私のブログはWordPressのStinger3というテーマを色々とカスタマイズしているのですが、今回はその開発環境(NetBeans)を晒してみようかと思います。ブログカスタマイズの効率化にお役に立てば幸いです。

WordPressテーマのカスタマイズ用の開発環境

それでは私のWordPressテーマのカスタマイズ用の開発環境を晒してみたいと思います。なお、開発環境を構築した時のOSはWindows8.1(64bit)です(最近Windows10にアップデートしましたが正常に動いています)。

統合開発環境(IDE)

PHPなどのファイルを編集する際、サクラエディタなどのテキストエディタを使っている方が多いのでしょうか?それだと、PHPの文法誤りをしてしまっていて、アップロードしてみたらブログが表示されなくなってしまうこともありますよね。

なので、私はNetBeansという統合開発環境(IDE)を使っています。これだとPHPファイルを編集した際に文法誤りがあると、IDEの方で指摘してくれます。また、関数や変数を補完してくれるなどの支援機能が充実しているので、開発が捗りますよ。

また、後述しますが、SCSSのコンパイル、ファイルのサーバへのアップロード、GitやSubversionなどのバージョン管理システムと連携できるので、NetBeansの操作だけでWordPressテーマのカスタマイズができてしまいます。

特にJavaを使う人にはおなじみのeclipseというIDEの方が有名だと思いますが、WordPressのテーマカスタマイズをする分には、NetBeansの方がいいのかな?同じことができる環境を作れるかちょっと試していないけど・・・。

ただ、私のPCが古いこともあって、NetBeansはちょっと重いですね。もう少し軽いIDEがあればいいのだけど。

SCSSコンパイル

当ブログのCSSファイルはSCSSファイルから生成しています。SCSSファイルの方が同じ記述を何度も繰り返さなくても良いので、可読性も上がり維持管理しやすいです。

SCSSファイルのコンパイルにはRubyを使っています。Rubyのインストールなどちょっと環境構築が大変ですが、以前に以下のサイトなどを参考にしながら試してみるのも良いかと思います。
NetBeans 8でSCSS(Sass)を使ってCSSを効率よく記述しよう – UKLab開発者ブログ

バージョン管理システム

色々なWordPressのカスタマイズ記事を読んでいると、バックアップをちゃんと取ってくださいねという記述を見かけます。どこか別なフォルダにコピーしてもいいのですが、バージョン管理システムでファイルの履歴を管理すると楽かと思います。

私はシステム開発のお仕事をしているのですが、どの言語を使うとしても、たいていバージョン管理システムを使っています。もしこの業界で働きたいのであれば、言語だけでなくて、バージョン管理システムのことも勉強してみると良いかと思います。

私の周りではバージョン管理システムの主流はGitかSubversionですが、最近はGitを使うケースが多くなってきているような気がします。

GitとSubversionの違いを簡単に言うと、リポジトリ(ファイルを管理している場所)を分散させて複数のマシンに置けるのがGit、1つのマシンに集約しているのがSubversionです。

Gitは色々と難しいですが、一人でWordPressカスタマイズしている分には、その難しい部分(rebaseなど)に触れることは少ないと思うので、GitでもSubversionでもどちらでも良いかと思います。

このブログのテーマファイルはGitで管理しています。PCが壊れた時のために、念のため、外付けHDDにリポジトリのバックアップも取っています。レンタルサーバー上にもテーマのファイルを置いていますし、まあ大丈夫でしょう。

ファイルアップロード

ファイルをサーバーにアップロードするときは、テーマ内のファイルはNetBeansから直接アップロードしています。テーマの外にあるファイル(.htaccessなど)を編集するときはWinSCPでダウンロードとアップロードをするか、teratermでログインして直接viで編集しいます。

ファイル転送についてですが、素のFTPは暗号化されないので、セキュリティー的にはSFTPなどを使いたいですね。レンタルサーバーが何をサポートしているかによりますが。私の使っているロリポップのチカッパプランではSFTPを使えるので、SFTPでファイルのやりとりをしています。