日商簿記3級に合格!過去問と計算機が重要。副業・フリーランスの確定申告に備えて勉強しました
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カテゴリ: 副業
タグ: 資格取得
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こんにちは、takkaaaaa(@butterfly_2100)です。2018年6月に行われた日商簿記検定試験3級(第149回)を受験したのですが、無事に合格しました。私の使ったおすすめの参考書や過去問、計算機について紹介します。特に過去問を解くのが合格への近道だと思いましたよ。
簿記3級について
簿記3級は個人商店、個人事業主の会計についての試験で、簿記2級が株式会社レベルになります。なので、簿記3級はそんなに難しくないかわりに、事務職への就職・転職でアピールするには少し弱い資格かもしれませんね。2級だったら評価高そうです。
簿記3級を勉強した目的ですが、転職活動に向けて資格を取りたいというよりも、簿記で勉強する複式簿記をつけることで、青色申告控除(65万円)を使いたい!というのが目的です。下記のようなケースで事業所得を稼ぐ場合に使えます。
- フリーランス(個人事業主)になった場合
- アフィリエイトやブログの広告収入で生計を立てていく場合
- 雇用契約ではなく、請負や業務委託契約のアルバイトをする場合
- クラウドワークスなどのソーシャルワークや、サグーワークスなどのWebライティングなどで副業をする場合
フリーランスだと本業、会計、営業の3つすべてを自分でしないといけませんが、簿記を勉強しておくことで、会計の部分を自分でできるようになります。簿記をやっておくことで、日々の帳簿への記入もちゃんと理解して行えますし、税理士に依頼しなくて自分で確定申告に必要な書類(損益計算書や貸借対照表など)を作成できるようになるでしょう。
でも、今はやよいの青色申告オンラインや無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」などのクラウド会計ソフトもあるので、簿記をやってなくても、税理士にかかる費用を節約して確定申告できるのかもしれませんが・・・。
ブログやアフィリエイト、クラウドソーシングなどで副業したいという場合でも、ある程度の規模(事業的規模)になると事業所得として確定申告する必要があります。したがって、本業がサラリーマン(給与所得者)でも副業をする人は簿記を学習しておくといいと思います。
ちなみに、私のこのブログは広告を貼ってますが、所得(=収入-経費)がマイナスなので(泣)、確定申告での申告はしてなくて(2017年度時点)、税金的にも雑所得に含める規模なのかと思います。
広告目的でブログを書いているわけではありませんが、何かの間違いでアクセス数が激増したりして、たくさん広告収入が入るようになってしまったら、開業届と青色申告承認申請書を出して、簿記で勉強した複式簿記を作って青色申告をしていきたいと思ってます。
勉強法
今回、日商簿記3級に合格しましたが、合格に向けた私の勉強法を書いておきます。
勉強した期間ですが、下記のようなスケジュールで2~3ヶ月ぐらいの間、1日1~2時間ぐらい勉強してました(毎日というわけではありませんが)。
2018年4月:参考書で勉強開始
↓
2018年5月:過去問題集を解き始める
↓
2018年6月:簿記3級受験
最初に下記の「簿記の教科書」で簿記についての知識を学習しました。内容もカラーで図表が多く、初めて簿記を学習する私でもとてもわかりやすかったです。
ひと通り簿記の教科書を勉強した後は過去問を解きました。「スッキリ」シリーズを使いましたよ。過去問と同じような問題が本番でも出題されるので、過去問を解くのが非常に重要だと思いました。
過去問6回分+予想問題3回分が収録されてますが、予想問題の方は本番よりも難易度高かったです。本にも取り外しできる解答用紙が付いていますが、WebでPDFをダウンロードできるようになっているので、そのPDFを印刷すれば何周でも解くことができます。私は1周しかできませんでしたが、時間があれば2~3周してもいいと思います。
簿記試験のコツ
簿記の試験はマークシートではなく、記述式です。金額を解答用紙に記入することが多いですが、3桁区切りのカンマ(,)はちゃんと付けました。普通の数学だとカンマ付けないですが、簿記の場合は付けたほうがいいですね。桁間違いも防げると思います。一応、他人が読める程度には字をキレイに書いたほうがいいですよ。
百万~千万ぐらいの桁の足し算、引き算、掛け算、割り算を行うので、計算機も非常に重要です。もちろん計算機の持ち込み可なんですけど、計算機の打ち間違いで計算ミスしてしまうともったいないので、小さいカード型などの計算機ではなく、キーが大きくて桁数も12桁以上あって見やすい計算機がおすすめです。過去問を解くことが、計算機をできるだけ速く正確に使う練習にもなると思います。私はシャープのEL-N732Kを使いましたよ。
受験~合格
私は横浜商工会議所で申し込みましたが、受験会場はJR東神奈川駅近くの大原法律公務員専門学校でした。とりあえずは駅から徒歩圏内の会場でよかったです。
試験当日に会場に行って、席につくと、自分の席が出入り口に近くて、試験に集中するという意味であまりいい場所でなかったです。午前9時集合で、午前中に試験終了して解散する感じでした。
問題文の内容を元に仕訳を作ってから、損益計算書や貸借対照表や試算表などを作るという流れで解いていきましたが、簿記3級の試験時間は2時間なので、問題量的には試験時間が足りなくなるほどではなかったです。でも、合計が合わなくなったりしてはまってしまうと2時間はすぐ経ってしまうと思います。なので、時間内に効率的に解くという意味では、合計が合わなくても無視して次に進んだ方がいいと思います。合計が採点対象でないことも多く、他の欄で部分点が貰えるからです。
あと、自己採点できるように解答用紙に回答を書いてこようと思っていたのですが、今回の試験で難易度が高かった問2で悩んでしまって、回答を写すのは諦めました。平均点も問2だけは半分以下ですね。
受験してから約1か月後、Webで成績票が見れるようになりました(横浜商工会議所の場合)。各地区の商工会議所によって、成績発表日が異なります。私は88点で合格でしたよ!
確か問1で受取利息を支払利息と書いてしまうようなミスをしてたのですが、無事に合格してて良かったです。合格率も44.4%(東京・横浜地区?)ということで、今回の第149回はまあ平均的な難易度だったと思います。日商簿記3級の合格率はかなりばらつきがありますが30~50%ぐらいみたいですね。(参考・・・簿記 3級受験者データ | 商工会議所の検定試験)
おわりに
簿記3級の資格取得そのものは一番の目的ではなかったですが、簿記を勉強するモチベーションを維持するという意味で資格を受験して良かったです。今後の自分の確定申告、または、転職後の仕事で簿記の知識を直接使うかわかりませんが、お金の流れがわかるようになって、損益計算書や貸借対照表も読めるようになったので、今後の仕事や株式投資にもプラスになりそうですよ。