こんにちは。先日発売されたaikoのDVD/Blu-ray「POPS」と「ROCK」ですが、ようやくこの土日に時間が取れたので見ているところです。2枚組×2で計4枚あるので見るのが大変ですが、それぞれのディスク毎に感想を書いていきたいと思います。今回は第1回目ということで「POPS」の中から、Love Like Pop 16.5(LLP16.5)について書きます。

DVDと包装の裏側に貼ってあった写真です。なお、aikoのツイートでもありましたが、ROCKSの方のDVD/Blu-rayの説明の帯は、隠し映像のパスワード?が書いてあるので捨てないようにしましょう。POPSの方は普通の帯ですね。
aiko「POPS」

2013年のaikoのライブツアーについて

2013年はaikoにとってデビュー15周年の記念すべき年だったのですが、なんと4種類のツアーを同時並行で行いました。数百人規模のライブハウスで行ったLLR0、Zeppクラスのライブハウスで行ったLLR6、NHKホールなどのホール会場で行ったLLP16、そして、武道館と大阪城ホールで行ったLLP16.5です。

ちなみに、私はファンクラブにも入っているのにも関わらず、残念ながら全部はチケットが当たらなかったので、LLP16.5の日本武道館と大阪城ホールそれぞれ1回ずつだけ行きました。

どの公演が「POPS」と「ROCK」の映像になっているかについてですが、実は先日のファンクラブ会報に書いてあって、LLR0が名古屋ボトムライン、LLR6がZepp TOKYO、LLP17は喉の不調で振替したラストのNHKホール、LLP16.5が日本武道館の1日目です(書いたらダメなら消しますけど、どの公演か知りたい人も多いと思うのでaikoさん許して・・・)。

なので、「POPS」に収録されているLLP16.5の日本武道館1日目は、aikoの喉の不調でNHKホールのライブを延期してから最初のライブになります。私も参戦していたのですが、aikoは落ち込んだりしていないかな?元気になっているかな?などと物凄く心配していたのを覚えています。

LLP16.5の感想

ライブ本編

LLP16.5はaiko初(ですよね?)のセンターステージで360度観客に囲まれていることもあって、最初のオープニングから「aiko元気かな?」と観客のみんなが心配している雰囲気が伝わってきて、いきなり泣けてきます。

そこから1曲目のYou & Me bothに行くわけですが、aikoがちゃんと歌っていて安心しましたよね。ライブで聴いた時はところどころ本調子ではないかなと思ったりもしましたが、こうやってDVDで見るといつものaikoですね!

2曲目の彼の落書きはアップテンポなロックチューンなんですが、やっぱりライブだとシンガーソングライターaikoじゃなくて、ロックバンドaikoのボーカルaikoになっていますよね。CDとはギターの音色も違っていて、家でDVDを見てるのに1人で盛り上がってきます。

次のLoveletterは照明がかなり派手でチカチカしていて、直視するのが少し辛かった思い出なのですが、その辺りの演出についてはやっぱり実際にライブで体感した方が伝わるのかと思います。でも、DVDじゃなくてブルーレイだったらまた違うのかもしれません。まだ3曲目なのにaikoから鬼気迫る感じが出てきていて、迫力のある映像になってますよ。

LoveletterはYoutubeのaiko公式にフルでアップされていますね。

4曲目はライブで定番の愛の病です。もちろん、まとめ2に入ってるロックバージョンです。やっぱりaikoの歌とバンドメンバーの演奏が奏でるノリが凄いです。佐野さんのドラム、やよっしーとひろのしんのギターもかっこいいですよ。テレビ出演時とは全然違います!

この後トークに行きます。ライブで見た時はもう少し話していた気もしますが、いつもどおりDVDではばっさりカットですね。aikoのトークはとても面白くて、歌手をやめて芸人になっても食べていけるレベルだと思うので、ぜひライブに行って聴いてみてください~。

5曲目はアンドロメダです。ホーン隊が入ってきていて、この曲もCDとは違うライブアレンジですね。アンドロメダはそんなに派手な曲ではないのですが、浮遊感がして心地よい曲ですよ。

6曲目はアスパラです。私は初期からのファンというわけでないこともあって、武道館の前に行った大阪城ホールのときは手拍子が上手くできなかったのですが、武道館のときはちゃんと大サビ前の間奏でも手拍子できたのを思い出しました。周りの人と揃うと一体感が出て良いですよね。

aikoの曲の手拍子は複雑なんですけど、最近のバンドは表打ちでわかりやすい4つ打ちが流行っているらしいですね。aikoの爪の垢を煎じて飲ませたい。いや、私が飲みたい。

7曲目は恋のスーパーボールです。この曲もサビでパパパンと手拍子して盛り上がる曲ですよね。DVDで見てても会場の多幸感が伝わってきます。ほんといい曲です。

ここで長めのトーク。aikoの優しいお人柄が表れていて、aikoさん本人のことがますます好きになります。

8曲目のそんな話はLoveletterのカップリング曲でしっとりとしたバラード曲です。会場もアットホームな雰囲気になってきます。やっぱり曲にもaikoの人柄が出ていて愛しいです。

9曲目はくちびるです。くちびるはジャジーなグルーブ感で身体が横に動くような曲ですよね。ライブだとそういうグルーブ感がCDで聴くよりも体感できます。ベースの須長さんとドラムの佐野さんのリズム隊もすごいのでしょう。

