっちの時か覚えてないですが、再び自分と逆側のサブステージに乗ってaikoが宙に上がっていきました。この体力的に疲れてきたであろうダブルアンコールでサブステージが上がるのは、aikoがふらついて落ちてしまわないか心配になります。

そして、ダブルアンコール最後の曲「be master of life」が始まります。最後のビーマスでみんな盛り上がってハッピーな雰囲気で年越しライブも締めくくりかなと思ったのですが、歌い終わった後、aikoはティータイムということで一旦ステージから出て行きました。また戻ってくるみたいです。ライブ終了予定は0:30だったと思うのですが、この時点で1:00過ぎてたと思います。

さよなランドの後、セトリが決まっていないと言っていましたが、ちゃんとバンドメンバーはばっちり弾いていたし、照明もきれいでした。いくらプロのミュージシャンや照明さんといえども何らかの準備はしていたのかなと思います。ライブ定番曲はセトリに入っていなくても練習していたのかもしれませんね。

アンコール3

ティータイムの終わったaikoが戻ってきて、トリプルアンコールが始まりました。大阪の友達を思った歌という紹介で「瞳」が聴ける!と思ったら「マント」でした。

この辺でaikoは「浜崎あゆみさんもすごいけど、長渕剛もいいよなあ」と言っていました。長渕剛といえば、2015年夏に富士山麓で10万人オールナイトライブをしています。まさかaikoもそんなふうに朝までライブをするつもりなのかも?と思い始めてきました。長渕剛のライブは事前に朝までライブすると知らされているからいいけど、aikoは0:30終演予定なので私は全然準備してないよ、宿泊するホテルも取ってしまっていたよ。

マントの次の曲は「鏡」でした。なんと鏡では私のいるサイドのサブステージでaikoが宙に上がっていきました。aikoは最初サブステージが上がるのに気づいてなくて、千葉さんに膝を叩かれてやっと気付いてました。しゃがんで手すりに掴まっている姿も見受けられ、さすがに疲れてきたのか、マジで落ちないでくれと心配でした。

鏡はロックバージョンです。最後のサビは観客と合唱します。歌詞が1番と2番どっちなのか迷ってしまったので、復習しなければ。

鏡の最後のサビを全員で合唱して今度こそライブも終わりなようです。正直早く寝たいという気持ちも出てきてしまってました。私はaikoファン失格かもしれない。私の代わりにこの場所にいるべきaikoファンはたくさん居たと思います。耐久年越しライブ恐ろしい。

aikoとバンドメンバーもはけて、エンドロールのメンバー紹介とセトリが流れました。その後にCDTV年越しスペシャルで毎年流れているあけおめCMも流れて、歓声があがりました。曲はもっともっともっとと連呼する新曲でしたね。たぶんOSTER Projectさんのアレンジな気がします。

ちなみに、CDTV年越しスペシャルでaikoが投げていた猿のぬいぐるみは三英貿易の「おさるのげんきくん」だそうです。

アンコール4

あけおめCMの後、客電がついて退場アナウンスがかかりました。この長い長い年越し修行ライブも深夜2時ちょっと前でようやく終わったようです。わたしも早く寝たいーと思ってて、帰り始めてました。スタンド席の外に出て、通路を大阪城ホールの出口に向かって歩いてました。

LLP18のアナウンスには終演後もaikoが考えたようなユーモアが入っていて、「これ以上待っていても何もないのでトットとお帰りください」と言うところがあるのですが、なんと突然aikoの声に変わってaikoが自分から再び登場してきました!

普通アンコールって客の掛け声や手拍子があってそれに応えて演者が追加で曲をやるものだと思ってましたが、自分から再び登場してくるのは初めて見ました。aikoは客次第ではアンコールをやらないというようなケチな人じゃないです。LLP18の面白いアナウンスは全てここのフリだったのかと思わせられました。

私も近くの入り口から入ってスタンドの通路で見ました。自分の席に戻らないといけないのかなと思ったけど、「前に出てきて空いてるところに来てもいいよ」とaikoが言うので、みんな前の方へ。aikoはすぐ歌い始めずに少し話しながら客が会場内に戻ってくるのを待っていました。こういう細かいところにもaikoのファン想いな優しさが現れてますね。好きです。

4回目のアンコールはなんて言うのだろう。「milk」が始まりました。アリーナ席ではaikoとハイタッチしようとする人が殺到して柵が崩れてました。警備のお兄さんが花道上に登場して客の手を振り払うシーンもありました。

「milk」の後、aikoとバンドメンバーは次の曲どうしようという感じになって、千葉さんが出てきました。バンドメンバー帰れという大きなジェスチャーで少しキレ気味だったかもしれません。結局、バンドメンバーは帰っていって、ステージ上はaikoだけになって、弾き語りの時に使っていたaikoのキーボードがセットされました。

完全に予定になかったみたいで、スタッフが楽譜をaikoに渡そうとして、aikoは「いいです」と返した後、aikoが1人で弾き語りを始めました。「えりあし」でした。

