こんにちは、takkaaaaa(@butterfly_2100)です。aikoの新曲「恋をしたのは」をフラ毛して聴きました。カップリングも含めて、ブログに感想を書いておきますね。「恋をしたのは」は映画「聲の形」の主題歌ですけど、映画と一緒にヒットしてくれないかなー。

※注意・・・以下、映画「聲の形」のネタバレがあります。
aiko恋をしたのはジャケット

aiko「恋をしたのは」を聴いた感想

1.恋をしたのは

この曲の感じ方は映画「聲の形」を見たかどうかによって全然違うのかもしれません。私の場合は、aikoのライブで一度聴く(参考:LLP19NHKホールのライブレポの記事)→映画「聲の形」を見る→aikoのCDを手に入れるという順序でした。

映画を見たときに、「聲の形」の世界とaikoの「恋をしたのは」がとても合っていて、約2時間の映画を凝縮したような歌だと感じたんですよね。それで、(まだCDの発売日前だったので)早くaikoのCDを聴きたい!といつも以上に思ったところでした。

硝子と将也の二人だけでなく、その周りの人たちも彼らが小学生だったの頃のつらい思い出を引きずって生活している「聲の形」の影のある部分と、aikoの歌がずっと静かで暗く流れるところが重なりました。「恋をしたのは」の構成が変わっていて1コーラス目に大サビが無くて、しばらく静かなままで流れるから余計にそう感じます。

そして、大サビの「ああああ~恋をした~のは~」の部分で一気に感情が爆発する部分を聴くと、大きな花火が打ち上がっているのが見えるマンションの暗い部屋から、硝子が飛び降りるシーンが浮かんできてしまい、aikoの歌を聴いてるだけで「聲の形」を思い出して泣けてしまいます。

ラストの「伝えたかったことは今も昔も同じままだよ Darling 迷わぬように歩いていけるたったひとつの道標」のところは、これからの光が見えて救われて終わる映画を表現しているかのようです。

あと、aikoのCDのCMを見たときに、なんで唐突に最後に「ダーリン」って叫んでいるんだろうと不思議に思っていたのですが、フルコーラスで聴くと謎が溶けていきました。

歌詞カードを読むと、1番と2番と最後のサビでDarlingが1回ずつ書かれてます。また、大サビの最後(=CMの最後)に歌詞に書かれてないDarlingが出てきます。Darlingと言う度に曲の展開が進んでいくように感じられました。映画で小学生→高校生→硝子と将也が再会する→・・・とストーリーが進んでいくかのようです。

恋愛のことばかり歌っているイメージが強いaikoの主題歌が、映画「聲の形」に合っていないという意見もネットで見たのですが、もう少しちゃんと聴いてもらいたいですね。聲の形の良さがわかる感性を持っているなら、aikoの曲もわかるはず。

aikoのCDを買った人には聲の形を見てほしいし、聲の形を見た人にはaikoのCDを聴いてほしいと思いました。

CDには「恋をしたのは」のinstrumentalバージョンも収録されているのですが、ストリングスの音色に映画の情景が浮かぶようでかなり良いですよ。ただのカラオケだと思って飛ばして聴くのはもったいないです。編曲の川嶋さんもすごいですね。

2.夏バテ

2曲目の「夏バテ」は同じ川嶋さんアレンジの「問題集」や「ドライヤー」タイプのミディアムテンポな曲ですね。ギターとドラムの掛け合いも面白いです。グラスを割って手を切ったり、部屋の植物を枯らしてしまったaikoの日常も反映されてます。

3.微熱

3曲目の「微熱」の編曲はOSTER Projectさん。ポロンポロンと鳴るピアノから始まるスローでおしゃれな曲になっていて、とても良いですよ。サビのaikoの歌声の裏で鳴っているホーンもいいですよね。aikoの優しくてかわいい声が素敵で、裏声とかフェイクとかaikoのボーカルの魅力が詰まっているし、aikoの優しいお人柄も現れています。aikoに「あたしをあげる」と言われてみたい!

おわりに

aikoがここまでタイアップ先に寄り添った楽曲を出したのは初めてなんじゃないかと思ったりもしました。私は一応aikoファンなのでタイアップ先の作品もとりあえずチェックしてみようとするのですが、aiko楽曲が使われている映画やドラマはなぜか評判良いことが多いですよね。映画だと阪急電車やダーリンは外国人。ドラマだとダメ恋や素敵な選TAXIなど。朝ドラのウェルかめはコケたけどw

追記・・・歌を聴き込んだあとの感想も書いてみましたよ。→aikoの「恋をしたのは」を聴き込んできたら明るい前向きな歌に思えてきた