aikoのライブツアーLLP20ですが、札幌2日目(2018/8/7)にも行ってきました。会場のニトリ文化ホールは取り壊しになるそうで、aikoがニトリ文化ホールでライブを行うのも今回が最後になります。aikoも「ニトリを破壊する!」と言っていたほどの熱いライブになりましたよ。感想書きますね。セトリなどのネタバレ有りです。

写真はライブ終了後のニトリ文化ホールです。
LLP20札幌終了後のニトリ文化ホール

ライブの感想

ライブ前

前日の札幌1日目のライブにも参戦したのですが、翌日の札幌2日目は夜のライブまで時間があったので、喫茶店でライブレポを勢いで書いてみましたよ。

LLP20札幌1日目(2018/8/6)に行ってきた感想〜「aikoのCD買ってください」というaikoからのお願い

あとは、ちょっと回転寿司を食べに行ったりしてました。札幌の回転寿司美味しいですね。夕方に札幌駅前で中継しているどさんこワイドというローカル番組にaikoTシャツで映り込んでこようかと思ったのですが、私は見栄えが良くないおっさんなので、aikoファンのイメージが下がったら嫌だからやめておきました。17時30分頃に「奥さんお絵かきですよ」のコーナーがあって、ホテルのテレビで見てたのですが、aikoファン誰も映ってなかったですね。。。

前日にもらったアンケート用紙は持ち帰ったのですが、aikoへのお手紙のつもりでゆっくり記入しましたよ。今回はほしいグッズを書く欄がありません。ただ、本日のライブでの出来事はまだ書けないので、そこだけはライブ終了後に書くしかないですね。
LLP20アンケート用紙

ライブ本編

前置きはこれぐらいにして、本題のライブの感想に行きますね。

オープニング映像が流れてから、aiko登場!いきなり「ストロー」で一気に会場も盛り上がります。1日目と違ってホーン隊も最初からステージ上にいました。今回のLLP20のセトリも1日目と2日目で違うということは知っていたのですが、1曲目から違う曲で来てびっくりです。aikoに向かって手を振ってみたら、昨日の筋肉痛が今になって感じてきました。歳のせいでしょうか。まだPOPだから2日連続でも大丈夫ですが、ROCKでは2日連続参戦は自重したほうがいいかもしれません。私はaikoより年下のはずなんですけどね。

2曲目「帽子と水着と水平線」、3曲目「あたしのせい」とアップテンポな曲が続きます。1日目はアルバム「湿った夏の始まり」のコンセプトに沿ったセトリだと感じたのですが、2日目の方がロックなセットリストでしたね。

1日目に歌ってくれなかった「夜空綺麗」は間奏のギターソロが哀愁あって良かったです。「くちびる」は横揺れするグルーヴ感が最高でした。ファンに人気な名曲の「二時頃」も歌ってくれて、しっとりとしたバラードなのに、最後のサビで受話器の隣にtinyな彼女がいるという急展開が切なすぎます。

aikoの服装ですが、帯がある黄色いつなぎの服でした。江戸時代の忍者や商人の下っ端の人が着ている感じの服だと思いました。LLP20のツアーでは今日初めて着たそうで、可愛く見せようとウエストの帯を締めすぎたら、最初の数曲歌ってて息が入らなくて、声が大きく出せなかったと言ってました。

そこで、aikoは一旦キーボードのたつたつさんにマイクを渡して、帯を締め直すためにステージの袖に言ってしまいました。マイクを持たされたたつたつさんが間をつなごうと喋るのですが、観客へのコールの呼びかけも緊張してテンション低くて、面白かったです。aikoも焦って急いで戻ってきてましたよ。

言われてみないと気づきませんでしたが、くちびるの抜けるような高音のところとか、声を出しきれてなかったのかもしれませんね。その後はaikoのボーカルも絶好調で昨日よりも声が出てた気がします。猛暑な本州と違って札幌は涼しいから、aikoのコンディションも良かったんだと思います。私のいた座席の違いもあるかもしれませんが、音響も良くなってたのかもしれませんね。

