発売から少し経ちましたが、ここでaikoのベストアルバム「aikoの詩。」の感想を投下しておきますね。

ちなみに初回限定盤のDVDの感想はこちらの記事で書いてます。

「aikoの詩。」スタジオライブDVDの感想~歌えて嬉しそうなaikoが見られて私も嬉しい

芦田愛菜ちゃんのCMも感慨深いですね。8年前の「まとめ1」「まとめ2」のCMではまだ小学1年生だったと思いますが、もう中学生ですもんね。次回のベストアルバムのCMにも出てくれるかな?

aikoの詩。感想(CD編)

感想に入る前にまずは「aikoの詩。」について軽く説明しておきますね。

aikoの詩。ジャケット

「aikoの詩。」はCD4枚組のベストアルバム(シングルコレクション)で、初回限定盤にはスタジオライブのDVDも付属しています。DISK1~DISK3には「あした」から「ストロー」までの全シングル曲が収録されていて、DISK4はカップリング曲がセレクトされています。

全シングルが収録されているということで、前回のベストアルバム「まとめ1」「まとめ2」には収録されなかったシングル曲(星のない世界、あなたと握手など)も入っています。

シングル曲やカップリング曲の曲順は発売順ではなくて、aikoやスタッフのみなさんで改めて考えて作ったそうです。

CDのケースを横から写真撮ってみました。一番下の赤い冊子が歌詞カードで、一番上と真ん中の赤と青がCDのケースです。歌詞カードの厚みすごくないですか?CDのケース1枚分あります。
aikoの詩。ブックレットの厚み
歌詞カードにはそれぞれの曲の歌詞と共に、その時代のaikoの写真もたくさん載っていて、ファンはaikoと一緒に歳を重ねた時間のことが蘇ってきますよ。

シングル曲(DISK1~DISK3)

DISK1の1曲目はaikoがブレークした曲で、今でも代表する曲の一つである「花火」です。1曲目をどれにするかとても悩むと思うんですけど、確かに花火がふさわしいなと納得しました。デビュー曲だけどaiko作曲ではない「あした」でもなく、ボーイフレンドやカブトムシでもなくて。

そこから、最近の楽曲である「夢見る隙間」になったり、また初期の「初恋」になったりと、まったく年代に捕らわれない曲順になってます。ベストアルバムと言うよりも、普通に自然な流れで聴けるアルバムになっていると思いました。

それでいて、ボーイフレンドがDISK2の最後、カブトムシがDISK3の最後になっていて、ヒット曲がうまい具合にバラけて配置されているというのも、とても工夫されていますよね。

アレンジャーも島田昌典さんメインの時期とOSTER PROJECTさんメインの時期がありますが、全部aikoの歌になっていて、ほんと自然なんですよね。

自分がaikoファンでよく聴いているせいかかもしれませんが、初期の楽曲も20年ぐらい昔の曲なのに懐メロ感がしなくて、”現役”なんですよね。aikoが長い年月に耐えられる普遍的な楽曲を作ってきたということなんだと思います。

どの楽曲も恋愛をモチーフにしているのですが、恋愛だけじゃない何かを感じられるところが、私みたいな男性でもaikoの歌を好きになれる魅力なのかもしれませんね。逆に私はaiko歌詞の恋愛について考察するのは難しくて、このブログでもaikoの歌詞について深く書けないんですよね。。。笑

aikoの場合、売れた時期の曲だけでなく、最近の曲もクオリティ高いのがすごいところなんですが、CDの売上的にはあまりヒットしていないので、このベストアルバムをきっかけにして、花火やボーイフレンドやカブトムシ以外の曲も広く知ってもらえたらなと思いますよ。

CDって曲順によって、あの曲がすごく良く感じた!みたいな発見があると思うのですが、今回のaikoの詩。の曲順で聴いてみて心に刺さったのは、DISK3の後半に位置している、ファンのことを想って作った「君の隣」とaiko地元の駅名がタイトルになっている「三国駅」です。

aikoの詩。は今までのことを振り返りながらも、ファンと一緒にこれからも歌っていってくれるという通過点なんだと思います。

DISK3最後の曲のカブトムシには「あたしもどんどん年老いて」というフレーズもありますが、さすがにaikoかわいい!と言えなくなっても、ずっとaikoのことが好きなのは変わらないでしょう。

親より先に死にたくないのと同じくらい、aikoより長生きしたいと思いました!

カップリング曲(DISK4)

DISK4はカップリング曲が集められてますが、辛い時に励ましてくれて前向きになれる曲でファンに人気な「未来を拾いに」、ライブでもよく歌われる「どろぼう」「舌打ち」、ゆったりとした優しい曲で癒やされる「テレビゲーム」などが収録されています。

にわかファンの私はシングルCDをすべて持っているわけではないので、「キスでおこして」「前ならえ。」「I’m feeling blue」「ココア」の4曲は音源としては初めて聴きました。

初期のカップリング曲はグルーヴ感があって、結構攻めていて、荒削りで実験的なところだったり、若さも感じられますね。

最近のカップリング曲はaikoが伝えたいことが込められてたり、その時のaikoのモードが曲調に現れてたりしてると思います。

シングルCDの表題曲はタイアップなどの大人の事情もあるようですが、カップリング曲はaikoに権限があって、aikoが歌いたい曲を収録していると聴いたことがあります。

それにしても、aikoのカップリング曲集はCD1枚じゃ足りないですね。未来に向けてのお楽しみということで。

さいごに

aikoの詩は10万枚ぐらい売れたそうですね。とりあえずまあまあ売れてホッとしました。

でも、渋谷駅前の大きな看板など大々的な宣伝の元は取れたのでしょうか。CDが売れないこのご時世なので、芦田愛菜ちゃんのCMのギャラをちゃんと払えるだけ売れるか心配してましたよ。宣伝費は数千万単位でかかってそうですよね。

ところで、今年は6月になってもaikoライブツアーの発表がなくて、夏休みの予定が立てられません。ライブツアーの発表を早くお願いいたします~。