aikoのライブツアー「Love Like Rock vol.9」(以下、LLR9)でZepp福岡に遠征してきました。aikoが11月22日の誕生日を過ぎて初めてのライブでしたが、aikoの誕生日をみんなで祝ったりしつつ、激しさも楽しさも最高でしたよ。以下、セトリボードの写真などネタバレあるので注意です。

ZeppFukuokaの看板_20191130

ライブ前

ヤフオクドーム近くの複合商業施設「MARK IS」の2階にZepp福岡はあるのですが、私は初めて行く会場で、MARK ISがでかい建物なので、Zeppの入口やグッズ列を探すのにヤフオクドームの方まで行ってみたりして少し迷ってしまいました。ちゃんと調べてこれば良かったですね。

グッズ列はヤフオクドーム側の屋外にできていて、私はパンフレットと萌歌色のロンTを買いました。訳ありくんかわいいですね。今回のaikoグッズはTシャツやパーカーの色合いが絶妙で可愛く着こなしている女子が多かったです。

今回はファンクラブチケットで番号が200~300番ぐらいと中途半端にいい番号でしたが、入場後にドリンク交換は先にして、中のロッカーに荷物をしまって、フロアに入りました。もちろん最前から5列ぐらいは既に埋まっていたのですが、1番前の柵の前というなかなか良いポジションでスタンバイすることができました。

開演直前はスタッフの誘導で詰められて、ロンTを着てたせいもあって蒸し暑かったです。LLR8の新潟で途中退場してしまった苦い記憶が思い出されます。

この時期福岡といえども外はとても寒かったです。待機列でTシャツになっているわけにもいかず、悩ましいですよね。aikoに触れるためには寒さとの戦いにも勝たないといけませんね。

もうすぐライブが始まりそうな時間になると、観客に大きな声であ!い!こ!コールをしている男性の方がいました。ライブ始まる前に体力尽きてしまうのではないかというぐらいの大声ですごかったです。

ライブ本編

定刻の18時過ぎに一旦暗転した後に幕が開いて、「恋をしたのは」でライブが始まりました。

セトリのネタバレ情報なしで臨んだので、予想外な選曲でした。Rockなので暗転したところや1曲目の始まり等のタイミングで民族大移動が起こるかもと身構えていましが、やっぱり「恋をしたのは」は感動しますよね。

めったに歌っていない曲なので、聴けて感激していた人も多かったと思います。観客としては心の準備ができているであろう中盤~終盤の方がもっと泣ける気がしますが、aikoのことを考えると、歌うのが大変なこの歌は、消耗してなくて準備に時間がかけられる1曲目というのは納得のいくところかもしれません。

aikoの服装はひらひらの付いた黒いワンピース、アディダスの3本線の入った紺のパンツ、真っ白なスニーカーでした。ノースリーブで肩が出ていて、上半身の上側正面の身体のラインや膨らみがピッタリと出ててセクシーでした。
※ポリコレが厳しいこのご時世なので、aikoの身体的特徴の表現には気をつけてます。過去の私のブログ記事は大目に見てくださいm(_ _)m

バラード曲始まりでしたが、2曲目「あたしの向こう」、3曲目「猫」でヒートアップしていきます。人が雪崩のようにaikoに向かって押し寄せてきてやばかったけど、柵前のポジションだったので、比較的平和に見てました。後ろから押されないで、柵にもたれかかることができるので、全然違いますね。

トークでは11/22aiko誕生日後の最初のライブと言うこともあって、誕生日おめでとうという声がけが多かったです。みんなでハッピーバースデーの歌も歌いました。

また、結婚する人が多いという話題になって、聡はバンドメンバーと同棲というか同居してるけど、aikoと結婚したら、家事もちゃんとしてほしいとか、歌がうまけりゃいいってわけじゃないと言ってました(自分が聞き間違ってて、聡じゃなくて理だったかも?髭男の話とKingGnuの話が混ざってた?)。隆史は残念ながら背が高くてナイスバディな女性が好みだそうです。

紅白の話では、aikoは今年新曲のCDを出せてないので、選ばれると思ってなかったみたいです。歌う曲はNHKの人が決めてくるのですが、どうしてその曲なのかという理由や熱い思いが伝えられて、全体の演出や流れもあるので、aikoは決められた曲にNoを言うことはほとんど無いそうです。

