aikoのライブツアーLove Like Pop Vol.22(LLP22)、2021/9/27(月)に開催された東京ガーデンシアター公演に行ってきました。ライブの感想をブログに書いておきますね。セットリストのネタバレあります。

20210927_東京ガーデンシアター

LLP22ライブ感想

aikoのライブツアーLLP22はコロナによる延期がありつつも後半戦になってきました。

前回、東京ガーデンシアターに来たときはグループディスタンス(チケット2枚で買った人は空席空けずに隣どうし、チケット1枚の人は両隣が空席)だったのですが、今回はチケット2枚で買った人の間も空席になってました。

自分のファンクラブチケットなんですが、アリーナ(2階)でした。2階というのは建物的な2階で、普通のアリーナ席1階です。

アリーナ席は平坦で坂や段差になってないので、アリーナ後ろよりも、スタンド席2階(チケットの表記的にはバルコニー(3階)になるのかな)の前方が見やすいかもしれませんね。

時計見てたわけでないですがたぶん10分ぐらい時間押して、1曲目「片想い」からスタート。aikoのキーボード弾き語りから始まるのは珍しいと思います。

2曲目の「メロンソーダ」は会場みんなで手拍子して、すごく幸せな気持ちになれる曲でした。2番からバンドメンバーも一緒に歌うのがいいし、aikoがギターの設楽さんに近づいていって一緒に歌うところなど、aikoとバンドの一体感ありますよね。

3曲目「線香花火」はKissHugのカップリング曲なんですが、浜口さんのアコギの音色が前に出ていて、全体的に分厚いアレンジだったと思いました。原曲はしっとりとした曲だと思いますが、観客が手拍子してたぐらいのノリがありました。

4曲目に「ボーイフレンド」が演奏されて、えっ、序盤のこの位置でボーイフレンドなの?今日のセットリストは謎?と思ったりしました。でも、やっぱり定番曲でとても盛り上がりました。

前回LLP22前半戦のときは、観客も久しぶりのライブで手拍子などのノリ方が休み明けって感じがありましたが、今回はステージの人たちも観客もコロナ前のライブを取り戻したような気がしました。違いは観客が声を出せないことしかないですね。

結構時間が経った気がしますが、アルバム「どうしたって伝えられないから」(どう伝)を引っさげてのツアーなので、後半戦ですけど、どう伝の曲が多いセットリストでした。そのアルバムの何気ない日常の落ち着いた雰囲気がライブでも出ていて、aikoのライブに時々来れることの幸せを感じました。

「アンドロメダ」「ばいばーい」と2曲続けて歌ったところですが、この2曲の歌詞には共通点があって、アンドロメダの「この歌よ 誰が聴いてくれる」、ばいばーいの「この歌を作り終えたころ 私は少し前を向いてる」と歌い手・作り手としてのaiko本人が登場しているんですよね。

aikoの歌に出てくる主人公の女性は基本的にaikoだと思うのですが、aiko自身の気持ちということをより強調して「ばいばーい」を伝えたかったのかもしれませんね。

LLP22はホーン隊もストリングス隊もいるという豪華編成なんですが、久しぶりにやりますと言って始まった「飛行機」では、今までのストリングス隊がいないライブではやってなかった理由がわかったような気もするぐらい、ストリングス隊が大活躍でした。この「飛行機」が生で聴けただけでも、今日来た甲斐があるレベルでした。前半戦で聴いたビッグバンドジャズ風「シャッター」もそうでしたね。

「テレビゲーム」もホーン隊もストリングス隊も合わせて演奏されました。原曲はアコースティックな曲でaikoのかわいい気持ちが出てるのですが、心の裏側みたいな怪しげなムードの中で進行していって、最後にはフルートとaikoの口笛の共演があるアレンジでした。前半戦でも聴いたので2回目だったのですが、やっぱりすごいアレンジですよね。

このライブの翌々日の9/29にニューシングル「食べた愛/あたしたち」が発売されるということで、ライブでも披露してくれました。やった。

「食べた愛」はカルビーポテトチップスのCM曲で、「あたしたち」はNHKのドラマ「古見さんは、コミュ症です。」の主題歌になってます。

「食べた愛」は基本ゆるやかに流れていくのですが、Bメロからサビに入るところだけ、盛り上がっていくような曲になってますよね。その部分だけ飛び跳ねて踊りたくような感じです。「あたしたち」は結婚式で流したいようなバラードだと思います。

どう伝のリード曲「磁石」は、前半戦で感じた、aikoとそのバンドメンバーならもっとできるんじゃないか?という感じは無くなっていて、すごく盛り上がる曲になってたと思います。今はまだ難しいけど、将来またライブハウスでライブできるようになったら、磁石をまた聴いてみたいですね。

本編最後の曲「ストロー」は君に良いことがあるように~というaikoからファンへの想いが伝わる名曲ですよね。カブトムシとかだけじゃなくて、aikoは今でもいい曲作ってるって伝えたいですよ。

ダブルアンコールでの3曲「恋のスーパーボール」「遊園地」「be master of life」は最後に盛り上がって完全燃焼して終われて良かったです。今回、ソーシャルディスタンスで両隣が空席で、スペースが広くて目立たない端っこの席だったので、間奏のところとかでaikoと一緒に飛び跳ねてみたら、かなり疲れました。珍しくハァハァ言ってた場面もあったけど、aikoの体力すごいよ。

今回は帰りにカルビー様提供でじゃがいもチップスが観客に配られました。太っ腹ですよね。ありがとうございます!カルビー推しになります。そういえば、今回MCで下ネタほとんど無かったのはスポンサー絡みか?w
座席にある紙チケットと貰ったじゃがいもチップス

セットリスト

【本編】
1. 片想い
2. メロンソーダ
3. 線香花火
4. ボーイフレンド
5. 一人暮らし
6. No.7
7. アンドロメダ
8. ばいばーい
9. Last
10. しらふの夢
11. 飛行機
12. テレビゲーム
13. 食べた愛
14. 磁石
15. シャワーとコンセント
16. 夏が帰る
17. 58cm
18. ストロー

【アンコール】
19. あたしたち
20. なんて一日
21. いつもいる

【ダブルアンコール】
22. 恋のスーパーボール
23. 遊園地
24. be master of life

終わりに

今回、チケット代は今までとほとんど変わらないのに(6800円)、係員や警備員などのスタッフすごく多いし、ホーン隊とストリングス隊が両方ずっとツアーで回っていて、特別なアレンジの曲もあって、aikoさんお金大丈夫なんですか?と心配してしまいます。他のアーティストは1万円超えてる人多いっぽいのに。

aikoのライブは、男子女子そうでない人のコールアンドレスポンスが名物みたいなものでしたが、今はなかなか難しいですよね。aikoも工夫するのに苦労されてるなあと思いました。

バンド紹介の最後に、そしてボーカルは?あいこーーーー!ってみんなで言える日がまた来ますように。