aikoのライブツアーLLR8も最終日まで終わってしまって、実は骨折していたという驚きの情報までありました。ちょっと日が開いてしまいましたが、最終日前日の2017/9/6のZepp東京公演に行っていたので、ライブの感想を書いてみますね。
LLR8 2017/9/6 Zepp東京のライブ感想
ライブ前
この日の東京は雨が少し降っていましたが、涼しくてライブハウスでのライブには良かったのかもしれません。雨なので私もZepp東京の隣にあるトヨタの車のある建物で雨宿りしたりしてました。いつも以上に入場列がバラバラっとなってしまって、入場に時間がかかったような気がします。aikoの入場がグダグダで押すのはいつものことですけどね。
今回は一般発売で取ったチケットなので、すごーく後ろの番号でした。Zepp東京ではA1~A2200ぐらいがファンクラブチケットで、B1~B400ぐらいが一般チケットだったようです。私はB番台でしたよ。なので、余裕ぶっこいてZeppの中のロッカーを使ったり、ライブ前にドリンクチケットを交換したり、ももクロの緑色の有安杏果さんから来たお花の写真を撮ったりしてました。
杏果ちゃんはまじでaikoファンで、ソロ活動ではaikoからの影響を強く感じさせているようです。その隣には、aikoがよくラジオでお世話になっている山里亮太さんからのお花もありますね。
ホール内には一番後ろのドアじゃなくて、上手側の1つ目の段差あたりにあるドアから入ったのですが、すでに人がたくさんいたので、入り口付近でスタンバイするしかなかったです。ライブハウスではポジショニングが超重要ですけど、やっぱり番号悪いと厳しいなぁ、ライブ始まったら少し動かないかな?と思っていました。
ライブ本編
今回は新潟や仙台のときと違ってステージに幕もあって、オープニング映像もちゃんと流れてました。ライブが始まったときに前の方にいる人たちがギュッと花道方向に寄っていってスペースができたので、ラッキーなことに花道近くまで私も上がっていくことができましたよ。Zeppのフロアガイドの絵にaikoライブの配置を書き込んでみたのですが、この赤矢印のルートで柵の隙間を縫って近づいていった感じです。
一般発売の番号でもaikoの近くに行けるチャンスがあるということで、最前を取れるぐらいの極端に良い番号以外は実はあまり変わらないのかもしれませんね。けれど、背の低い人でも見やすいPA席横の段差1の一番前もある程度良い番号じゃないと確保できないかな。
そんな感じで1曲目のときにかなりいいポジションに行くことができて、テンションがさらに上がってきました。彼の落書き、染まる夢、相合傘、赤いランプというアップテンポな曲でスタートしていきました。aikoの服装は上下ともに黒色で、ズボンはやぶけてましたよ。
久しぶりの1日目のセットリストでの参戦ですけど、前よりも盛り上がったスタートだと思いました。ただ、夏休みに参戦した小箱の新潟や仙台のときほどの熱気ではなくて、aikoのためにももっと盛り上げないと!と感じました。花道前に来たaikoも「もっとこいよ!」というジェスチャーをよくしてましたし。
ただ、私にできることはそんなになくて、MCで面白い話題の掛け声を掛けることもできず、腕を頭上に上げて大きめのアクションで手拍子したり手を降ったり、たまに「あいこー!」って声掛けするぐらいでした。たくさんいる観客の2500人分の1に過ぎませんが、後ろの人からも盛り上がっている人が視界に入れば、会場が盛り上がっている雰囲気に近づいていくかなと思ってやってましたよ。よく観客みんなで一緒にライブを作っていきましょうと言ってますが、そういう気持ちで少しでもaikoを盛り上げていこうと考えていました。
MCですが、aikoは今日で555回目のライブということを話していて、「初めてaikoのライブに来た人?」とお客さんに尋ねていたのですが、そこで「初めては痛いけど、だんだん楽しくなる」と言ってて、下ネタを絡めていくかという感じで面白かったです。
