気づけばパスピエのファンも結構長く続けているなあと思ったりしてますが、2021/12/8に発売になったパスピエのアルバム「ニュイ」を買いました。感想書いておきますね。

RealSoundにあったインタビュー(パスピエ、葛藤を経てフラットになった自分たちらしさ 音楽の面白さを真っ直ぐ探究する4人の現在地)も参考にしています。

パスピエ「ニュイ」感想

最近のパスピエはコロナのせいでライブしづらいからか、配信シングルを次々とリリースしていく形で活動をされてたのですが、1曲ずつではなくて、やっぱりアルバムとして通して聴くと違いますね。

「ニュイ」はフランス語で「夜」という意味だそうです。パスピエというかボーカルの大胡田さんが夜っぽいイメージで、日中の野外フェスで歌う姿はあまり想像しづらいかも。

全曲ではないのですが、気になった曲ごとの感想を書いてみますね。

「アンダスタンディング」はギターのサウンドがかっこよいアップテンポな曲で、ライブで盛り上がりたくなりますね。重厚な感じのギターと、キラキラしたキーボードやボーカルとの対比が良くて、アルバム序盤の配置からあげていく感じがいいです。

「ミュージック」はそのものずばり音楽なタイトルですが、現在のパスピエのモードが出ている曲なのかもしれないですね。高速なアップテンポではないけど、自然と身体が揺れるような音楽だと思いました。

「雨燕」はパスピエらしいオリエンタルさもありつつ、テクノポップやシティーポップみたいな感じもしました。アルバムで初めて聴いた曲の中では結構お気に入りです。

「見世物」でキレイなメロディーとかではなくて、崩して勢いで畳み掛けていくところもアルバム全体としての緩急が出ていて、アルバムを通して聴いた時にリピートして聴き続けていられるようになっているのかも。

「言わなきゃ」は明るいサウンドでキャッチーなポップロック。たまにわかりやすいポップな曲が来ると刺さりますね。

「BLUE」がおうちで真夜中の時間が流れるようなゆったりとした曲で、その次の最後の曲「PLAYER」は夜の都会みたいな雰囲気の疾走感があります。2番の後のブリッジでの「ジリリリ」のボーカルは面白いですね。

アルバム通して聴いた感じだと、明るい曲調が多かったような気もするし、でも影のある感じもするし・・・という不思議な雰囲気がしました。

RealSoundのインタビューにバンドかユニットかみたいな話がありますが、言われてみると、今作はロックバンドというよりも音楽ユニット的な感じがしました。キーボードの色々な音色が入っていたり、(アーティスト紹介文みたいだけど)様々なジャンルの音楽を咀嚼した雑食的なところがあるから、そういう印象を受けてしまったのかな。

ライブに行くと完全にバンドになるし、演奏がすごくてアレンジを変えてきたりするという楽しみもあるくらいなんですけどね。

おわりに

CD買って1週間弱で、あまり聴き込めてないので、的外れなこと書いてしまっていたらごめんなさい。

パスピエは音楽的なルーツが幅広いのだと思うし、やろうと思えばいろんな音楽できそうですが、エンタメ業界は厳しい時代かもしれないけど売れてほしいなと思ってますよ。

来年2022年2月にライブもあるので、「ニュイ」の曲をそこで聴けるのが楽しみです。