この最後のえりあしの弾き語りが素晴らしかったです。鳥肌も立ちまくりで特に最後のサビの

5年後あなたを見つけたら 背筋を伸ばして声を掛けるね
一度たりとも忘れた事はない 少しのびた襟足を
あなたのヘタな笑顔を

のところがaikoの最後の残った力を振り絞った感情のこもった歌で、この4時間半にも及ぶ長いライブを最後まで見られて良かったと思えました。

aikoが帰って行く時に「それがラーイブ!」とやって、LLP18カウントダウンダウンライブ~あっという間の最終日~が本当に終わってしまいました。2時10分ぐらいでした。

終演後

終演後、なんとグッズ売り場はまだやってました。売り子の皆さまはこんな寒い大晦日の深夜にずっと待っていたのでしょうか。本当にお疲れ様でした。

スムーズに外に出られたこともあってグッズ列がまだ短かったので、この隙に受注販売コーナーでパーカー、Tシャツ紫、バンカーリング赤を買ってしまいました。クレカで買おうとしたのですがJCBが使えなくて手間取ってしまって、後ろのみなさんごめんなさい。なお、受注販売の受領証には「商品の発送は2016年2月上旬~2月中旬頃を予定しております」と書いてありました。ということはLLP18グッズの通販開始もそのあたりの時期になるかもしれませんね。

セトリのボードはどうだったんだろう。大阪城ホールの裏の出口から出たので、よくわからないですが、たぶん写真を撮る人で大混雑だったのでしょうね。もう自分で撮らなくても誰かがtwitterにアップしてるだろうから、それを保存すればいいかなと思うようになってきました。

大阪城ホールから私が宿を取っていた西中島南方のホテルに戻ったのは結局3:30ごろでした。大晦日の終夜運転があると言っても、本数はそんなにないので時間かかりました。次からは環状線沿線に宿を取りたいです。aikoさん、バンドメンバーやスタッフの皆様、そして、ライブに参加した皆様、本当にお疲れ様でした。

全体的な感想

歌のパフォーマンス的には、横アリ初日の方がネタバレ情報のない状態で行って、初めての驚きもあったこともあって、良かったように感じました。

ただ、私は横アリ2日目には行っていないので、大阪で「Aka」や「明日もいつも通りに」を聴けたのが良かったです。aikoはどの曲もいいので、何をやってくれても嬉しいですけどね。個人的に一度聴いてみたいのは「星のない世界」ですけど、今回もやってくれませんでした。

ダブルアンコールの後半あたりから、aikoにアドレナリンが出てきて変な盛り上がり。私も眠気が通りすぎ始めてて、テンション高かったと思います。最後のえりあし弾き語りが準備もしてなかったと思うのに、aikoの気持ちが入った歌い方になっていて感動しました。5年後あなたを見つけたら 背筋を伸ばして声を掛けるね~のところの溜めた歌い方が特に凄かったです。この残った力を振り絞って歌ったえりあしが聴けただけでも、大晦日に大阪まで来た甲斐があったと思います。

こんな4時間半にも及ぶ伝説になるライブをやってしまったaikoさんですけど、大阪城ホールに出禁になってなければいいですよね。次回はあるのでしょうか。もう紅白はでなくていいから毎年年越しライブをやってもらってもいいかもと思いました。でも大阪まで来られないファンもたくさんいるのでテレビにも出て欲しいし、毎年よりもアロハみたく何年かに1回やる方が特別なイベント感が出るのでいいのかもしれません。

もし次回の年越しライブがあれば、ライブ中に体力が持つように21時半から朝まで夜勤をするぐらいの準備をして臨みたいです。早めにホテルにチェックインして、仮眠しておけば良かったですね。朝からグッズ列に並んだ人たちは体力持ったのかしら。私にはもう無理だと思うけど、若い人たちは大丈夫なのかな。

カウントダウンライブって新年をみんなで迎えて、ダブルアンコールぐらいは一応やって、1時ぐらいに終わるのかなと思っていたけど、aikoの場合はそうではなかったです。aikoの性格や、今までのアロハやLLRの修行のようなライブの実績を踏まえれば、こうなることは必然的でしたね。ライブを見に行く観客側もしっかりと準備するのが大事だと再認識したいです。

セットリスト

2015年12月31日 aiko Love Like Pop vol.18~CountDown Live あっという間の最終日~ at 大阪城ホール

01. プラマイ
02. 夢見る隙間
03. Aka
04. 猫
05. 彼の落書き
06. 冷たい嘘
07. リップ
08. 向かいあわせ
09. 合図
10. 寒いね…
11. クラスメイト(嵐バージョン)

弾き語り即興コーナー「世界の果てまでイッテQ」
12. 4秒(aikoキーボード弾き語り)

13. 今度までには
14. 透明ドロップ
15. 傷跡
16. 明日もいつも通りに
17. あした
18. 相合傘
19. あたしの向こう
20. 舌打ち
21. beat
22. キラキラ

アンコール1
23. カブトムシ
24. ボーイフレンド
25. ホーム

アンコール2
26. さよなランド
27. Power of Love
28. ジェット
29. be master of life

アンコール3
30. マント
31. 鏡

アンコール4
32. milk
33. えりあし(aikoキーボード弾き語り)