ストローのカップリング曲「雨フラシ」もゆったりとした曲で、安らぎました。aikoの優しいお人柄がライブでも伝わってきます。昔のアルバム「秋そばにいるよ」に収録されている「陽と陰」も久しぶりに聴きました(いや、私がライブで聴いたのは初めてだったかも?)。

札幌2日目のMCでは、1日目の時よりも観客からaikoに話しかける掛け声が多くて、少し嫌な予感もしましたが、結果的にこれぐらいがちょうど良かったですね。アメリカのボストンからaikoのライブのために来た人がいて、そのイケメンのダニエルさんという方とaikoは話そうとするのですが、aikoは英語が話せないので、ダニエルさんの近くの人に通訳してもらいながら話してました。aikoはダニエルさんにライブの後は暇かどうか聞いてましたね笑。

観客からaikoかわいいと言われて、aikoは22歳の時にデビューしてもう20年もやってるから、それなりの歳になったけど年齢に逆らって頑張っていると話してました。でも、aikoがテレビで取り上げられるときに、aiko(42)と年齢が強調されるのはすごく嫌みたいです。しかも年齢付く人と付かない人がいるのに納得行かないそうですが、そこから先はSNSで書くなと言われたから書きませんね。aikoも芸能人としてのプロフィール的なやつを年齢非公表に変えればいいんじゃない?

「Loveletter」もイントロのギターでわー!ってなって盛り上がったし、ライブ中盤で聴く「だから」はアンコール1曲目だった昨日とは印象が違ってた気がします。全体的に2日目の方が自分の身体の中にaikoの歌がすーっと入ってくるような感覚でした。

弾き語りコーナー

弾き語りコーナーでは、最初に今のうちにトイレに行っといで!とaikoが話して、観客も着席させて、少しの間MCをしてました。

aikoは昨日ホテルでお風呂に入っていたら、ドアが中から開かなくなってしまい、お風呂に閉じ込められたそうです。幸いなことにお風呂にスマホを持ち込んでいたので、バンドメンバーのグループラインで伝えてみたら、バンドメンバーは飲んでいて、「今、全裸?」とか「動画は?」とか返信のノリがすごかったそうです。たつたつさんがLINEの通話機能で電話してきたり、トロンボーンのまさちゃんは「動画キボンヌ」と打ってきたみたいです。まさちゃんは昨日のバンド紹介でムッツリスケベと言われるし、札幌が地元なのにaikoさん厳しいですねw

お風呂の件は、結局、マネージャーさんに連絡をとって助けてもらえたので、良かったですね。でも怖いわ。

あと、26歳の女子が今日誕生日と声をかけて、aikoと会話してました。今まで辛かったことは?とaikoが尋ねたら、出産と答えてて、旦那さんも立会いしてくれたそうです。aikoがそこにすごく食いついてきて、出産に立会う旦那さんは、前から見るのか後ろから見るのか?聞いてましたよ。

そんなMCで観客と会話してたaikoさんですが、時々聞き返したりしてて、聞き取りづらそうにしてました。で、「観客の声を聞き取りにくいの~」というのを即興で歌い始めて、途中で「演歌調にする?」とか言ってコブシを付けたり、平原綾香のモノマネをしたりしながら、自分の歌である「夏服」を弾き語りで歌ってくれました。

弾き語りコーナーでは「鳩になりたい」と「大切な人」を歌ってくれましたが、「鳩になりたい」はaikoの日常が見えてくるような親近感が感じられてとても良かったです。「大切な人」も弾き語りで歌ってるから大切な人への感情がより伝わってくる感じがありました。やっぱりライブだと、生身のaikoというか、1人の人間としてのaikoを感じられて、ますますaikoのことが好きになります。

弾き語りコーナー後

弾き語りコーナー終了後は、湿った夏の始まりの1曲目の「格好いいな」から終盤に向けて再び盛り上がって行きました。1日目とは曲順によって全然感じ方が違うのが奥深いです。1日目はアルバムやaikoライブの世界へ引き込むような感じでしたが、2日目はここから盛り上がっていくぞという感じだったんですよね。

可愛らしいイントロから始まって、とてもポップな「恋の涙」、サビや間奏で踊りたくなってしまう「ドライブモード」で会場もどんどんヒートアップしていきました。手拍子が難しい「予告」では、サビの「よ・こ・く!」のところとか、ついつい歌いたくなってしまいますけど、周りの観客も私の歌ではなくてaikoの歌を聴きに来ているので、そこは我慢して口パクしてました。

