私の大好きなaikoさんの歌詞は基本的には恋愛がモチーフになっているのですが、恋愛以外のことにも当てはまるんじゃないかなって時々思うことがありました。ライブのMCでファンと会話するのも上手ですし、同業者やバンドメンバーやスタッフとの人間関係も良好で、aikoはコミュ力もすごいですよね。そこで、aikoの歌詞からコミュニケーションスキルの勉強をしていきたいと思います。

目を見て話す

さっそくですが、「二人」のサビの歌詞を見てみましょう。

見つめられれば恥ずかしいけど
目を反らしたら気付かれそうだから
同じ様にあなたを見た 吸い込まれそうな瞬間

この二人の登場人物の目線の描写がホントすごいと思うんですよね。二人を聴いてから私もちゃんと目を見て話そうと努力し始めました。aikoの影響で私のコミュ障も少しずつ良くなってきてるのかもしれませんね笑。

「二人」以外でもaikoの歌詞では、目を見たり、見つめ合ったりする描写がかなり多くて、書ききれないぐらいです。「鏡」という歌では「ガン見」というワードまで出てきてます。ライブでもaikoはお客さん一人ひとりを見てて、目が合ったと思う瞬間がよくありますよね。

「二人」はベストアルバムの「まとめ2」に収録されてます。

「milk」では「ねぇ目を見て ねぇ口見て」という歌詞があって、相手にもちゃんと私の目を見てほしいと思っているということが伺えます。milkのサビでは「曖昧なお辞儀は逆に嫌 この気持ち冷めてしまう前に」とありますが、相手の彼はシャイで人見知りなところがあるのかと思います。

私も人見知りなので、特に異性には曖昧なお辞儀をしてしまう気持ちがほんとよくわかります。恋愛とか異性とかだけじゃなくて、仕事でもコミュニケーションが苦手な方なので、ちゃんと声を出して挨拶したり、目を見て話すように気をつけないといけないですね。

匂いについて

aikoの代表曲である「カブトムシ」には以下のフレーズがあります。

少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ
甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし

また、ファンに人気の高い「二時頃」にもこんなフレーズがあります。

本当は受話器の隣 深い寝息をたててる
バニラのにおいがするtinyな女の子がいたなんて

そして、「何時何分」(アルバム「May Dream」収録)にはあなたの匂いが大好きだという歌詞がありますね。

あなたの匂いを大好きな あなたの体を大好きな
あたしの鼻とこの唇 それで十分だったの

こんな感じで、「匂い」もaikoの歌詞によく登場していることがわかります。相手の匂いというのはこちらの印象に残りやすいですし、匂いで好印象や悪印象を与えてしまうというのもよくありますね。

私はおっさんなので、加齢臭を出さないように気をつけたいなという感じですが、どうやったら甘い匂いやバニラの匂いを出せるのか知りたいですよね。柔軟剤かシャンプーの匂いなんでしょうか。

とりあえず、気をつけたいのは、

  • お風呂に入る
  • 歯磨き
  • 体調管理(胃が悪いと口臭が悪くなるなど)
  • 洗濯(いい柔軟剤を探す)

といったところでしょうか。香水は匂いが強すぎるのも良くないと思うので、難易度が高そうですね。

ボディータッチ

aikoの歌詞には色々な身体のパーツが登場してきますが、相手との接触も多いです。ファンならすぐに思いつくのは、「えりあし」の「ぶったりしてごめんね、愛しくて仕方なかった」という歌詞ではないでしょうか。

aikoのことなので、本気で殴ったりビンタしたりしたわけではなくて、軽くちょっかいを出すようなボディータッチなんだと思います。

女性から男性への限定かもしれませんが、ボディータッチするとかなり距離感を縮められますよね。恋人じゃないので「愛しくて仕方なかった」という程ではないかもしれませんが。私も女性からボディータッチされると(めったにないけどw)、自分に対して好意を持ってくれているんだなって感じますよ。というか、色々と勘違いしてしまうぐらいかも。

