aikoの新曲「夢見る隙間」が4月29日に発売になりましたが、28日の夜に会社の帰りにフラゲしてきました。さっそく聴きまくってますよ。

5月3日の札幌ライブに行った時に、ライブ会場限定盤の「噛めないけどねCD」も買うことができたので、合わせて感想を書きますね。

夢見る隙間の感想

aiko公式サイトに夢見る隙間のインタビューが載っているので、参考にしました。気になるアレンジャーですが、「夢見る隙間」と「さよなランド」がOSTER projectさんで、「未来を拾いに」がKano Kawashimaさん(aikoの前作「あたしの向こう」のカップリング曲「ドライヤー」も担当されてました)です。

1.夢見る隙間

aikoのインタビューでもありますが、「新しいこと」をやっていこうという想いがあるのですね。前作「あたしの向こう」に引き続き、OSTER projectさんのアレンジになっていますが、サウンド面での新しさを感じます。

何かのインタビューで読んだのですが、OSTER Projectさんはボカロ系の人なので打ち込みでアレンジをしてくるのですが、レコーディングではミュージシャンの方々が実際に楽器を演奏して録音しているそうです。

実際の楽器で打ち込みのアレンジを再現するのは難しかったみたいですが、そこをやってのけるミュージシャンの皆さまもすごいですよね。あたしの向こうや夢見る隙間では特に鍵盤が忙しくて大変そうです。ピコピコした打ち込みじゃなくて、ちゃんと楽器を演奏してCDを制作しているところに安心します。

夢見る隙間の曲についての感想は、Mステを見た感想の記事で書いてしまったところもあるのですが、ジャジーなグルーヴ感がたまらない曲です。最後の「逢いたい」に向けて盛り上がっていく流れがいいですよね。

ベースの音が大きめで、ポロンポロンと鳴っているピアノの音もジャズ風でいいですね。そこにエレキギターが加わって、ロックな感じもしますよ。そういえば、最後のサビ前にaiko楽曲では珍しく長いギターソロのリフがありますね。アレンジャーが違う影響なのかな。

あと、聴いていて、サビの最後の歌詞の「わからない」「止まらない」のところの言葉の詰め方が印象に残りました。ジャジーなメロディーに合っていますよね。aikoのリズム感が半端ないと思います。aikoが明るく可愛い声でさらっと歌っているから気づきにくいけど、実は相当歌上手いですよね。試しにカラオケの採点を競う番組で「夢見る隙間」を使ってみてほしいなぁ。音程通り歌って高得点が出たとしても、グルーヴ感的なものは感じられるのだろうか。

歌詞ですが、最後のサビの「心があなたのことで全部埋まってしまった 夢見る隙間も残ってない」という表現が素敵で、こんな歌詞を書けるaikoさんはやっぱりすごいとしか言い様がないです。

2.未来を拾いに

1曲目の「夢見る隙間」はaikoにしては力強い曲だと思うのですが、2曲目の「未来を拾いに」はちょっと変わって、aikoらしい可愛らしくて明るいポップな曲になっていますね。聴いていて未来に向けての希望が持てる曲ですよ。

「未来を拾いに」はビューティラボ ホイップヘアカラーのCM曲でタイアップが付いているのですが、タイアップ無しの「夢見る隙間」がA面ですね。「夢見る隙間」の方が今までのaiko楽曲とは違った感じなので、「新しいこと」を見せたいという想いの現れなんでしょうね。

3.さよなランド

「さよなランド」はaikoのファルセットの歌声もあって幻想的な感じになっていますね。iPod nanoに取り込んで、GWに北海道へ向かう飛行機の中でこの曲を聴いていたのですが、着陸する時にこのまま別の世界に降り立ってしまうような感覚になりました。

歌詞的には「さよなら」という言葉でお別れを匂わせながらも、永遠を望んでいる曲だと解釈しました。色んなインタビュー等でわかるようにaikoは長く歌手を続けたいと思っているみたいなのですが、今ぐらいの音楽活動をずっと続けていてくれると嬉しいなと私も思います!

