2020/2/7(金)にZepp東京で行われたaikoのライブ「Love Like Rock vol.9(LLR9)」に行ってきました。LLR9は4回目の参戦でしたけど、ツアー終盤になってきて、aikoとバンドメンバーの演奏も熟成されてきて、さすがaikoというライブでしたよ。前半とはセトリも全然違いました。

以下ネタバレあるので、未参戦の方は気をつけてくださいね。

ZeppTokyoの後ろに立ってる観覧車

ライブの感想

入場について

今回は一般販売のチケットだったので番号がC300番台という後ろの番号でした。さらに、会場内のロッカーに荷物を預けたのですが、ロッカーのところでも並ばされて、大幅に時間ロスしてしまいました。

ということで、ポジションは後ろなのに、さらに後から入ってきた人で密集してしまって、ゆったり見ることもできないという、なかなかに厳しい感じでした。

たぶん、前の方に詰めてくださいっていう誘導が全然なかったこともあって、逆に後ろが密集してしまったのだと思います。

そして、何故かこの日はZeppの空調が弱くて、すごく蒸し暑かったです。いつもは曲間とか涼しくしてくれるのに・・・。途中で一旦退出される方も多くて、きつい環境でしたね。

ライブ本編の感想

席や環境の話はこの辺にしておいて、本題のライブの感想に入っていきます。

後半2daysの1日目のセトリ(Cパターンって言ってるのかしら)ということで、1曲目は「メロンソーダ」始まりでした。

今回のツアーではaiko版メロンソーダを何回か聴くことができましたが、バンドメンバーのコーラスも上手くなってきてて、純粋に横揺れするようなノリを楽しめて、この曲とaikoの優しい世界に浸りました。

前半のうちから、「あたしの向こう」「ストローー」「milk」「赤いランプ」などの盛り上がる曲を連発するというアガるセトリでした。演奏もギターのたらちゃんとハマちゃんの活躍が目立つアレンジだったように思いました。ギターがギュインギュイン言ってて、本当にロックっぽいライブでしたよ。

aikoの服装はたくさんの緑やチェックの布が重ね着されているような服で、とても暑そうでした。MCのときに、aiko脱いで!と客席から声が上がったのですが、そしたら、aikoは「お前らも脱げー!ち○こ出せやーー!!!」と煽ってきました(冗談で)。

普通はロックバンドがファンのギャルに対してお前らも(上半身)脱げー!って言うイメージなので、下半身の方を脱げというのは珍しいですよね。

まあ、さすがに問題があるので脱いでる人はいなかったっぽいですが、ラグビーの堀江選手がいた2階席の一番前のようなaikoから見える位置だったら、脱いでaikoから見られたいと少し思いました笑。

このご時世、aikoも下手なことをツイッターなどで言うと炎上したりするし、エゴサしてて、わざわざ書く必要がなくて家の中で言ってればいいやんということ(aiko老けたとか)を見て悲しむことを話してました。なので私はaikoかわいい、aiko若い、aiko歌上手、aiko天才、aiko優しい、aikoおしゃれと書いておきますね。

福岡のライブのときにゲッターズ飯田さんにバンドメンバーが精神年齢を見てもらった話も聞けました。aikoに話を振られたたらちゃんが、すごく話苦手そうにしてて、他のメンバーに振りたがっていたのが面白かったです。あと、佐野さんの声が可愛かったし、ハマちゃんの声がカッコよくてイケメンでした。

新曲の「青空」に入らない方の新曲(バイバイと話してました)も歌ってくれました。前回行ったときに聴いた曲とは違う曲でした。曲も溜まってきているのでしょうか?2020年はオリンピックのせいもあってライブツアーしづらいですし、リリースの方にも期待してますよ。

「終わらない日々」ではスローな曲調なのに、よく聴くとドラムのグルーヴがあって、身体が動いてしまいました。aikoライブと佐野さんのドラムあるあるですね。

「心日和」はロックアレンジでした。久しぶりに聴きましたが、やっぱりすごい盛り上がるアレンジですよね。aikoももう44だからか、ウサギちゃんポーズは恥ずかし気味にちょこっとだけやってました。