作曲面でのテクニカルなことはaikoは全然語らないし、私も音楽に詳しくないのでわからないのですが、他のJ-POPではくちびるのようなグルーヴィーな曲を聴かないので、実はaikoの作曲レベルって相当すごいんじゃないかと思いました。

10曲目は恋人です。ロックなバラードですね。佐野さんの迫力あるドラムが大活躍する曲です。aikoのライブでは佐野さんをガン見してもかなり楽しめますよ。

それにしても、バンドメンバーもすごいです。熟練の演奏レベルですが、それでいてちゃんとaikoのボーカルを引き立てています。aikoの曲はアップテンポなロック、ジャズ風な曲、バラードと幅広いのですが、どの曲でもaikoに寄り添う演奏をしてくれています。特に佐野さんや須長さんなどは他のアーティストに呼ばれることも多いですが、ずっとaikoバンドに居てくれるか心配になるくらいですよ。

11曲目青い光は照明も青で幻想的な雰囲気が出てます。aikoのライブの照明すごいんですよね。「空を見たのは別に初めてじゃないのに・・・」というサビの歌詞に、突き抜けるほど晴れた日の情景が思い浮かびます。

aikoのロングトーンが綺麗で、ボーカルとしてのaikoの素晴らしさが伝わります。作詞、作曲、ボーカル、トーク、ライブパフォーマンス、ルックス(は好みが分かれるけど)、どれもレベルが高くて、他にこんな人いないよ。aikoすげえ。

そして次にファンにも大人気のバラードえりあしです。この曲はとにかく泣けます。私の拙い説明は要らないでしょう。「青い光」と「えりあし」を連続して歌われてしまったら、泣かずにはいられません。

この後トークになって、恒例のコールアンドレスポンスですね。男子!女子!そうでない人!と自分に当てはまるところでイエーイ!と言うやつです。

aikoを好きなPerfumeのあ~ちゃんも男子女子そうでない人をやっていますが、本家aikoの方がテンポがいいみたいです。あ~ちゃんのは映像でしか見たことないので実際はどんな雰囲気なのかなぁ。

13曲目は小鳥公園。昔のシングルのカップリングでアルバムに収録されていないから、最近ファンになった方はわからないかも。でもそんなマイナーな曲も必ずライブで演奏するのがaiko何ですよね笑。曲自体はアップテンポなロックナンバーで子供の頃の恋愛を歌ったいい曲なんですよ。

14曲目は(ロックバージョン)です。アルバム「BABY」ではミドルテンポな曲ですけど、ライブではアップテンポでやりますよね。絶対アップテンポの方がいいです。大サビ辺りのドラムがすごい。これはいいなあ。

15曲目のその目に映してでは楽しそうに歌うaikoがかわいいです。サッカー日本代表の選手みたいに運動量が多いですよ。

16曲目はお馴染みの大ヒット曲ボーイフレンドです。金テープも飛びました。ボイフレもアップテンポなバージョンですね。Bメロの手拍子やサビで「あー!」って叫ぶところが最高に盛り上がります。aikoなのかアレンジャーの島田さんなのかわかりませんが、Bメロの手拍子のリズムを考えた人は天才ですよね。

ボイフレの大サビの前で曲が中断して、いつものバンドメンバー紹介になります。バンドメンバーがお題に合わせた曲を弾き、観客が◯か×か答えるやつです。バンドメンバーは40代が多いと思うのですが、ファンは10~30代が中心なので、ジェネレーションギャップもあってXが多いですよね。

そして、早いことにもう本編最後の17曲目になって夏が帰るです。この曲も多幸感が溢れる曲で、aikoの歌う姿がかわいいです。深くお辞儀をするaikoの姿に、ライブに来てくれたファンへの感謝の気持ちが出てますね。

アンコール

ここからアンコールになって、18曲目のMix Juiceが始まります。aikoは紫のライブTシャツで現れます。aikoにTシャツが似合っていてかわいいな。

19曲目が君の隣です。LLP16.5の時点では未発売でしたが、CMではかかっていましたね。aikoがファンのことを想って書いた曲です。aikoにはずっと隣で歌っていて欲しい曲。

20曲目がオレンジな満月です。15周年のライブの最後でファーストアルバムからの曲をやるというところに、aikoは初心に帰ってまだまだ活動するぞという意思が伝わってきました。私もaikoさんをずっと応援しますよ!

Love Like Pop Back Stage

おまけでバックステージの様子も収録されています。aikoがふざけている姿やまじめに練習している姿が見られますよ。バンドメンバーの素顔も見られます。コマネチしすぎです笑。

収録内容

Love Like Pop vol.16.5 「15周年、本当にありがとうございまし」

-OPENING-
01. You & Me both
02. 彼の落書き
03. Loveletter
04. 愛の病
05. アンドロメダ
06. アスパラ
07. 恋のスーパーボール
08. そんな話
09. くちびる
10. 恋人
11. 青い光
12. えりあし
13. 小鳥公園
14. 鏡
15. その目に映して
16. ボーイフレンド
17. 夏が帰る
18. Mix Juice
19. 君の隣
20. オレンジな満月
-ENDING-

特典映像:Love Like Pop Back Stage

※aikoのDVD恒例の隠し映像は「ROCKS」の方に入っていますよ。エンディングのオーケストラ風な「4月の雨」も素晴らしいです。

追記・・・LLP16についても感想書きました。良かったら見てってねー。
aikoのライブDVD「POPS」の感想~LLP16編~ホールツアーはaikoを近くに感じられます | takkaaaaaの日記