ところで、夢見る隙間のCDはタワレコの実店舗で買ったのですが、予約しなかったのにB2のポスターを貰えました。いつもはamazonや楽天で買っていたので、実はポスターもらったのは初めてだったりします。せっかくポスターもらったので家に飾りたいのですが、裸のままで飾るのも勿体無いので、amazonで一番安かった額縁を買いました。ポスターのサイズをメジャーで測ったら、73cm×52cmだったので、B2のこの額縁でちょうどいいです。

額縁にポスターを入れて部屋に飾ったらこんな感じです。夜に蛍光灯の下で撮ったので写真が微妙だけど、アルミのフレームがいいですよ~。
夢見る隙間ポスター

噛めないけどねCD+DVD

LLR7のライブ会場で買った「噛めないけどねCD」についても書きますね。

収録曲

噛めないけどねCDの収録曲です。カップリングの2曲が入ってないので、普通のCDと両方買わないと揃わないのが残念ですが、2014年のLove Like Pop 17.5の様子が収録されたライブDVDがメインだと考えれば、特にもったいない気もしないですよ。

CD
1.夢見る隙間

DVD
1.Backstage1
2.恋のスーパーボール(Bossa ver.)
3.Backstage2
4.ポニーテール
5.大切な人
6.Backstage3

パッケージ

aikoのツイートでも言っていますが、開け口がパイの実仕様ということで、箱に入ったお菓子のように、こんな感じで開けるところをビリビリと破かないといけなくなってます。これは保存用と見る用に2枚買う必要があったというやつですかねぇ?私は1枚しか買わなかったけど、中身を見たいので開けてしまいましょう。
噛めないけどねCD

DVDの感想

Love Like Pop 17.5のセンターステージで披露していたアコースティックな3曲とバックステージの様子が収録されていますね。自分が行った横浜アリーナと日本ガイシホールにはカメラが入ってなかったので、収録された会場はおそらく大阪城ホールだと思います。(追記・・・11月13日の大阪城ホール公演と書かれた紙が入っていました)

恋のスーパーボールのボサノババージョンですが、自分がライブに行った時は光の柱のような照明がとても綺麗だった思い出があります。DVDで見ても綺麗なんですけど、ライブ会場で自分の目で見た時の方が迫力もあって綺麗だったかなぁ。実際のライブで体感するのにはかなわないか。

aikoの衣装はかわいいドレスになっていて、ボサノバアレンジの雰囲気に合ってますよね。原曲とは違って、落ち着いた優しい感じの恋のスーパーボールになっていて、ライブに行けなかった方にもぜひ見てほしいなと思います。

恋のスーパーボールのボサノババージョンはYoutubeにもアップされていますね。

「ポニーテール」からはバイオリンも加わります。光の中で歌うaikoが可愛いですよ。歌と演奏も優しくて癒やされますね。会場の観客もセンターステージのaikoの魅力に吸い込まれるように見ている空気感が伝わります。

「大切な人」ではアコースティックギターとバイオリンの音色が綺麗で、そこにaikoの優しい歌声が響きます。間奏のバイオリンソロいいですね。最後のaikoの笑顔もかわいいです。aikoの大切な人を想う気持ちが伝わるパフォーマンスになっているのではないでしょうか。

バックステージでは、ハロウィンライブでの赤ずきんちゃん衣装を着たaikoの映像も収められていますね。赤ずきんaikoちゃんかわいい!狼のお面で遊ぶ佐野さんもかわいいです。

夢見る隙間の売上枚数について

「夢見る隙間」発売週の初動の売上枚数が出たみたいですね。「15/05/11付 オリコン週間シングルランキング結果速報」を参考にしましたが、3.2万枚で7位だったそうです。

ちなみにaikoより上の順位は、Hey!Say!JUMP、Perfume、INFINITE、ももいろクローバーZ、AAA、Flowerの順ですね。やっぱりアイドルが強いですが、メンバー一人あたりの売上枚数ではaikoが1位です笑。

前作「あたしの向こう」の初動は4位・4.1万枚なので、約0.9万枚減になります。売上枚数がかなり減っているのが気になりましたが、「あたしの向こう」は人気ドラマ(素敵な選TAXI)の主題歌でしたからね。「夢見る隙間」はタイアップが無くて、カップリングの「未来を拾いに」がCMテーマ曲なので、タイアップの違いが影響したのではないかと思います。

個人的には、aikoが音楽活動を続けていけるためには、採算を取れるだけの売上(お金)があることが大事だと思っているので、相対的な順位はあまり気にしていないです。でも、今作でトップ10入りが通算30作目の大台に到達したそうですね。長い間、表舞台で活動し続けているということなので、素直にすごいと思いますよ。

aikoが売れ始めた2000年前後にたくさん居た歌姫やアイドルの皆さんもだんだん見かけなくなってきていますが、aikoさんはこれからもCD出したりライブしたりしてくれますように。ひっそりと応援してます。