また、スペインからaikoのライブに来たというコケさんという方がaikoに話しかけてました。コケさんがaikoに「you and me both」をリクエストして、aikoがアカペラで歌ってくれたのに私も感激しました。aikoは歌詞が出てこなくて鼻歌になってた部分も多かったけど、それでもいきなりであれだけ歌えるのはプロだなあと感じました。
あと、パソコン関係の仕事をしてる人とaikoが話してた時は、i-mode時代から続いているaikoメール(あいこめ)のサイトを、ガラケーとスマホ両方で同じコンテンツを見られるように移行するのが難しくて困っているという「あいこめ問題」があると、aikoが話してました。私だったらもうガラケーは切り捨ててしまいたいと思うし、このブログはガラケーや古いPCやスマホからだと見れないor表示が崩れてるくらいです。aikoはできるだけたくさんの人にaikoメールを見てもらいたいという優しい人ですね~。
今回やった曲の感想ですけど、そう言えば「相合傘」はいつもの光るタンバリンがなかったですね。忘れ物したのでしょうか?でも、みんなで裏打ちで手拍子したり、Bメロではaikoと同じフリで手を下から上に上げたりして、とても盛り上がったと思います。
あと、中盤で「線香花火」~「微熱」~「それだけ」のゆっくりとした曲が続く流れではaikoの歌い上げる姿に引き込まれました。特に「微熱」のしっとりとしたジャジーな雰囲気の歌が好きです。切ない歌詞とポップなサウンドで盛り上がるべきか、じっとして聴いたほうが良いか迷う「透明ドロップ」も今回は前の方にいたし盛り上がって行きましたよ。
中盤~終盤では「冷凍便」で激しく踊っているキーボードの井澤さんの姿が面白かったです。冷凍便はリズムが良くて私も踊ってましたよ。スルメ曲ですよね。LLR8では久しぶりに聴いたような気がする「愛の病」や「帽子と水着と水平線」もやっぱり盛り上がって、ついつい口ずさんでしまいます。前半に感じた盛り上がりの物足りなさもなくなって、後半では会場全体で熱くなっていたと思います。
コールアンドレスポンスでは、「今日の夜1時から不毛な議論のラジオ聞く人?」というのをやけに観客に聞いているなと思ったら、2階席の一番前に山里亮太さんがいましたね。普通に立ってライブを見てて、コールアンドレスポンスでメガネ!いえーい!とやっていたしとても楽しそうでしたよ。山ちゃんが観客の視線を集めていたときに、aikoは「aikoの方を見て!」と嫉妬してました。
aikoさんは「赤面のどちんこ」というラジオネームで下ネタを投稿しているみたいで、こんなち○こは嫌だ!というお題では「どうみても○○○」というネタが採用されたことがあったみたいです。○○○の部分に入る有名人の名前はインターネットに書くなと言っていたので書きませんけど。aikoさんそのうち炎上してしまわないかヒヤヒヤですよ。。。
ライブ本編は「Loveletter」「be master of life」「あたしの向こう」で会場が一体になって締めくくられました。「be master of life」では曲中にバンドメンバー紹介のソロがあって、「そしてボーカルはー?」「あいこー!」という会場からの大きな歓声。aikoが足をドンっ!とやって最後の大サビが始まるという、いつ見ても最高なライブでした。
アンコールとダブルアンコール
アンコールになって1曲目が「ああああ~恋をした~のは~」というaikoのボーカルで始まって、「わぁー!」っていう観客の静かな歓声がありました。今までのLLR8では歌ってこなかった「恋をしたのは」をここでようやく聴けて私も嬉しかったです。この曲はaikoの楽曲の中でも特別なクオリティの曲だと思うんですよね。聴いてて鳥肌が立って泣けてきました。映画「聲の形」の主題歌でしたが、私も映画館で聲の形を見て泣いたこともあって、とても泣けてくる歌です。
ただ、この曲はaikoが少し歌いづらそうで喉にダメージを受ける歌なのかな?と感じるところもありました。大サビ終わりの「ダーリンー!」という伸ばす部分で声を出しきれなかったのもあったし。喉の寿命を削って歌っているような壮絶さすら感じました。人気のある歌ですけど、これからもツアーで毎回歌うというのではなくて、たまに歌うようなレア曲になる可能性もありますよね。ライブでまだ聴いたことがない人も多くて、歌ってくれることを待望している人たくさんいそうですが。。。