個人的には、aikoは人望もあるし、10年後ぐらいには今の石川さゆりさんのようなポジションになって、紅白に出演していても全然不思議じゃないと思ってますよ。カブトムシと花火を毎年交互に歌うのもいいですね。

そして、新曲はがんばって作っているところだと言ってました。LLR9のツアー期間中に出てくれるといいですね。楽しみに待ちたいです。

あいこめで38度の熱が出てる写真もあって体調が心配でしたが、aikoの風邪はもう良くなったけど、まだ鼻に少し残ってると言ってました。でも、歌を聴いてる感じでは喉の調子はとても良さそうに聴こえました。

体調に気をつけていて、ライブなどの仕事以外では引きこもって生活しているそうです。なので、トークのネタがないと言ってました。その割に今日のライブもトークはたくさんありましたね。

今回のセトリでは、個人的にずっとロックで聴きたかった「信号」を聴けたのが嬉しかったです。信号は独特な雰囲気のある歌で、ロックのストイックな感じと合うと思っていたんですよね。やっぱり名曲ですね。聴き惚れてしまいます。

「ずっと」はアコギもあるアコースティックなアレンジでした。佐野康夫さんのドラムが最初は静かにシンバルを響かせていてムーディーだったのですが、終盤に行くに従って、だんだん力強く盛り上げっていく表現力が素晴らしかったです。

「微熱」は汚れた心が浄化されるような安らぎのある歌声で、aikoさん女神みたいです。こういうタイプの曲はシングルのカップリングにしか入れてくれない傾向がありますよね。なので、aikoのCDはアルバムだけでなく、シングルも聴き込んでいたいですね。ライブでもカップリング曲をよく歌いますし。

aikoが子供の頃に嫌なことがあったらパパの手を噛ませてもらっていて、その名残りで自分の腕を噛む癖があるという話になり、その噛んだ跡がこんぺいとうみたいということでできた曲という紹介で歌われたのが「こんぺいとう」でした。私もこのエピソードは知らなかったです(歌詞をちゃんと読んでないとバレる・・・)。

そのあとの「アンドロメダ」では手を左右に振るワイパーをしながらaikoを応援してました。手拍子したり指差ししたりというのは私も周りの雰囲気に合わせてやってます。

アンドロメダの後のトークでaikoが話していたのですが、なんと、aikoのズボンのチャックが空いてました!

少し違和感を感じていたaikoはこんぺいとうが終わった後にこっそり手を入れてみたらチャックが開いていることに気づいて、アンドロメダはそれを気付かれないように歌うというプレイだったそうです。花道を進んでセンターステージにも来てたのに私は全然気づきませんでしたよ。

aikoがその話をしてるときに、チャックが空いているところを観客に見せるし、ズボンのチャックに手を突っ込んだりするし、ヒヤヒヤでしたよ笑。お嫁に行けなくならないですか?

ちなみに観客にパンツの色を聞かれて答えてましたが、ライブのときはいつも黒にしているそうです。お立ち台から後ろ向いて手を入れてたときはドラムの佐野さんも苦笑いしてました。aikoの夢見る隙間が開いてましたね。

気を取り直して、再び歌っていくaikoですが、トークの内容とは違って歌のパフォーマンスはさすがでした。このあたりから終盤戦で、再びアップテンポな曲が続いて盛り上がっていきます。

「小鳥公園」は何年か前にライブで聴いたときは、CDで聴くと軽快なナンバーだけど、ライブだと同じテンポでAメロからサビまで続くので意外と単調になるのかも?と思ったりもしましたが、今回はギターのリフがいいアクセントになっていたり、aikoの表現力もさらに上がっていたりしたのか、とても盛り上がって良かったです。

続いて「ストロー」「愛の病」「Loveletter」「beat」と畳み掛けていきます。私は最近「ストロー」の君に良いことがあるように~♪が癖になって今更ハマっているのですが、とても盛り上がるライブ定番曲になってきてる感じがしました。

観客が密集してたので手拍子すると上げた手を降ろしにくいというのを言い訳にして、難しいbeatの裏打ち手拍子はサボってました笑。でも、aikoが近づいてくるたびに、観客が押し寄せてくるところに、aikoがみんなに愛されてるのを改めて思い知らされる終盤戦でした。みんなaikoのこと好きすぎでしょ?

