先日、カウンセラの方から、アサーションについて本でも読んでみては、と進められたので、本屋でこの本が良さそうだなと目についたので、買って読みました。

アサーションとは

アサーションについては単語として聞いたことはあったのですが、日本語にするとどう表すのだろうか、と思っていたのですが、この本によると、自他尊重のコミューニケーション、さわやかな自己表現のことを意味するそうです。

人間関係の持ち方には3つのタイプがあるそうです。

  1. 非主張的・・・自分よりも他者を優先し、自分のことは後回しにするタイプ
  2. 攻撃的・・・自分のことだけを考えて他者を踏みにじるタイプ
  3. アサーティブ・・・自分のことをまず考えるが他者にも配慮するタイプ

私の場合、まさに非主張的なタイプで、他人に影響を受けやすく、遠慮しがちになっていました。それでうつの原因にもなっていたのだと思います。この本にも、非主張的な場合、欲求不満を忍耐し、自分を責めた結果、うつ状態になってしまうことがあると書かれています。
自分も相手も大切にしたアサーティブな自己表現ができるようになりたいですね。

アサーティブな考え方

物事の考え方もアサーティブになりたいものです。状況に合った、現実的な冷静な判断をする、生産的・建設的な思考、非合理的な思い込みはしない、などの考え方だそうです。

アサーティブな表現

表現の仕方にもアサーティブな表現があって、DESC法というそうです。

  • describe・・・描写する(客観的に)
  • express,explain,emphathize・・・表現する、説明する、共感する(主観的)
  • specify・・・特定の提案をする
  • choose・・・選択する

客観的な描写と主観的な表現を分けて考えるといいというようなことが書かれていました。

言葉以外のアサーション

言葉以外のアサーションとして、視線、表情、姿勢、手や腕の動作、服装、声の大きさ・速さ、話し方も重要だそうです。確かに私の場合、視線を反らしがちだったりして、非主張的な感じになってましたね。。。

あと、感情については善し悪しはなく、感情は自分のもので自分の責任でコントロールできるものという説明がされていました。他者によって引き起こされたものというよりも、自分の中のことなんですね。

特に、怒りについては、他者の怒りへの対応が書いてあって、怒りは相手のもので、互いの問題解決能力を発揮するきっかけを作ること、ダメな場合は第三者に仲介を頼むことが良いそうです。

まとめ

長期の休養を取ればうつ状態から何とか回復すると思いますが、社会復帰した後に(環境を変えたとしても)、自分の考え方や表現が非主張的なままだと、それが原因で周りとのコミュニケーションがうまくいかずに、再びうつ状態になってしまう可能性もあるのだなと感じました。

うつの再発を防ぐためにも、アサーティブな表現・考え方を実践してみようと思います。本で読んだだけなのでまだうまく実践できるかわかりませんが、心がけていきたいと思います。

私はリワークとか参加したことないのですが、アサーションについてのトレーニングがあるリワークに参加するのも良いのかもしれませんね。