「恋をしたのは」の後のMCでは、アンコールの1曲目にバラードを歌ってもいいか、ライブをやってみてお客さんとの距離感が近くなっていたら歌おうと決めることになっていて、バンドメンバーは何の曲になるかわからなくてヒヤヒヤしていたと話してました。結果、バラードの「恋をしたのは」をやってくれたので、aikoも今日の観客の盛り上がりを感じてくれたんだと思います。私もアンコール前には今までよりも声を出して「あいこ!あいこ!」コールしてたので、それがaikoに届いてくれたんだと思って嬉しくなりました。
その後は「二人」「ボーイフレンド」があって、ダブルアンコールでは「ジェット」「恋愛ジャンキー」もやってくれました。個人的な意見ですがボーイフレンドでは、サビの「あーテトラポット登って~」のあーの部分だけじゃなくて、もっとみんなで声出して歌ってもいいのではないかと思いますよー。
それにしても、観客からaikoへの声の大きさがすごくて、aikoがみんなから愛されているんだなと思いましたよ(同じことを前にもブログに書いたかもしれない)。私もTシャツもタオルもおパンツもびしょびしょで完全燃焼したと思います。帰りは途中のトイレで全部着替えて帰りました。aikoライブで着る服は全部着替え持っていった方がいいですね!
セットリスト
終演後、Zeppの外に設置されていたセットリストのボードの写真を撮ってきましたよ。セトリボードの下の隙間が結構広いですが、まだまだ歌ってくれる可能性もあるのでしょうか?
aiko Love Like Rock vol.8 2017/9/6 Zepp東京 セットリスト
1.彼の落書き
2.染まる夢
3.相合傘
4.赤いランプ
5.キスが巡る
6.なんて一日
7.プラマイ
8.線香花火
9.微熱
10.それだけ
11.密かなさよならの仕方
12.透明ドロップ
13.冷凍便
14.愛の病
15.帽子と水着と水平線
16.Loveletter
17.be master of life
18.あたしの向こう
(途中で「you and me both」のアカペラあり)
アンコール
19.恋をしたのは
20.二人
21.ボーイフレンド
ダブルアンコール
22.ジェット
23.恋愛ジャンキー
おわりに
この記事を書く時に、LLR8の最初の方に行った公演の記事を読み返したりしてみたんですけど、やっぱり最初の頃よりも熱量がアップしてて、aikoやバンドメンバーのパフォーマンスが熟成されてきているだけでなくて、ファンの方もさらに熱くなってきたのかなと思いました。
一つのツアーで最初の方と最後の方どっちも参戦してみると、色々と発見があっておもしろいですね。最初の方はたらちゃんや井澤さんといった新バンドメンバーがまだフィットしきれてないのかな?と思うところもありましたが、最後の方はすごくまとまっているロックバンドになっていて、演奏もとても素晴らしいものだったと思いましたよ。他のアーティスト・バンドのファンにもaikoのライブハウスでのライブを見てもらいたいなあ。どう感じるのでしょうか。
最終日ではaikoさんが実は新潟でのライブ中に骨折してたという告白があったそうですが、追加公演の発表はなかったみたいです。10月29日(日)に横浜アリーナで開催される「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in横浜アリーナ2017」というライブイベントに出演することは発表されましたけど、ソロライブはしばらくなさそうですね。
年越しライブがあれば行きたいですけど、新潟ライブのときに年越しライブについて、会場確保に何年も前から準備しなきゃいけないと言っていた話しっぷりからは無さそうな気がしたし、デビュー20周年イヤーとなる2018年まで次のライブはお預けでしょうか。LLR8は一般発売が意外と当たって6回も行けたので、その貯金で生き延びていこうと思います。