2016年後半から話題の映画「この世界の片隅に」ですが、横浜のうちから近くの映画館でやってなくて見れてなかったんですよね。だけど、最近、みなとみらいのイオンシネマでも上映開始してくれたので、ついに見に行きましたよー。のんさん(本名能年玲奈さん)の声も楽しみでした。
多少ネタバレしてしまうかもしれませんが、肝心なところのネタバレはしないように感想書きます。
「この世界の片隅に」を見た感想
イオンシネマが安い月曜日でしかも祝日に見に行ったので、結構混んでました。さすがに特にネット上では話題の映画ですからね。映画館って始まる前に予告が色々と流れるけど、邦画はタイムリープものが多いなあという感じでした。あの映画の影響を受けてるのかなあ。あと、ひるね姫はアニメ映画ブーム?に乗ってヒットするのかコケるのか少し心配になる予告でしたよ。。。
本題の「この世界の片隅に」の感想に行きますね。
映画の最初は主人公のすず(声:のん)の子供時代から始まります。子供時代から声はのんさんが担当されてるのですが、明らかにのんさんの声で、NHK朝ドラの「あまちゃん」を思い出させるような声で、また声を聞けていきなり嬉しかったですよ。
すずのキャラクターが天然なところもあって、のんさんの声とぴったりだったんですよね。絵もすずさんがとぼけるところとか可愛くて、序盤はほのぼのとして平和な感じで話が進んでいきました。ただ、すずさんが歳を重ねるたびに、字幕でyy年mm月と表示されてて(yyは昭和yy年)、戦争が近づいていくのがわかって怖かったです。
呉市は軍港の街で戦艦も出てくるのですが、艦これをやってたので聞いたことのある艦名だと思いました。艦これをやってるだけだと気づかない大和の大きさもすごかったです。
戦時中の話ということで、人が死んだり怪我したりするシーンもあるし、呉は広島のすぐそばということ原爆のことにも触れられているのですが、そんな中でも生きていくすずさんや家族の皆さんの姿に感動して、まじで泣きましたよ。
結構混んでた映画館だったので恥ずかしいし泣かないようにしようと思ったのですが、映画が終わった後は平常を装って席を立っていくのが辛かったです。映画が終わったあとの客席の雰囲気もしんみりしてました。この前見に行った君の名は。のときとは全然違う笑。
戦争当時に生きていた人たちも高齢になってきていますし、これからの世代の人たちも当時のことを忘れてはならないという意味でも、今見に行くべき映画だと思いました。
ディープな話題だと思うのですが、のんさんの声のおかげであって、そこまで重苦しくならないようになっていて、見やすい映画だと思います。
この映画を見る前に第2次世界大戦中の呉市が舞台ということを知っていたので、政治的な思想とか絡んでくるのかなと思っていたのですが、全然そんなことは感じさせられませんでした。戦争中の一般市民がその時代をどうやって生きてきたかについての日常の物語なので、戦争についての思想とか抜きにして、純粋に感動する映画だと思います。
おわりに
これで私も2016年話題だった3Kと言われるアニメ映画をすべて見たことになります。どの映画にも良さがあって素晴らしいと思います。比較してどれが良かったか順位をつけるのは野暮なのでしたくないです。「この世界の片隅に」は「君の名は。」や「聲の形」と比べて明らかにお金がかかってなさそうでしたが、それでもここまで感動する映画を作れてすごいです。
映画のタイトルに助詞が多くて文章書きにくい・・・w