花火やカブトムシのころはまだ物心ついてなさそうな若いファンも多くて、何でLLR9はチケット激戦過ぎなのか不思議に思ってましたが、単純にaikoファンが増えてるだけなのかもしれませんね。

本編最後は「舌打ち」。舌打ちはみんなで叫ぶパートもありますが、思ったよりは観客の声が出てなかった気もしました。aikoやバンドの演奏もうまいと思うけど、セトリの曲順的にみんながバテて来てたところだったのか、むしろ、もっと燃え尽きたところで魂で叫ぶような感じでやったほうがいい曲なのか謎ですね。

そういれば、LLR9は私は初参戦でしたけど、Loveletterなどでオイオイ言うノリもありましたね。前のツアーまではなかったと思います。ファンには賛否両論ありそうですが、aikoはまんざらでもなさそうでした。周りに合わせて自分もやってしまいましたよ。

アンコール~ダブルアンコール

一旦aikoとバンドメンバーが下手に引き上げたあと、観客のあいこコールがあって、アンコールで再びaikoとバンドメンバーが登場しました。

アンコール1曲目は何と「メロンソーダ」でした。

メロンソーダを歌っていたaiko以外のアーティストはステージにいないわけなので、aikoバージョンのメロンソーダになります。1コーラス目はaikoが全パートを歌って、2コーラス目にはバンドメンバー全員がコーラスで歌ってました。

バンドメンバーは楽器は超プロですけど、ボーカルはどうしても本職のアーティストの方がうまいというのは否めないと思います。でも、バンドメンバーが一生懸命歌っていて、aikoも笑顔で楽しそうで、アットホームなバンドの雰囲気や、人間が手作りでライブを作っているだなという感じがして、とても泣けました。

メロンソーダの後のaikoも話してましたが、バンドメンバーはとても頑張ってコーラスの練習をしてたそうです。褒めて伸びるタイプしかいないので、みんなで褒め合ったり、スタッフからも褒められながら練習をがんばっていたとのことですよ。

「恋のスーパーボール」は以前のロックアレンジとはまた違ったロックアレンジでした。この楽曲はライブで色々なアレンジで披露されていますが、オリジナルの楽曲でのaikoの作曲がそれに耐えられるだけの強さがあるということなのかもしれませんね。

アンコール終了後、aikoが引き上げるところでaikoコールが起こって、そのままダブルアンコールに突入していきました。

aikoとバンドメンバーで作戦会議中に観客からリクエストの掛け声もあって、「ココア」のサビをアカペラで歌ってからの「ジェット」と「ボーイフレンド」でした。

やっぱりロックの最後は盛り上がる曲が良いですよね。ジェットもボーイフレンドも観客が声を出すところで私もみんなも大声で叫んだりして、完全燃焼して楽しいライブが終了してしまいました。

セットリスト

セットリストのボードの写真を撮りました。照明の照らされ方と私の安いスマホのカメラ性能のせいか、うまく撮れてなくてすみません。
セットリスト_20191130_ZeppFukuoka

本編・・・恋をしたのは~舌打ち
アンコール・・・メロンソーダ~ハナガサイタ
ダブルアンコール・・・ジェット、ボーイフレンド
になります。

おわりに

やっぱりライブ遠征は楽しかったです。当日や翌日の仕事のことを考えずにライブに集中できて、ついでに色々と観光もできますね。

本場のとんこつラーメン美味しかったですし、太宰府天満宮でチケット当選を祈願してきました。ライブでaikoはとにかくみんなには元気でいてほしいと話していたので、aikoとファンと自分の家族の健康についてもお願いしてきましたよ。ご利益ありそうです。

それにしても、ライブパフォーマンスも楽曲のクオリティも最高を更新し続けるaikoのすごさを感じられたライブでもありました。そりゃみんなaikoのことが好きになるよね。

東京や大阪のチケットが当たらないから地方に行くというのではなくて、東京や大阪も行って、地方にも行くぐらいの価値があると思います。

aikoのライブは序盤に上げてきて、中盤にトークがあって、ミドルテンポやバラードが歌われて、終盤にまたアップテンポな曲でクライマックスを迎える流れが多いと思います。

ロックでは体力が残っている序盤は良くて、中盤のトークやミドルテンポの曲が辛くて、蒸し暑い中でじっとしてると具合悪くなってくることが多いです。終盤はもう後のことは考えずにラストスパートするので、意外と辛くなかったりしますね。

なので、序盤と中盤は突撃せずに体力温存しておいて、最後にaikoに近づくという作戦もいいかもしれませんよ。