気をつけたいのは、男性の場合は女性にボディータッチするとセクハラになる危険性が非常に高いので、ある程度仲良くなってからですね笑。

また、「風招き」(アルバム「暁のラブレター」収録)では「あなたの横に座った時思わず肘と肘が触れた 本当は時間が止まればいいと何度も祈った」という描写があります。偶然相手に身体が触れるというのも仲良くなるチャンスですよね。会社の同僚とかでも電車に座った時など、偶然触れてしまうことがあると思います。

話がそれますが、普通に知らない異性の人が電車で隣りに座ってて、肘や腕が触れたりすることはよくありますよね。相手はどう思ってるのか気になります。私もかわいい女子が隣に来ると緊張しますよ。ただ、普通に私のようなおっさんの隣で居眠りして、もたれかかってる女性も見かけるので、あまり気にしない人もいるかもしれませんね。私はもたれかかられても、そのまま寝かせておいてあげますよ(女子限定でw)。

下の名前

特に会社だと、相手の呼び方は「名字+さん」が多いのかと思いますが、aikoの歌詞には「名前」で呼んでほしい・呼びたいという描写が出てきてますね。

「あなたと握手」では「あたしの横で居眠りをして 気やすくもっと名前呼んで」とありますし、「小鳥公園」(シングル「三国駅」のカップリング)では「あとちょっとで手が繋げたのに 下の名前で呼べたのに」というように、下の名前で呼ぶことで近づきたいというのが読み取れます。

会社でも歳の近い同僚などに対しては、あだ名や下の名前+ちゃんor君というのも良いと思うのですが、これもボディータッチと同じで、年上の男性(おっさん)から、若い女性に対して「○○ちゃん」と呼ぶと感じ悪いことがあるので、気をつけたいです。

それに、年功序列じゃない世の中になってきてることもあって、基本は性別を問わずに年下でも「名字+さん」が無難だったりしますよね。

私の場合は、ある程度仲良くなっても、「名字+さん」で呼んだり、敬語が混ざったりして、いまいち距離感を縮めるのが苦手だったりします。

自分の影響力を操る

「恋愛」という歌(「星のない世界」のカップリング)では、こんな歌詞があります。

ねぇもっともっとあなたが不安になる位
あたしが言葉や態度を操れる様になればいいのに

aikoさんはライブなどで人前で話す機会も多いですし、自分の見られ方というのを自覚されてるんでしょうね。あなたに対しての自分の影響力をコントロールするとか、aikoが思っていることはすごいと思います。

私はその境地には全然到達できてなくて、とりあえず最善を尽くしている感じですね。これはコミュ力の上級者向けですかねぇ。

話を聞く

そういえば、コミュニケーションでは人の話を聞く(傾聴する)というのも重要だと、どこかで聞いたことがあります。それで、aikoの歌で相手の話を聞くシーンを探してみました。

しかし、aikoの歌詞で相手の話を聞いてるシーンはなかなか見つからなかったです。主人公(aiko)が何かをしたり、言ったり、感じたりするのが多いです。

「明日の歌」(アルバム「泡のような愛だった」収録)で、あなたの言葉を聞いている歌詞をようやく見つけました。

あなたの唇触ってみたいけど笑ってそしらぬ顔して見ていた
言いたいことが言えなくてもあなたの言葉に頷くだけで嬉しかったの
その唇は今夜もあの子に触れる

なんか、あまりいいニュアンスじゃないですね。

もしかして、aikoは自分から話すのは得意だけど、人の話を聞くのは苦手だったりする?

でも、話が得意な人は普通は聞き役になるのも得意だと思いますし、人の話を聞くシーンはあまりインパクトがないから、J-POPの歌詞なので描かれてないだけなのかもしれませんね・・・。

おわりに

コミュニケーションって、すぐには変わるものではないと思いますが、日常から心がけていると少しずつ変えていくことができるものだと思います。コミュ力が高そうに見える人でも、生まれつきコミュ力が高いわけではなくて、その人の努力の成果なのかもしれませんね。

また、話す言葉だけでなく、視線などの言葉以外の要素も非常に大きいです。色々と勉強していきたいですね。私のコミュニケーションもaikoの影響をすごく受けてる気がしますよー。

ちなみに、今回取り上げた「カブトムシ」「milk」「二時頃」はベストアルバム「まとめ1」に収録されてます。良かったら聴いてみてくださいね。