こんにちは、電力とガスの自由化以降、少しでも節約しようと思って、HTBエナジー(HISでんき)の電気とガスを使っていたのですが、電源調達調整費が加わって、大幅に値上げになるようなので、乗り換えました。
HTBエナジー(HISでんき)の値上げ
HTBエナジー公式サイトのお知らせにあるのですが、「電源調達調整費」というものが2022年9月分から導入されるそうです。
このご時世、円安やウクライナ情勢の影響もあり、原油やガスなどの高騰で発電にかかるコストが高くなっていますね。そのため、HTBエナジーでは、市場から電力を調達する際の市場価格平均が電気代に反映されるようになってしまい、「電源調達調整費」が加算されるのですが(逆に、市場価格平均が低いと電気代が減る)、加算の場合、下記の計算式だそうです。
電源調達調整単価=(A-C)×D
電源調達調整費=電源調達調整単価×使用量(kWh)
A:日本卸電力取引所(JEPX)が公表するエリアプライスの3か月平均値
C:追加調整基準単価(東京の場合、12.10円)
D:適用率(30%)
CとDは半年ごとに見直される
ちょっとよくわからなくて、どのくらい上がるのか計算してみました。
Aのエリアプライスですが、https://kankyo-ichiba.jp/tokyo によると、2022年は以前よりもかなり高くて、東京の場合で20~40円ぐらいになっていますね。
仮に、上記の式で、A-C=10とすると、電源調達調整単価が3円になって、月100kWh使った場合だと、約300円加算されることになるのかなと思います。一人ぐらしの私の場合で約100kWhなので、もっと電気使っている家庭は値上がりがすごそうですね。
その結果、HTBエナジーでの電気代が東京電力などの大手電力会社よりも高くなってしまう可能性が高いということで、HTBエナジーから乗り換えることにしました。
乗り換え先
自分が使っていたHTBエナジーに限りませんが、新電力会社はどこも厳しい状態みたいで、撤退や値上げなどの改悪が相次いでいるようです。
企業だと新規契約が難しくなっているとたまにニュースで見かけますよね。さすがに個人がどの電力会社とも契約できないというのは無いと思うのですが、なかなか厳しい時代です。
なので、現在の値段の安さよりも、母体の企業が大きくて安定性のあるところにしようということで、候補として考えたのは、ENEOSでんき、
- ENEOS・・・ENEOSカードでガソリンが安くなる。2年縛りのプラン(にねんとく2割)で安くなる。Tポイント、または、楽天カードやANAカードなどのポイントアップ。たくさん使う人がお得?
- 東京ガス・・・電気は東電より少し安い。セット割で電気代0.5%オフ。
- 東急でんき・・・セット割引はないが、電気もガスも東電や東京ガスより安い。東急の定期券で月110円割引
- 東京電力・・・ガス代が東京ガスより3%安い。電気とガスのセット割引で月約100円割引
結論としては、当時はキャンペーンが行われていたので、電気とガス両方とも
2023/3/17追記・・・東京ガスや東急でんきなどの新電力は燃料費調整額の上限がないので、3月時点ではその上限がある東京電力の規制料金(従量電灯B)の方が電気代が安くなっています。ただ、今後(6月頃?)に東電の規制料金も新電力プランと同じぐらいまで値上げされる予定なので、そのタイミングで様子を見て、再び安い電力会社に乗り換えするのを考えてます。
ちなみに、東急の定期券を持っていたら東急でんきがいいのかなとか、無難に東京電力で電気とガスをセットにするというのも良いのかなとか、結構迷いました。
お住いの地域によって、加入できる電力会社が異なるので、エネチェンジ
おわりに
前のHTBエナジーは電気代5%オフ、ガス代3%オフぐらいで安かったんですけど、さすがに今の電気代高騰には勝てず、残念ながら乗り換えても同じぐらいの安さにはならないみたいでした・・・。
仕方ないですね。ここは守りの姿勢で、高すぎる電力会社やガス会社を避けていければ良いかなと思います。