「夢見る隙間」ではイントロでキラキラテープが発射されましたが、今日も前の方にしか飛ばなくて、私はBP席で1階の真ん中あたりだったのですが、取れなかったです・・・。間奏でメンバー紹介で各々がソロを弾いてました。夢見る隙間は3連の手拍子とか最高ですし、とても盛り上がりましたよ。ライブ本編最後の曲は「ハナガサイタ」でした。アップテンポだけど、ライブの締めくくり感がある曲ですね。

アンコールとダブルアンコール

ライブ本編が終了後、暗転して、観客の「あ・い・こ!あ・い・こ!」という掛け声が始まりました。アンコールが始まるまでの時間いいですよね。気持ちも高まっていて、aikoへの期待に膨らんでる感じです。

やがてバンドメンバーとaikoが登場して、アンコールが始まりました。アンコール1曲目は「うん。」でした。この曲にはaikoが今までにないようなキーの高いスキャットがあるのですが、ライブで生で聴けて鳥肌が立ちました。aiko歌上手いわ、マジ卍。

aikoは札幌のライブで全然うまく行かなかったことがあって、ホテルに帰ってからホテルの部屋にあるメモ帳に、お前は全然だめだ、しねとか、もうやめろとか自分で書いた事もあると話してました。そんな因縁の場所である札幌のニトリ文化ホールも取り壊しということで、今回がaikoは最後のライブです。

aikoは「ニトリ破壊する!」と言ってましたが、そんな苦い思い出も乗り越えてきて、こうして満員の観客がとても盛り上がるライブができているんですよね。aikoってキャラ的にはファンに近くて親しみやすい人ですが、実は等身大という言葉が失礼なくらいの神なんじゃないでしょうか。私も家にあるニトリのソファーを破壊して、IKEAで買い換えられるぐらいに頑張って生きようと思います。

アンコール2曲目は「君の隣」でした、君の隣などが発売された辺りから、aikoファンとしてさらにハマりだしたこともあって、当時の思い出が浮かぶようでした。歌で思い出を思い出すのってこういう感覚なんだなって思いましたよ。

アンコール3曲目は「milk」で、これはもう間違いないぐらいに盛り上がる曲です。イントロのピアノの音からもう高まります。ジャンプ!ジャンプ!

ここでアンコールはひとまず終わってaikoがMCをするのですが、観客の掛け声もあって、ダブルアンコールに突入していきます。

ダブアン1曲目「ジェット」、2曲目「二人」と熱い曲が続きました。ジェットはサビの「ベイビー」や「ダーリン」で観客も声をだすところがあるので、私も叫びましたよ。ここはaiko公認のところだからいいですよね?

そして、ダブアン最後の曲「ボーイフレンド」が始まりました。もう我慢できなくて、サビを一緒に歌ってしまいました。このブログで謝罪しておきますね。ライブのクライマックスで盛り上がってるところでのボーイフレンドはみんなで歌ってもいいことにしようよ(愛の病やビーマスも)?

エンディングのムービーは「もっと」のオーケストラバージョンのインストゥルメンタルでした。エンディングの音楽を集めたCD出して欲しいぐらいにいい曲ですね。

セットリスト

セットリストのボードを写真撮ってきました。今回のセトリは1日目と2日目片方だけだと、発売されたばかりの「湿った夏の始まり」のアルバム曲を全部聴けないんですね。LLP20もライブの前半と後半に分けてチケット発売が行われていますが、例えば前半で1日目に来たら、後半は2日目に来てね!という感じで、両方の公演に来るように推奨されていると思っておきます。
LLP20札幌2日目のセットリスト

おわりに

今回わたしは札幌2days両方共参戦したのですが、どっちも最高に盛り上がったライブで、ほんと来れて良かったです。

2日連続ライブに参戦することについては、実はわたしは初めてだったのですが、遠征だったこともあり、日頃のつらいことも忘れてとても楽しい時間を過ごせましたよ。翌日に横浜に飛行機で帰ったのですが、羽田空港に降りたら日常に引き戻されちゃいました・・・。