連休中にGoogleアドセンスをちょっといじっていたら、新しい種類の広告が追加されていることを発見しました。「記事内広告」と「インフィード広告」です。さっそく付けてみて効果も調べてみました。

インフィード広告と記事内広告のキャプチャ

新しい記事内広告とインフィード広告の追加方法

まず、新しく追加された「記事内広告」と「インフィード広告」の追加方法ですが、どちらも以下の通りです(2017/10/8時点です)。

  1. Googleアドセンスのサイトのメニューから、「広告の設定」-「コンテンツ」-「広告ユニット」を選択する
  2. 「新しい広告ユニット」のボタンをクリックして、広告を追加する画面に行く
  3. 「記事内広告」や「インフィード広告」があるので、「選択」リンクをクリックする
  4. 広告の設定画面で、設定をしてコードを取得する
  5. 通常の広告と同じように、取得したコードを自分のWebサイト・ブログに貼り付ける

新しい記事内広告

このブログの記事ページでは、Googleアドセンスを最初のh2の上、最後のh2の上、記事下の3箇所に設置しているのですが、今までの通常のディスプレイ広告と記事内広告の効果の違いを測定したいので、ランダムに表示するようにしてみました。

このブログではWordpressを使っているので、下記のようにPHPで時間を取得して、その値によって表示する広告を変えるように分岐させてみましたよ。


<?php
$second_char = substr(date("s"), 0, 1);
//30秒~59秒のときディスプレイ広告、00秒~29秒のとき記事内広告
if($second_char === "3" || $second_char == "4" || $second_char == "5") {
?>
ここに通常のディスプレイ広告のHTMLコード
<?php
} else {
?>
ここに記事内広告のHTMLコード
<?php
}
?>

ちなみにこのブログはWebサーバーであるnginxの機能でキャッシュしているので、誰かが最初にアクセスしてキャッシュが生成されたときに、ディスプレイ広告と記事内広告のどちらが表示されるか固定されるはずです。なので、同じ記事で何度もブラウザを更新しても変わらないと思われます。

記事内広告は、広告の画像、広告の文字列、「もっと見る」ボタンで構成されていて、普通の画像だけであるディスプレイ広告よりも興味を持ってクリックされやすそうな感じがします。

記事内広告の効果ですが、通常のディスプレイ広告と比較して、広告のクリック率は増加していますが、CPC(広告1クリック当たりの単価)は減少しています。もう少し様子見ていきたいですが、記事内広告を出稿している広告主がまだ少なくて、広告掲載の入札の競争が激しくならず、単価が低い広告が表示されているのではないかと推測してます。ただ、クリック率の上昇を考えると、今後に期待できる広告と言えるのではないでしょうか。

インフィード広告

インフィード広告は記事のリストを表示するページに溶け込んで表示される広告です。うちのブログでもトップページのカード型の記事リストの中に設置してみました。

実際にやってみて思ったことは、インフィード広告は自分のテーマのデザインとうまく合わせるのが難しいということです。インフィード広告の高さを設定できないのがやっかいで、カードが縦1列(スマホのとき)は大丈夫だと思うのですが、カードを縦2列以上にしている場合(PCやタブレットのとき)のデザインが難しいと思われます。

私もPCやタブレットの画面幅の場合はカードの高さを固定にしているので、どうしてもインフィード広告のカードに余白ができてしまいました。。。いい方法無いかなぁ。

ちなみに、インフィード広告に表示される広告ですが、良い広告がないときは通常のディスプレイ広告が代わりに表示されるので、なかなかお目にかかれないかもしれません。

まとめ

アドセンスの記事内広告は通常のディスプレイ広告よりも自然な見栄えになるので、クリック率が高くて今後に期待できる広告だと思います。それぞれのWebサイト・ブログで向き不向きがあるかもしれないですが、試してみる価値はありそうですよ。

インフィード広告はHTMLやCSSの知識やデザインのスキルがないと、使いこなすのは難しそうな気がしました。一般的に出回っているテーマの場合だと作者さんが対応してくれるといいですね。