ライブ終盤でも「プラマイ」「Loveletter」「beat」など、アップテンポな代表曲をたくさんやってくれて、激しいセトリでした。

場所がすごい後ろだったからか、今回はLoveletterのオイオイは近くで声出してる人はいなかったけど、手の動きとかでだいぶ定着してきてることはわかりました。

Loveletterの後に男子女子そうでない人のコールアンドレスポンスがあって、aikoもかなり叫んでましたね。そのせいもあって、それ以降は声がかすれてる箇所も多かった感じがしました。喉を壊さないように少し心配もしましたよ。

beatは例によって、手拍子難しすぎです。aikoファンは手拍子スキル高すぎだと思いますが(他のアーティストのライブに行くとよくわかります)、それでも中々合わせられないですよね。なので身体を動かして自由にノッていたいと思ってます。でも、aikoがこっちを見たときとかは手拍子したりして、リアクション取ってあげたいという苦悩があります。

本編最後は「舌打ち」でした。舌打ちの2番のAメロの小節の合間で、フゥー!ってかすかに聴こえるところあると思うんですけど、あそこでみんなでフゥー!って声出してみたいと思いませんか?私は高い声でフゥー!って言うの苦手ですが・・・。

aikoをもり立てるためにも、むしろ後ろの方にガチなファンに集まってもらって、後ろから声を出してもらうといいかもしれないと思ったりもしました。

アンコール~ダブルアンコール

今回、場所が悪かったし、暑かったので、本編終了後アンコール前に一旦退出してトイレに行くというのを初めてやってしまいました。しれっと前方のドアから再入場したら、やっぱり前の後ろ(壁側)は快適な状態になってて、この戦法使えるなと思いました(良い子は真似しないように)。

暗闇から照明がついてアンコールが始まり、1曲目は「トンネル」でした。この曲は個人的にはaikoライブ行くようになり始めた頃の曲ということもあって、余計にaikoのことやその頃のことを振り返ってしまって、泣けてきました。

aikoがMCで言っていた、一度離れてしまったとしても、いつかトンネルを抜けてもう一度一緒になれれば良いなということが心に残りました。

アンコール2曲目は新曲の「青空」でした。心地よいテンポなのに歌詞はすごく切ないというaikoの真骨頂と言うべき曲ですね。そういう意味では透明ドロップに近いと思います。CD買って、歌詞カードを読みながら聴くとまた違ったものが見えてきそうです。

アンコール終了後、間をほとんど開けずに、aikoとバンドメンバーの作戦会議があって、ダブルアンコールになります。

アンコールまでは事前に歌う曲決まってると思うのですが、ダブルアンコールはレパートリーの中からその場で決めるガチなライブ感が好きです。

いつもはダブルアンコールで歌う曲って大体固定されていると思うのですが(ボーイフレンド、ビーマス、ジェットなど)、この日はエナジー、キラキラ、二人とダブルアンコールとしては珍しい曲ばかりでした。

スカの曲調であるエナジーをやったというのは狙ったのかわかりませんが、この日は告知があって、東京スカパラダイスオーケストラの新曲でゲストボーカルとして参加するというのがaikoの口から聞けました。

ちょうど金曜日で、MステのCMで発表されるから、aikoもライブで言っていいとなったそうですが、今日のライブ参戦した人は知らなかったので、おぉ!と歓声が上がりましたよ。

去年はライブツアーもできなかったけど、今年はこうやってライブしたり曲を出せることを話しているときに、aikoがむせび泣く場面もありました。曲出せてなかったことや去年の春~夏にライブできなかったことが相当不甲斐なく思っていたようです。もらい泣きしちゃいますよね。

でも、言うほど2019年は活動できてなかったわけじゃなくて、冬にLLP21アリーナツアーとぜっぺちゃんやってるし、名曲メロンソーダを世に送り出して、秋に玉響やって、LLR9スタートして、紅白歌合戦にも出場しましたよね。aikoは十分頑張ってると思いますよ。

そんなaikoの想いを感じつつ、キラキラでみんなで手を振って、二人でも盛り上がって、完全燃焼してaikoのライブを締めくくられて、とても良いライブだったと想います。

セットリスト

セットリストの写真撮ってきました。青空でない方の新曲のところには「まっさらぴんさらポテサラな新曲聴いてくれてありがとう!!」と手書きで書かれてますね。アンコールはトンネル、青空、ハナガサイタ。ダブルアンコールがエナジー、キラキラ、二人です。
20200207_aikoLLR9セットリスト

おわりに

個人的にはLLR9は最後の参戦でした(どこかからチケットが降ってこない限り)。ほんとaikoさんのお人柄がすてきで大好きです。

この日は会場が暑かったのですが、aikoが体調悪くなった人を気遣って、警備のお兄さんを呼ぶシーンが多くて、aikoの優しさが見に染みました。バンドメンバーやスタッフなどの周りの人達からとても慕われてるというのも、色んな節々から伝わってきます。

歌手や芸能人としてのaikoになりたいというのは現実的ではないですが、aikoのような人になりたいです。